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イマここに生きる!オーガニックオーダーの旅・暦のお話 〈立秋 次候「寒蟬鳴」(ひぐらし、なく)〉

二十四節氣 立秋(2020年8月7日〜)

2020年8月12日〜16日
七十ニ候 第38候 立秋 次候「寒蟬鳴」(ひぐらし なく)

酷暑と局地的豪雨が報道されています。
熱中症で救急搬送もいっきに増えたとのこと。

予測されていましたが、過酷な気温となりました。

日暮らし、わたしが住むところではまだ聞こえません。
猛暑続きですから、もう少し先になるかなーという気がします。
皆様のところはいかがでしょうか。
聞くと夏の終わりを感じてしまうので、もう少し遅くてもいいなあとも思ってしまいます。

夏のおわりを告げる声

小学生の頃、夏休みになると山あいで過ごすことが多かったので、日暮らしの声は思い出深いものがあります。
夏休みも終盤、日中の激しい暑さがザッーと降る夕立でやわらいで、スッキリ洗われた空にさーっと涼しい風が吹きます。
美しい夕空のもと響く日暮らし声を、自然の不思議さを感じながら聴き入ったものでした。

夏の終わりを告げるような日暮らしの声は、胸に染み入るようで、もうすぐこの楽しい日々が終わるんだなと、少しさみしく思うときもありました。
日暮らしの声は、今でもわたしに、美しく楽しい自然の中の、だいすきな人達との暮らしを想起させます。
夏の思い出を総括すると同時に終わりも告げる、胸に響く、ちょっぴり寂しくもなる声、不思議な感慨があります。

日暮らしとみらいのこと

余談ですが、子供の頃、テレビの特別番組でイメージショートムービーのようなものを偶然に観て、印象的な日暮らしの声の使い方をしていたので随分と感心し、今でも覚えているくらいです。
その後、スチールも含めた広義の映像の仕事に携わるわけですが、このとき観た作品の影響も少なからずあったなと思います。どこにギフトがあるかわらないもので、そう知ると日々がますます楽しくなってしまいます。

その映像作品は、追憶の中の夏の思い出が終わりを告げるシーンで日暮らしの声がわーっと響いて終わるのです。自分の知っている感覚に強く訴えかけられたのかも知れません。
今思い出してもおもしろいのです。

また観たいと思いますが、チャンネルも日付も出演者もわからないので探しようがありません。
これも追憶のなかでたのしむのもまた良いのかもしれません。

田んぼでは

先日、ご実家が農家さんで、お仕事のないときは田畑を手伝っておられる友人のお話をききました。
先日から、「「立秋」とは名ばかり」という話題を出してきましたが、田んぼのお米はたわわに実り、収穫の秋を予感したそう。

もともと、日本の二十四節氣七十ニ候は農業と密接に関係しています。
お米の実りを確かめられる頃を「立秋」としていたとしたら、とても自然なことなのかも知れないなとハッとしました、

田畑を持っていなくとも、自分自身の心に実りを観じてみるのも良いなと思います。
冬に準備し、まだ肌寒い春先に準備し、苗を植え、お水や栄養で潤し、今、日の光に照らされたくましくなっているものは、どんなものでしょう。

気候の話としましては、まだしばらく過酷な暑さや局地的な豪雨に警戒するよう呼びかけられています。
どうぞ皆様、ご自愛なさってお過ごし下さいませ。

2020年8月12日

『透明な栄養』をテーマに有形無形の造形活動をしています。ホリスティック~全体観~という捉え方を活動の基盤にしています。この捉え方は、いのちの息苦しさが紐解かれたり、改善される可能性をかんじます。noteでは日々の思考研究も兼ねて、この考えをもとに書いたものをシェアしています。