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イマここに生きる!オーガニックオーダー、暦のお話〈寒露 次候「菊花開(きくのはなひらく)」〉

2020年10月8日~12日 七十二候 第50候〈寒露 〉次候「菊花開(きくのはなひらく)」
「菊の花が咲くころ」の意です。

秋から冬にかけては菊の開花期です。

とはいえ菊は種類や品種が多く、実は1年中何かしらかの菊の花を観賞できるのだそうですよ。日本画のモチーフとしても印象が強いのですが、身近なお花だったからかも知れませんね。

トップ画にも使用しました秋の花の代表、コスモスも菊科です。

そしてゴージャスなイメージのダリアも菊科ですよ。

ところで菊はどんな花?

学名 Chrysanthemum
科・属名 キク科・キク属
英名 Chrysanthemum
Mum
原産地 北半球各地
開花期 主に秋~冬 ※種類・品種によって異なる

葉っぱは楕円形で、波状に切れ込みが入り、葉の縁にはギザギザがあります。花びらは一重もしくは八重。大きさによって「大菊」「中菊」「小菊」の3タイプに分けられます。

展示会に出るような大きな菊も見物ですが、野に咲く小菊もまた華憐で美しいものですね。

菊科のハーブ


■カモミール

ローマン・カモミール、ジャーマン・カモミール等、種類がいくつもあります。

優しい味のカモミールティーは、リラックス系のハーブティーにはお馴染みです。お湯を注ぐと「ふわー」っと優しい香りが漂い、花畑のような優しい色がポットやカップに拡がっていくのをみるのは格別なゆったりタイムですね。

種類によって、そして産地によっても味わいは違いますが、ローマン・カモミールはフルーティな甘さとさわやかさがあり、優しくリフレッシュさせてくれます。

エッセンシャルオイルのラインナップでも定番、ストレスが強く、不安やイライラ、不眠があるときに状態を緩和させてくれると言われます。抗感染、消炎作用、ニキビやおできなどの皮膚トラブルがあるときなどもブレンドされます。肝臓の働きを向上させるとも言われます。※肌の弱い方、キクアレルギーがある方は注意。

■ヘリクリサム

日本ではあまり馴染みがないかもしれませんが、フランスでは「永遠」の名で知られている貴重なエッセンシャルオイルのひとつです。

わたしはドテラ社の顧問ドクターから、皮膚の再生にはヘリクリサムのブレンドをと勧められました。

潜在意識をおだやかにして、怒りを鎮めるのを手伝ってくれると言われます。疲労時に芳香浴も良いですね。

最もシンプルな芳香浴は、お湯を注いだカップにエッセンシャルオイルを一滴たらすものです。落ち着きたいなというときに簡単にセッティングできて、リラックスできますよ。

なかなか収められない怒りをもてあましたときは、ディフューザーでお部屋に香りを満たして、心を落ち着けるお手伝いをしてもらいましょう。

消炎剤としても期待されており、関節、筋肉の痛みや打撲、体の炎症にも良いとされています。

抗菌作用や抗ウィルス作用(種類による)もあるとされ、虫さされにも用いられてきました。

日本でも古来より蚊除けに除虫菊が使われていましたね。

こうしてみてみると、菊科のハーブには“悪いものを寄せ付けない”という本質的な力強さと清々しさがあるように観じます。

持て余す怒りやストレスも、観じてみれば害虫やウィルス、悪い菌のように害なすものとなりますから、本質的なところで同じかもしれません。

生活の様々なシーンで、菊科のハーブや、生花にも助けてもらえそうですね。

※参考文献

ナチュラルハーモニー&サイエンス エッセンシャルオイル家庭医学事典より抜粋。

※西洋では治癒に用いられる精油も、日本では法律により、雑貨として扱われます。薬機法により“西洋医学の薬の代用となりそうな表現“は使えませんが、普段は抵触を避けるため使わない表現も、上記の翻訳書の抜粋ということでご紹介させて頂いております。

誤解多きこのこもキク科

誤解多き野草、その名もセイタカアワダチソウ。

もっと群生しているところが撮りたかったのですが…。

秋の草といえば、お庭のお手入れのときに悩まされている方もおられるかもしれない、このセイタカアワダチソウ。
曼珠沙華が終わったあとの野や川原を、今度はミモザのような黄色に染め上げます。

秋の花粉症の原因と言われることもありますが、それは可能性として、とても低いのだとか。

ブタクサに似ていることから、花粉症の原因と言われ、忌み嫌われるようになったようですが、実はセイタカアワダチソウは風媒花ではなく虫媒花。

花粉は重く、あまり舞い散らないので、空気中に拡散して人のアレルギ−を引き起こすことも考えにくいのだそうです。

わたしもこれまで花粉症のアレルゲンのひとつかと思っていたので、ごめんなさいと思いました。

しかもアレルゲンどころか、原産国と言われる北アメリカの原住民達は、この花粉から様々なくすりを作っていたそうです。

今年はこの時期、どんな気候?


そろそろ曼殊沙華は終わり、代わりにお目見えするのは…、お花というより木の実。わたしの周囲では、様々な木や草に実がなっているのをみかけることが多くなりました。

さて、この5日間はどんな陽気でしょうか。

本日13日は、サロンのある地域はとっても温かく、日差しが気持ちよく、野鳥たちが一日中、元気にさえずっていました。

東京~東海地方は初夏の陽気だったそうで、概ね日中は27度を記録したそうです。

ですが、このあとは下り坂。週末に向かって雨の可能性が高く予報されています。

週末の天気

そして気温も下り坂の予報。

明日14日も多くの地域で4度ほど低い気温予測。

そうは言っても23、4度なわけですが、人間はおしなべて変化がニガテなものと言われます。まずは情報を受け入れて備えたり、ケアすることで、どんなときも良い状態へと整えて導いていきたいですね。

日差しに恵まれたときに、しっかり身体をあたためて、お洗濯やハウスキーピングでお清めし、気温が低いときの冷えに備えていきましょう。

もう年末の足音が聴こえる10月後半、寒さや乾燥による不調をしっかりはねのけて、成果を整えていきたいものです。

菊科のハーブにもしっかり活躍してもらうと良いですね★

★初秋の養生はこちらもご覧ください★


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20201013

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『透明な栄養』をテーマに有形無形の造形活動をしています。ホリスティック~全体観~という捉え方を活動の基盤にしています。この捉え方は、いのちの息苦しさが紐解かれたり、改善される可能性をかんじます。noteでは日々の思考研究も兼ねて、この考えをもとに書いたものをシェアしています。