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人物裏話——草村紘篇。

 影郎と同居する草村紘は、図書センター三階「音楽、映像」担当の社員。
 『アンバランス・バランス』で、明良が死んだ際、清世と仲が良い杉下に亮二が落ち込んでいることを相談している。そんなお節介で優しい性格をしているので、影郎なんかと生活しようと思ったのであろう。まあ、この頃は以前のように遊び歩かなくなったし、そんなに仆れたりもしないのでそれほど負担にはならないだろうが。
 影郎は好奇心旺盛で呑気な性格なのでひとづき合いがひと一倍いい為、遊び歩いているように思われるだけで、別に不良とつるんで悪さをしていた訳ではない。出入りする店が十代からライブハウスや飲み屋だったので、年上の者とばかりつき合ってはいたが。
 草村の名前は明雄にしてあったが、何処かで聞いたことがあるな、と思ったら、ダッシュ村で農業の指導をしていた爺さんと同じなので、変更した。別にそのひとが嫌いだった訳ではない。


人物設定

草村紘(そうむらこう)
7月17日生まれ。
177センチ、57キロ。
A型。
家族構成→父、母。

 影郎と同居しているからといって、ゲイではない。
 江木澤並みに控えめでおとなしい性格の為、亮二によくからかわれているが、彼より三つ上。清世と同期。
 亮二が仆れた時の風邪(インフルエンザ)を移したのは、実は彼である。
 映画鑑賞が趣味。料理はまったく出来ない。
 結構お洒落で、BEAMSやアーバンリサーチの服なんかを着ている。時計はオメガのスピードマスターで、大学の入学祝いに貰ったもの。因みに影郎はSHIPSやジャーナルスタンダードでよく買う。左人志が「おかまみたい」と云ったのは、彼からするとサイズが小さく見えた為。ふたりでよくPARCOで買い物をしている。
 車の免許は持っており、センターには車で出勤している。乗っているのはマツダ コスモクーペ13Bリミテッド、1979年式。イマイ・オートで購入。旧車に乗っている奴ばかりなのは、わたしの趣味である。

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