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イマここに生きる!オーガニックオーダー、暦のお話〈 霜降 初候「霜始降(しもはじめてふる)」〉

2020年10月23日~27日 七十二候  霜降(そうこう) 初候「霜始降(しもはじめてふる)」〉

ここのところ、デスクワークで急ぎのものがあり、かなり急ピッチで進めていました。

しばらくすると、足があっという間に冷えきってしまい、足元用の小さな匕ーターを出しました。

早すぎかな?なんて思いましたが、これがもうすごく快適で、作業がとっても捗った上、心なしか体調も良くなるような気がします

足元があったかいって大事!とあらためて実感。

そんなわけで、足元、首元がなんだかスースーするなあ…と思っていたら、季節が進んでいました。


首都圏では霜はまだ降らないようですが、ヒンヤリした時間も増えてきたのではないでしょうか。特に日没後は冬が近いことを感じます。

サロンがある岬も、日差しが暖かい日も、油断できなくなってきた感があります。

ところで、霜は地面の水分が凍るもの。なぜ“降る”と言うのでしょう?

実は七十二候が作られた頃、霜は空から降ると思われていたそう。だから『降る』という表現なのですね。


秋土用の前半

この候は、概ね秋土用の前期末頃となります。

1日ずれたりもしますが、この候が終わると土用後半に入るなあと思っておくと感覚を掴みやすいのではないでしょうか。

土用は、季節と季節のつなぎ目。

五行思想では、この期間も季節と捉えます。

移り行く時を担う、特殊な、そして大事な時期です。

★↓土用についてはこちらをどうぞ↓★

この候が終わり次候に入ったら、あと9日~10日程で立冬。冬の到来です。

ですからこの期間に、お部屋や衣類、寝具の冬仕度を整えておくと良いですね。

我が家は天気予報から、日差しに恵まれた日を見計らい、毛布や冬布団、冬衣類の水通しや日干しをします。

逆に日差しが無い日にデスクワークや常備食作り多めなど、一工夫。

また、夏の台風でついた窓や扉の泥を落とし、傷みの点検なども行います。日照が少なくなってもおうちにお日さまがたくさん来てくれるようにおまじないをかけるお掃除です😊

エアコン・フィルターや、換気扇の煤払いも、この時期はチャンス!

一緒にヒーターなどの補助暖房器具も点検しておくと安心です。

でも、お母さんひとりでこれ全部は大変💦

家族はなかなか協力してくれない…

そんなお話もよく聞きます。

我が家は暦を家族でシェアしたところ、いっきに団結ムードに(笑)。

暦をスケジュールのように共有していくと、なかなかおもしろいことが起こります☆

そしてもちろん、同時に心身の準備も整えていきましょう🎵


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この時期の養生

土用中の養生ポイントは、なんといっても『ゆったり愉しむ🎵』です。

わりと一年を通して言っていますが、土用中は特に意識して欲しいのです。

なぜなら、比較的過ごしやすい季節だから。

夏冬からの移行期は、前の季節の厳しさが緩み、活動したくなります。

春秋からの移行期は、行楽シーズンにあたり、やはり活動したくなる良い気候が続きます。

でもここは、MAXでも発散7割ほどで休憩➡️養生を心がけて欲しいのです。

最近は、夏冬の暑さ寒さが厳しいですから、発散6割くらいにして、心身を養うほうに切り替えても良いのかも知れません。※運動するにしても、養う動かし方と発散する動かし方は違います。ちなみに、養生イコール動きを止めることではありません☆


もちろん、わかっている養生玄人なあなたは、全時間”巡って”いるわけですから、上記の比率はあてはまりません😊

上記の項目は、

『いつも疲れが残る…』

『季節の変わり目や、真夏真冬に体調を崩してなかなか治せない』

という方に向けています。

とはいえ、頭でわかっていても、行わなければ知らないのと同じこと。何年経っても気を付けていきたいなと思います。


なぜ全精力を発散に注がないの?

やり方の話にもなりますが、

簡単に言うと、心身は、前の厳しい季節の疲労を持ったままかも知れませんよ?

ということ。

気持ちの良い日は外に飛び出していきたくなるものですが、120%体力を使ってしまうと、蓄積した疲労や衰えを癒すタイミングが取りにくいのです。


生き物は経年で衰えるのもまた自然のことですが、メンテナンスするからこそ、賜ったいのちの美しさに磨きがかかるというもの。

手入れせず、乗り捨て感覚では、味わう経験の質が、まったく変わってしまいます。


それでも、やはり気持ちの良い過ごしやすい季節のうちに行っておきたい場所、やっておきたいことは出てくるもの。

先程書いたような、次の季節の準備は、心を養うのにとても向いています。

このことを上手に取り入れて、発散:養生の比率を5:5、6:4など、マネージメントしてみるのもひとつの手。

義務のように思うと嫌になってしまいますが、自分の内なる時間との対話のタイミングにするなら、それはとても恵みをもたらす機会となります。

わたしもますます楽しみになりました。このままわくわくしながら取り組んでみようと思います🎵


20201024


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『透明な栄養』をテーマに有形無形の造形活動をしています。ホリスティック~全体観~という捉え方を活動の基盤にしています。この捉え方は、いのちの息苦しさが紐解かれたり、改善される可能性をかんじます。noteでは日々の思考研究も兼ねて、この考えをもとに書いたものをシェアしています。