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2023年の生成AIを振り返る



2023年の生成AIの展開

2023年はChatGPTで始まり、おおむね、以下のような展開となりました。

  • 2月 OpenAI ChatGPT 1億人突破(ロイター報道)

  • 2月 Microsoft BingにBIng Chatを導入

  • 3月 OpenAI GPT APIの公開(開発可能に)

  • 3月 OpenAI GPT-4の公開(人間に匹敵する生成AIの登場)

  • 9月 OpenAI GPT-4Vの公開(画像入力)

  • 11月 OpenAI GPT-4 AllTools/GPTsの公開(多様なツールが一本化、生成AIエコシステム)

  • 12月 Google Gemini Proの公開(Gemini Ultraのデモ公開)

2023年の生成AIの勝ち組はOpenAI, Microsoft, NVidiaということになりました。

2024年の生成AIの動向

  • 映像生成AI: 2023年末からPika 1.0とか動画生成AIが出てきた。GeminiもマルチモーダルAIなので、マルチモーダル、とくに未開拓の映像生成が話題になりそう。

  • 巨大IT企業の覇権争い:GPT vs Geminiは熾烈な戦いになりそう。Microsoftと同様に15万台もNVidia H100を買っているという噂のMetaはOSSで勝負するようだ。

  • エコシステム: GPT APIとGPTsで囲い込むOpenAIが先行する。Googleはこの本丸で勝負するのか、あるいはDuet AIなどのGoogle サービス付加価値化、Gemini Nanoなどのスマホで勝負するかが見どころ。しかし、本丸で勝負しきれないと厳しいとみる

  • Google Geminiは意外にたいしたことないのではないかと見くびられている。Gemini Ultraの公開が待たれる。Googleでだめなら、今年もNVidia/OpenAI/Microsoftの年になるのだろうか。

参考文献


OpenAIのAIリリース年表: https://note.com/npaka/n/nb07639ad8fb1


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