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タイタニックを見てきた話。

 2週間限定で復活上映された話題のタイタニック。先日見てきたので記録として書き残しておきます!

最初に言ってしまいますが、予想以上の面白さと切なさで大大大号泣でした😭
ラブストーリーに振り切った作品なのかと思っていたら、タイタニック号で何が起こったのかをリアルに想像できる映画で、ハラハラドキドキが止まらない3時間でした。

 タイタニック号は夜中に氷山にぶつかり、沈没が確実になります。しかし見栄えの問題から備え付けの避難用ボートの数が圧倒的に少なく、一等客の女性や子どもだけが優先的に避難できる状況でした。二等客や三等客は甲板に出ないように閉じ込められてしまいます。水位はどんどん高くなり、タイタニック号は大きく傾いて真っ二つに割れてしまいます。
そんな中でも、最後まで祈りの言葉を唱え続けた神父、彼にすがる乗客たち、水が迫る中静かにベッドで死を待つ老夫婦、「紳士たるもの」と避難を拒み正装で最後を迎えた一等客の男性、一等客ではないため避難を諦めて幼い子供たちに語りかける母親、沈没の直前まで演奏を続けた音楽隊などがこの映画には登場します。神父や老夫婦、一等客の男性、音楽隊は実在で、wikipediaに名前が記載されています。

 彼らを見て、もし私がタイタニック号に乗っていたら、「あと数分で確実に死ぬ」という場面に陥ったら、どのような行動を取るのだろうかと想像しました。
自分が神父であっても、誰かの妻であっても、紳士であっても、誰かの母親であっても、音楽隊の一員であっても、きっと私は避難を急いでしまうと思います。助からないと分かっていても冷静に死を待つということを今の私は想像できません。そう思うと、劇場で見ていて涙が止まりませんでした。

 しかし、映画を見終わった後に「自分の命よりも大事にしたいもの」を守り抜いた人々が実在したということを知ってさらに驚き、感動しました。

 そして、彼らの存在を今の私たちが知っているということはタイタニック号の生存者が、そういう行動を取った人がいたと証言したおかげだと思います。それも、よくよく考えればすごいことではないでしょうか?真っ暗な冬の海に放り出されたあと、船内の様子を思い出して言葉にするのも、実はものすごいことなんじゃないかと思ってしまいました。

 大画面で、タイタニックを見ることができて素敵な経験でした!

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