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Natural Fragrance 天然調香体験 workshopのこと

2023年5月から多くの開催機会をいただいている【Natural Fragrance 天然調香体験workshop】tm。
おかげさまでたくさんの笑顔のプレゼントをいただきまして、嬉しさでいっぱいです。
ご来場くださった皆さま、応援してくださった皆さま、心より感謝申し上げます。

さて、回数を重ねるということは、ご質問いただく機会も増えるということ。
このプロダクトについて、なぜ行っているのかを記したことがありません
でしたので、一度触れておこうと思います。
珍しくボリューミーです⭐️

なぜ、始めたの?

ところで、
類似の企画、とっても増えたな〜と思います。

始めた時期(昨年5月)には、まだ見かけませんでしたが、最近では近隣のどのイベントでも見かけるようになり、ニヤニヤしています。
同時発生なのかそうじゃないのかはわからないことですが、上質な企画が増えるのは良いことだと思います。もちろん弊所も頑張ります。
次の一歩ももうすぐ公開できるかな?😊

さて、本題。
なぜ始めたか?
これはとってもシンプルです。
『体験を求めている人がたくさんいる』と感じたから。

そもそも、この調香コンテンツは、『聴香』と称して当サロンにて何年もご用意してきたコンテンツでした。
ですが、現在のようにマルシェ出店はしておらず、イベント出店の際は他のコンテンツにてエントリーしていたので、今のような気軽なスタイルでご参加いただける形にしたのは2023年5月からということになります。

コロナ禍で、何年も行動制限、特に気持ちの制限ができてしまったと度々聞くようになり、ヒーリングサロンとしてとても気掛かりでした。
大好きな人に会えなかった方々も多かったことでしょう。

そしてついに2023年5月、covid-19が、それまでの2類から5類に変更となり、実質、制限が解かれることに。

それまでの弊所の調査では、多くの方の意識が変わったという見解に。

●親しい人と
●楽しく
●一緒に
●感性を使って
●思い出を豊かに

こういった想いに応えることが必要だ

そんなふうに強く感じました。

そこで上記5つの項目をテーマに、そして弊所がいつもプログラムに折り込む『ココロとからだを未来まで輝かせる』エッセンスを土台にして、出来上がったのが【Natural Fragrance 天然調香体験 workshop】tmです。

大切な方との想い出は人生を輝かせます

『楽しい』は、一緒に味わうと増幅する

茶道のお稽古がヒントに

実は、意外なことに、このworkshopは茶道のお稽古からの学びが大きく影響しています。

私(代表ましろ)はコロナ禍で、現在師事している茶道の教授、宗恵先生にお会いし、いくつもの偶然と、先生の情熱が重なって、茶道のお稽古場へ通わせていただくことができました。
お稽古を通して、豊かな学びの時を体験することができ、どれだけ救われたかわかりません。

おそらくコロナ禍というとんでもない出来事がなければ、お師匠さんともお会いしていなかったと思いますし、お会いできていたとしても、とても弟子入りは考えられなかったことでしょう。
なぜなら、
風のように年中移動しながら活動するのが、コロナ禍以前の私の人生のスタンダードだったからです。

先生は当時で94歳。
オンラインにはご対応さなっておられず、お茶室に参じてこそのお稽古という伝統的なスタイルを守っておられました。

行動制限がある中で、お稽古は休まず開催されました。
それはご高齢の先生の願いを叶えて差し上げたいというご家族さまの温かい思いやりと、ひとえに、先生の尽きることのない茶道への情熱の賜物だと思います。
そして、関わる全員が努力して、一人の感染者も出さずに現在まで開催され続けていることは素晴らしいとしか言い表せません。
こういったことを通して、『五感を通した体験から得る癒しと活力』をこれまで以上に実感することができました。

毎週、大切なお庭のお花を活けてくださる


オンラインの魅力とはまた別のもの


当時、大きな街では、お稽古は取りやめになったり、オンラインで試みられたりしていました。VRの試みもはじまったとのことで、それはそれで画期的だったと思います。
ですが、スタンダードを知らない私では、それがどれほど画期的か理解することができなかったことでしょう。何より基礎がないものをオンラインでとは思わなかったと思います。
護られて受け継がれてきたことに五感を通じて触れられた体験は、この当時の私にとってどれだけの助けになったことか計り知れません。
こういった体験から、事情が許す限り『実体験』を通して学びを得る機会を提供し続けたいと思いました。選択肢が増えた中で、決意新たになった体験でした。


先生がお土産に持たせてくださるお菓子 かわいいのです

五感を通じてその先を感じる

先生とご家族さまが何日も前からご準備くださった、整えられたお茶室。そこにお迎えいただく時間。
炭の暖かさを知り、お香の麗しさを感じ、匠のお菓子を堪能し、お花の香りに命の不思議を聴き、お茶の薬効に潤され、そして社中の方々の笑顔と優しいお心に触れる。そんな時間がなんと滋味深いことか。
それまでも人と人が集い、交流することの大切さを自分でも実感してきたし、重視しながら自己企画も開催してきたつもりでした。
ここでまた更に、その奥深さ、大切さに触れることになったのでした。

繊細なお菓子やお道具、匠の技との出会い

新しい時代の始まり

小規模だからこそ、旬と丁寧が共存できる

弊所は、ライフアートアトリエとして展開しており、
●ココロとからだのリフレッシュ&リラクゼーションケア
と、
●お志しある方のPPご支援
どちらもクリエイティヴな活動としてコースをご用意しております。

どちらか一方という事業所は世の中にたくさんありますが、ライフアートアトリエとしてワンストップで、どちらの分野もオーダーいただけるのは、ちょっぴり珍しいのではないでしょうか。
このPP事業を行うにあたり、独自調査というのを日々行っており、リラクゼーションで個々人様のお気持ちを掘り下げるのに対し、PP事業では『おしなべて』という範囲で、マスという単位で求められているテーマを調査していきます。
やはりコロナ禍というのは大きな大きな嵐でしたので、それまでの流れからは大きな転換がみられました。
この頃あったジレンマとしては、大きなものはみえても、定型ではなく、弊所単体として行動する場合は小規模。大規模組織のような行動はできないということです。
ですが、『小さいからこそできることがある』のも事実。そう考えて取り組んだことの一つがこの調香体験のプロダクトでした。
軽自動車にできること、トラックにできること、どちらも適した仕事があることがヒントになりました。これも実体験からです。おもしろいですね。

なぜブランドメーカー以外も使うの?

これは度々、主に同業サロンさまから聞かれることです。
そこのメーカのものを買えば、精油の知識がなくてもまず品質を間違えることなし、というようなメーカーさんは何社かあります。
ただ、私(代表ましろ)が気になっているのは、全て海外資本だということです。

個人さまへのリラクゼーションコースのみをご用意していた頃、弊所も上記のメーカーさんの商品のみを扱ってきました。
とある海外資本メーカーさんが、日本で展開を始めた頃から知っていたので、時間をかけて学ばせていただけたと思います。
ではなぜ、違うメーカーも使うのか?
それは、日本の事業者さんと共に歩みたいという気持ちがあるからです。
言い換えれば地産地消への試み。
丁寧に、そして知識を使って探していくと、ブランド品にはない魅力を持った質の良いお品が、国内でも作られていたり、国内メーカーさんが責任持って輸入されておられたりすることがわかりました。
地産地消にこだわるあまり、輸入絶対拒否というのは話が違うと弊所では考えます。少し面倒に思うかもしれませんが、『なぜ、それなのか』一つ一つのライフストーリーをみて、取り入れるか決めています。

会場には様々な種類の精油が並びます

未来を考えた時、日本発で良いものがあるという選択肢もほしい

先ほど述べた精油メーカーさんは、全て海外資本です。
弊所では、海外資本に頼り切るのではなく、国内の生産者さんや活動家さんと、より良い未来を作ることを常に活動理念の中に入れてきました。
ですから、海外資本の製品を取り入れつつ、国内メーカーさんや活動家さんはどのようなものをご提示されているのか調べ続け、どのように取り入れ可能か企画を練っておりました。
そして、小規模なラボで質の良い国産品から珠玉の精油を作り出していたり、海外の事業者との提携で質の高い製品を作り出している方と少しづつつながりを持てたり、注文させていただけるようになっていきました。
これもまた新しい時代へ向けての試みでした。


サロンご近所さまのレモンの樹木 素晴らしい美しさ

高品質が担保されていても

先ほど述べた海外メーカーさんの商品を使えば、仕入れも限られて簡単ですし、一般の方への周知によるビジュアル的な宣伝効果もあるかもしれません。
ですが、地産地消を推奨している弊所レシピの考え方から外れてしまいます。
良いものが世界にそれしかないなら、そしてこの場で絶対必要なら、その製品を買うしかありません。でももし国内で作れるなら?もう作っている人がいるなら?協力したり、一緒に問題解決していきたい。弊所はそう考えます。

遠くのものを買い付ければ、それだけ燃料が、人手が必要です。そして、どんな状態で作られているのか、どんな環境でどんな人が働いているのか、情報からは遠のいてしまいます。
この原料や生産過程への意識は、まだまだ日本では根付き切っていない意識かもしれません。ですがとても大切なことです。
総合的にみて海外製品の方が良かったとしたら、それは自国の仕組みを考えなければならないということです。
自分の友人が、家族が、こどもや孫が、安全ではないところで働いたり、安全ではないものを取り入れたりする状況にある、そんな未来は誰でも選びたくはないですよね。
ちょっと分かりにくいかもしれませんが、海外製品の方が良かった場合の自分達のアクションというところまで、みんなで考えていきたいというのが弊所の願いでもあります。

また、workshopにはご家族さまの思い出作りや、お子様の希望を叶えて体験させてあげたいというお客様も多くいらっしゃいます。
その時に、海外メーカーの商品のみを揃えた場合、スタート価格が
とても高価になってしまいます。関税がかかる商品というのが大きな理由です。
『アロマってどんなもの?ちょっと試してみたい』
『玄関先に広くスプレーして、ドアを開けた時に柑橘の香りをさせたいな』
『お食事に行くまでの間だけ香れば良いけど、合成香料は匂いがどうしても残ってしまう。良いものはないかな?』
もし今のように精油のことやナチュラルフレグランスのことを知る前の自分が、そんな気持ちでworkshopに遊びに行ったら?

◉選択肢は広く
◉スタートハードルは低く

だとトライしやすいなと、代表ましろ は考えました。

大切な方との想い出は、人生を輝かせ、辛い時の支えになります。
弊所のご提供するプロダクトが、そんな機会のきっかけになれば嬉しいです。

もうすぐ新しい試みも始まります


結び

ここまでご高覧くださりありがとうございます。
なぜ、このworkshopを行っているのか、弊所としての取り組みの骨子が少しでもお届けできたでしょうか?
書けばいくらでも書ける想いですが、暑苦しくなるより楽しいのが一番。
会場での味わいで感じていただけたら嬉しく思います。また、それを目指したいとも思うのです。
皆様に味わっていただけなければ机上の空論となってしまいますから。

今後、お手伝いしてくださる方とともにwork shop展開しつつ、弊所の他のアクションも活性化させていきたいと考えています。計画がいっぱい。
代表ましろのアファメーションワークも、そろそろ展示会をと思いつつ、順番が難しいですね。どの企画でも、共にかけがえない時を分かち合えることを楽しみにしております。

20240425

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『透明な栄養』をテーマに有形無形の造形活動をしています。ホリスティック~全体観~という捉え方を活動の基盤にしています。この捉え方は、いのちの息苦しさが紐解かれたり、改善される可能性をかんじます。noteでは日々の思考研究も兼ねて、この考えをもとに書いたものをシェアしています。