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【Stable Diffusion】ガチャ・インペイント・マスクで確実にキラUR化する奥義【URのキラカード化】

Stable Diffusionでガチャ・インペイント・マスクで確実にキラUR化する奥義が分かったので公開します。

と言っても人力なので少し時間はかかります。が、(もちろん使ってもいいけど)コントロールネットを使わないし、(もちろん使ってもいいけど)プロンプトエンジニアリングも不要、基本に忠実なので誰でもできると思います。というかすでに言われなくてもやってる人多そう。

とにかくスタート~~~!!!

キラキラレボリューションURって何?


そもそもキラキラレボリューションURとは何ですか?(名前は適当w)

UR(最高次レアリティ)の成果物がさらに進化してキラカード化したもの

キラURとは、単にURですでにご満悦なものをさらにもう一段階進化させてしまい、自分の性癖どストライクの自分の人生のソウルコレクションの一つに鎮座するかのようなことです。替えの利かないコレクションです。代表作

漫画のトリコでいうフルコースに入るみたいなことですね。それを生み出すために生きているといっても過言ではない、出会えてよかった人生の決め手になるようなマイベストを制作できるということです。人生の意味を決定づけるし、また、再発見するということでもあります。

大げさでしょうか?AIと共同すればそれが一般人でも効率化して可能になるという発想のおもしろい世界線です。

創作の基本中の基本は、自分が世界一楽しんで没入してやって結果に固執していないときに、何かしらの特異点を通過し生まれ得た創作が自分にとっての本当の意味での創作だと思います。AIに手伝ってもらい、商業的な物差しで測れない、自分自身の替えの利かない物差しで見た、本当の意味での自己評価を創って行きませんか?

SNS等の集いは創作の場ではなくて、一時的な人と人とのコミュニケーションの円滑の場です。情報交換と収集の場です。ある一定期間それが人生の目的ならばそちらで活動をし、そうでないなら創作を通して自己に向き合う形で内面を体感してみましょう。人生は長いので^^
気づいていなかった新たな発見しかないと思います。

実際にやってみた


前置き
LoRAは絵柄(特徴)の固定ができる反面バリエーション難があり、驚きと創作の幅が減るので今回は使いません。(人の顔など)呼び出すものを上書きするタイプのLoRAはライオンデータセットのバリエーションとトレードオフです。
また、ぼくはゲーム脳なのでいかに楽しくできるか?しか考えません。最高効率でいかに欲しいのもの(レア)をゲットできるか?というエンタメだとらえています。なので単純にガチャを楽しんでいます^^

おさらい
まずはおさらいです。t2iガチャの結果には以下の3種類があります。

  • 【UR】ほぼパーフェクトな良くできたもの

  • 【SSR】(省くにはもったいない)魅力があるもの

  • 【その他】(今回は縁が無かった閾値を下回る)それ以外すべて

ここまでは単純ですね。次に【キラカード化】についてです。
上記のURをさらに精錬するとキラカード化して【キラUR】に系統進化しますので、その個人的なやり方を紹介します。

URが出た場合


1つ目は出だし好調でURが出てしまった場合の話です。


それぞれの人にとってのURなので、ここでは例えとしてわかりやすいリアルモデルの「顔」を主題にしますが、自分の求めるものに置き換えてください。

一度に画像全体ではなく、一度に部分的に確定していくやり方の解説になります。URを部分ごとに確定してあげてあとでマスク合成して清書します。

  1. t2iガチャで主題だけをみてURか判別する

  2. そのURの主題以外をインペイントガチャして部分的に確定する

  3. 画像編集ソフトでレイヤーマスクを使いながら手動で合成する

  4. つぎはぎざっくりコラをインペイント清書する

  5. (3)と(4)を何度か繰り返して最後に追い清書して完成

順に解説します。

オレのターン!ドロー!

1. t2iガチャで主題(例:顔)だけをみてURか判別する

何十回かt2iを回したらURが出たの図

上画像は何十回かt2iを回して偶然出させていただいたURです。(主題の顔と副題の藤)これを使って説明します。思った以上に構図が良いので少しの編集しかしませんが、流れはわかるかなと思います。本当はもっとキメラっててても力技で変形できるので大丈夫です。

求める要素が少ないほどUR率が高まるので1つのテーマに絞って後から付け足していきます。顔でいうと眼鼻口だけでUR判定をします。主題がURならばその他がどれだけひん曲がってようともURです。主題以外は後から何とでもなるし、途中で折り合いをつけることもできるからですね。しかし、キラ化するかどうかの決め手である『主題』にはこだわりを持ちます。ここで主題を確定した後、最後まで守り切って完成させるというのがコツです。


2. そのURの主題以外をインペイントガチャして部分的に確定する

主題をインペイントマスクして保護し、主題以外をガチャします。
「Inpaint not masked」と「Only masked」を選択します。

主題(眼鼻口)をインペイントマスクして保護します。「Inpaint not masked」と「Only masked」を選択します。
始めは1枚からスタートしてDenoising strength(以下DS)を調整して枚数を出力して選びます。DSが決まったら一度に何十枚か出してみて気に入ったものを選びます。

その際、眼鼻口以外のいいとこどりをしたいので、そういう目線で判断します。体形はこの出力から、顎はこの出力から、肩はこの出力から、背景はこの出力から、ヘアスタイルは...というような目線です。顔位置が固定されているのでその他のパーツが合成しやすい位置に来ます。眼鼻口に近いところから固定するとうまくいきやすいです。眼鼻口 → 顎と頬と前髪 → 髪と頭と首と肩、みたいなことです。

JPEGView は枠がないから見比べるのにもオヌヌメ。個人設定からサイズ指定できます。

その際に便利なのが、見比べるための画像ビュアです。ぼくが使っているのは JPEGView です。PureRef でもいいかもしれません。

合成元素材を数枚集めたらGimpなどの画像編集ソフトで合成します。

3. 画像編集ソフトでレイヤーマスクを使いながら手動で合成する

簡単なペイントをして、インペイントi2iで補完します。
数枚のいいとこどりをするために、「レイヤーマスクの追加」を使いましょう。
あとは、「可視部分をレイヤーに」もたまに使います。
完全透明を選択してペイントツールで白色で塗ります。
レイヤーマスクでいいとこどりをした図

何から何までガチャだけでやるのは非効率です。最高効率なのは、ざっくりペイントやざっくりコラをしてインぺ清書するのが正解です。いらないものはペイントでざっくりと背景と溶け込ませたりしておきます。

インペイント(Clip)のしくみではそこに女性がいるなら女性を女性として認識してくれます。白い服を着てるであろうところを白く塗りつぶしておくと、白い服を認識しやすくなります。精密コラでなくて雑コラでも十分清書できますので雑で十分です。

〇画像編集ソフトでできること

  • いいとこどりのコラージュ

  • 適当ペイント

  • ワープ、移動、回転、拡縮等の通常の画像編集

を適宜使って素材を加工します。どうやるかの具体的なことはBingAIとかGoogleに聞いてみましょう。

4. つぎはぎざっくりコラをインペイント清書する


前回のインペイントマスクがそのまま使えます。「移動」となっているのを要確認!
前髪等せっかくコラージュした残したい部分もマスクして保護します。

webUIのインペイント欄にドロップすると、前回のインペイントマスクがそのまま使えますので、「Inpaint not masked」を使ってガチャします。なおその時に、せっかく確定したUR部分を変更したくないので、変えたくないところをこれまたざっくりインペイントマスクで保護します。

DSをいろいろ試して枚数を出すと、思っても見なかったなかなかいいアイデアの画像がたまに出ます。そういう進路変更が生まれて楽しいと思います。


5. (3)と(4)を何度か繰り返して最後に追い清書して完成


(3)と(4)を何度か繰り返しつつ、部分確定を終えてうまくいったら、最後に主題以外をDS0.2以下ぐらいでうっすらとインぺ清書したら完成です。


見る目を養えば若干効率化します。(もちろんそれが楽しければの話です)

手順は以上です。すでにやっている普通の事だったかもしれませんね。

大きな違いは、キラURを作っているという自覚と、その手順の効率化にあります。顔を例に挙げると、眼鼻口だけ確定したらあとは自動的にすべてうまくいきますが、逆に主題ではない部分から確定していってしまうと、最後の最後に無限ガチャの罠にはまってうんざりして、何でもいいやと思ってしまうのでそれをしないというところがポイントです。特に面積の小さなガチャは変わり映えのしないものを何百枚も見てるとどれがいいのやらさっぱりわからず、結局妥協してしまいます。

罠カード発動!無限ガチャ地獄!カードを1000枚引き、すべて墓地に捨てる!

何でも良いと思えるものが本当に自分の人生を決定づけるものなのでしょうか?いいえ。

(主題という)最も欲しいものこそ全力で求めましょう。
最初はわずか64×64px程度かもしれませんが、そこから徐々に他の部分を決定します。自分が欲しい物(主題)をこそ狙ってそれ以外は全部後回しにします。

確定で最高効率を出すにはどうすればいいのか?ということです。

追記:
Windows標準ソフトの「ペイント3D」で背景が透過する画像の作り方
を参考に、人物を切り抜いて別で出力した背景画像と合わせるととてもいい感じにできますね。人と背景を同時にやろうとするとなかなかに大変ですけど、別で出して後で合成してインぺ清書するなら楽ちんになります。

結果

0から2時間でキラURを1枚ゲットできたの図。

←左 元UR、キラUR 右→

0から2時間で完成というのはぼく的には十分早いと思いますがいかがでしょうか?集中してるので一瞬ですね。
欲を言うと頭が少し長いかな?藤もなんか変かな?AIが進歩すれば、後から編集もできると思うので主題だけ守ってれば後は何でもいいかなと思います。
普段使わないプロンプトでしたので、これがキラURか?と聞かれるとぼく的には「まぁまぁそう」としか言えませんが、手順の公開が目的なので今回はこれで十分です。

ガチャ、コントロールネット、ローラ、ハイレゾフィックスなどなど様々な方法を駆使しても本当に2時間でこの右側のレベル(自分の美意識に合うレベルの絵)の画像が確実に出せるのか?といえば、それは難しいと思います。現状のぼくが知る範囲では。

他にいい方法があればぜひ教えてください。すぐ切り替えます^^

追記:
忘れてましたが、実際にはこの一連の方法はかなり奇抜なガチャ(ガチャ好きなので)をするために生まれたやり方です。今回はURが初めからいい構図が出てしまったので、立たせるとか大きな構図の変化をしませんでしたが立たせたり座らせたり体をひねらせたりを眼鼻口固定でDS0.9ぐらいでガチャって構図を変化させたりもします。その説明をし忘れました。
なので、本当の意味で主題だけが決まれば、あとは移動したり拡大縮小回転させたりできますので、そこから奇抜な構図ガチャをして作れるからどんなにキメラってても力技でキラ化できるからすごいぞ、しかも結構短時間でと言う趣旨でした


SSRが出た場合


2つ目はSSRを調理してURにできないか?という発想です。

オレのターン!魔法カード発動!手札のSSRを墓地に送り、生贄召喚!来い!オレのUR!

これは単純に当たりを引くまで主題のみのインペイントで高回転ガチャをするというだけです。DSを0.5以下にして近似を狙うパターンと、0.75以上にして偶然を狙う方法があります。もともとがSSRなのでURに変化する率はとても高い(t2i直だしとは雲泥の差)と感じます。

「Only masked」を選択するとインペイント範囲だけを錬成しますので気持ち時短かなと思います。
URさえ出てしまえばあとは上記の手順でキラ化できます。

これはみんな普通にしてると思いますので説明は以上になります。

強いて言うならば、出力したままで使っていなかった別のUR画像の主題(ここでは顔)だけをマスクで雑コラをするというのも出来なくもないです。例えば、眼鼻口だけを切り取って回転、拡大縮小、色合わせして張り付けてなじませると違和感なく感じるかもしれません。時短です。(移植)

まとめと感想


毎日SDで生成している人にとっては結構当たり前な手順だったかもしれませんけど、ぼく的にはこの手順で普通のURではなくて、キラURを確定で出せるようになったのでシェアしたいと思いまとめました。

インぺガチ勢
「インペイントを制す者が世界を制す。じょうしきだよね(顔圧)」

と個人的には思っているので好きなガチャと好きなインペイントでキラURを確実に最短で作るためにマスクコラをしてます、という個人的な方法を伝授しました。
他の方法でもいいので、キラカード化しませんか?

SSRやURは出せてもキラカード化までするという発想はあまり行かないのではないでしょうか?これはぼくが思いついたことではなくて教えてもらった企画です。AIをそういう進化の最善策として活用するのはもはや不可避という一種の意識改革というお話です。

『これまでとこれからの自分の人生に乾杯』と言えるような、自分にとっての奇跡の一枚を生成AIで実際に実現しませんか?面白そうでしょ?


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話は変わり、
AI開発チームのおかげでStable Diffusion が自宅やクラウドサービスで無料で試せるようになりましたね。多くの方がAIって何?おもしろそうと無料で体験できるという奇跡的なことが普通のことになったと思いますね。

その次のタームでは、AIの広報チームの活躍のおかげでAIブームに火が付き、AIの注目度が過去Maxになり、AIの話題に事欠かない世界になったと思います。彼、彼女たちのおかげで認知度は十分になったかなと思いますね。

さあそろそろその次のタームに入ります。次はたぶんクリエイターチームか何かの出番なのかなと思いますね。
広報と宣伝も開発も常時行いつつ参加チームが増えるのではないでしょうか?

ぼくもどうなるか知らないのでこれから楽しみです。まだ見ぬAIの姿を見させていただけることを楽しみに待ちたいと思います。


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