chatGPTが大幅アップデート!利用方法と神アップデートの内容とは
2024年1月11日、みんな大好きchatGPTに大幅なアップデートがありました。
ちまたでは『神アプデきた!』との呼び声高いその内容をお伝えします。
2024年1月chatGPTのアップデートの内容とは?
どんなアップデートなの?
今回のアップデートの内容は大きく2点!
1.chatGPT Teamプランが使えるようになった
2.chatGPTStoreが解禁された
これです!どっちもすんごいんです!
どれぐらいすごいかと言うとО谷翔平の二刀流ぐらい!
それでは詳しく見ていきましょう。
1.chatGPT Teamプランができた
「chatGPT Team」・・この言葉だけ聞くと、「みんなで一緒に使えるようになっただけなんじゃ?」って思いますよね?
まぁその要素もあるんですが、内容は以下のようになっています。
1.コンテキストウィンドウの向上16000トークンが32000トークンになった(倍になった)。
→これで従来のものより回答の質・量ともアップ、送れるプロンプトも多くなります
2.メッセージの回数の上限の向上
これまでは3時間で40メッセージだったのが、3時間で100メッセージと2.5倍に大幅アップ
→これまでchatGPTを使いこなそうと頑張っていても、途中で『上限に達しました。〇時〇分以降に再度ご利用ください』みたいなメッセージが流れてきて放心状態の時間を過ごしたのは私だけではないはず。
こういったことがかなり解消されます!
3.会話のトレーニングを行わない
→これまではchatGPTを使っていると自動的にその内容がOpenAIの方に蓄積され、そのトレーニングに利用されるという仕様になっていました。
(一応その機能はオフにできますが、そうすると自分の履歴も非表示になるので実質オフにはしにくい状態だった)
しかし、この「chatGPT Team」で使うとその心配が無用になります。
おそらくこのことは"企業内でのchatGPTの利用率があがる"ことに繋がるんじゃないかなと思いますね。
機密情報や社外秘といった情報も取扱いやすくなるためです。
4.チーム用の安全な作業スペースを作れるようになった
1アカウントで複数の人(ユーザー)で使えるようになりました
「chatGPT Team」とは一言でいうとこれまでのchatGPT PLUS(有料プラン)の全機能に加えてこのような新しい機能が使えるようになるということです。
ハッキリ言って「メッセージ回数の上限が2.5倍」になっただけでもかなりいい。
さらには今後chatGPTのアップデートが優先的に適用されるようになるようです。
chatGPTの最新情報をつかんでいきたいという人には必須のプランになりそうですね。
これからのAIは動画生成能力が爆発的に伸びていくとみられていますが、GPTに動画を読み込ませるようにできるようになる、といった新機能もTeamプランの人が先行して使えるようになるかもしれません。
chatGPT Teamプランの料金
現在有料版のchatGPT4(Plus)は月額払いで20ドル。
chatGPT Teamプランはは月額払いで30ドルです。
利用頻度や今後の可能性をどうみるかですが、私はその10ドルに十分払う価値があると思います。
注意点として、現在では2ユーザーからとなっているので、一緒にやってくれる人がいない場合は60ドル必要なようです(ぼっちツラい。。)
2.chatGPTStoreが解禁された
次に2つ目のchatGPTStoreの解禁についてみていきましょう。
これは一言でいうと[GPTsを公開して収益化することができるようになる]ということです。
GPTsとは?
自分でオリジナルのchatGPTを簡単に作れる機能のこと(公開もできる)
例えばSNSへの投稿文を考える専用のchatGPTをつくったり、画像生成を作る専用のchatGPTを作ったりすることができる
GPTsはなにがすごいの?
GPTsのメリットはプログラムなどの専門知識がなくてもノーコードで誰でも作れてしまうところです。
デフォルトのchatGPTは毎回多くの指示を出したり資料をアップロードする必要があって面倒なところがありましたよね?
例えば「youtubeのタイトルを作るならこのプロンプト」「デザインを作るならこのプロンプト」といった具合に指示を出す必要がありました。
それをそれぞれのGPTsを使えば、一言で簡単に作ることが可能になります。
GPTsは公開せずに自分だけで使うこともできるし、公開してみんなに使ってもらうこともできます。
GPTsはその機能が公開されてからまだ2ヶ月ですが、すでに世界中でなんと300万種類!も作られているみたいです。
勢いのすごさがわかりますね。
chatGPTStoreとは?
そして今回のchatGPTStoreのリリース。
これからは優秀なチャットボットを作った人に収益が分配されるようになるということです。
これによってみんなが競って優秀なチャットボット(GPTs)を作るようになり、それによってchatGPTにユーザも増えていくという図式ができあがったと思います。
収益化プログラムについては2024年1月現在、「3ヶ月以内にスタートされる」とアナウンスされているので先行してアメリカで開始されて順次日本でも利用できるようになると思われます。
細かいところですが、いままでGPTsで検索をするとき、全世界のものを対象にしていたのが、左上の「Global Viewボタン」ができたことで日本のものに絞ることができるようになったのも嬉しいポイントです。
このchatGPTStore、もともと2023年11月に解禁予定でしたが、OpenAIのクーデター(CEOのサム・アルトマン(Sam Altman)氏の解任騒動)の影響※で遅れていたようですね。
※注 2023年11月17日に取締役会によってサム・アルトマンが解任させられたが多数の社員による講義で21日に復職した事件
chatGPTsの注意点
最後に注意点として、
・chatGPTStoreの利用を含め、GPTsを作るのも使うのもchatGPT PLUS(有料版)に限られます。
・名前やロゴに商標を使うことはできません(作成時の"NAME"のところにいれないよう注意)
ここに例えば「OpenAI」といったような言葉をいれてGPTsを作ってしまうとアカウントが停止(アカBAN)される可能性もあるようです。
##まとめ
日本では認知度は高いけど、まだ使いこなしている人は少ないというイメージのchatGPT。
今回のアップデートで今後の普及や機能向上にますます期待できるものになったと思います。
本当にそのうち「Google?あー使ったことないわ、、」なんて人が出てくるかもしれませんね。