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冬の雨

 冬の雨がそぼ降る夕方、コンピューター相手にライブラリーのデータをチェックしていた木下亮二の携帯電話がぶるぶると震えた。彼は隣の席の草村紘に断り、応接室で電話に出た。
「此方は木下亮二さんの携帯で宜しかったでしょうか」
「はい、そうです」
「南三区警察署の者ですが、草場影郎という男性をご存知ですか」
「ええ、友人です」
「彼が事故に巻き込まれたんですが、ご家族の方をご存じないでしょうか」
「遊木谷左人志という従兄弟なら知っておりますけれど」
「ユキヤって判るか? いや、苗字。名前はサトシ。アドレスにある? ——失礼しました。お手数お掛けして申し訳ありません」
「影郎は何処の病院に収容されているんですか?」
「今は仁科総合病院です」
「判りました、ありがとうございます」
 彼は暫し呆然としたが、電話を切って事務所へ戻って行った。
「なんだった、急用?」
「なんかカゲローが事故に遭ったって、警察から電話が……」
「事故? 影郎が?」
「ええ、詳しいことは判らないんですけど」
 その時、今度は草村の携帯電話に着信があった。彼も亮二と同じように応接室へ行って電話に出た。戻ってきた草村は真っ青な顔をして、崩れ落ちるように椅子に腰を降ろした。
「警察からですか」
「うん。仁科総合病院に収容されているらしい」
「容態は?」
「いや、それは訊かなかった」
「たいしたことはないんじゃないですか」
「ならいいけど……」
 だが、どうにも落ち着かず、草村は責任者の上条麻子に断って早退することにした。図書センターのビルのほど近くにある立体駐車場へ、傘も差さずに彼は足早に向かった。車のキーを出そうとしたが、見つからない。事務所に忘れたのかと思ったが、ズボンの右ポケットにそれはあった。
 先刻、探ったのに——。
 冷えきっているのか、エンジンがなかなか掛からない。もどかしく思いながら、何度もキーを廻す。こんな古い車にしなければ良かったと、苛々しながら数度目にやっとエンジンが唸り声をあげた。薄暗い駐車場から街路に出ると、夕闇が迫り雨も激しくなっている。
 タイミングが悪く、すべての交差点で赤信号に引っ掛かり、病院まで三十分の道のりとなった。
 病院のロビーに影郎の従兄弟、遊木谷左人志が居た。
「左人志さん、警察から電話があったんですけど、影郎が事故に遭ったって」
「ああ、君んとこにも連絡がいったんか」
「何があったんですか、無事なんですか?」
「まあ、落ち着きぃて。そう焦らんでもええわ」
 焦らなくてもいいということは、軽症なのだろう。草村は少し安堵した。
「たいしたことはないんですね」
「トラックに撥ねられたらしゅうてな、死んでもうたわ」
 その言葉が何を意味するのか、一瞬、草村には判らなかった。
「影郎、死んだんやて。お陀仏じゃ」
「嘘でしょ」
「嘘や冗談でこんなこと云えるかいな。影郎は死んでまった。生きとらへん」
 遺体に会わせてくれと云ったら、左人志はやめておいた方がいいと云う。が、草村は無理を云って会わせてもらった。影郎は、撥ねられたなどという生易しい状態ではなかった。草村はその凄惨な姿を眺め、黙って立ち尽くしていた。左人志が此処に居ても仕方がないから一旦帰るようにと云うので、アパートへ戻った。
 暗い部屋の裡から、灰色の猫が静かに出てきた。
「あお、ただいま。影郎、もう帰って来ないよ。死んじゃったんだよ」
 そう云ったら、涙が止めどなく溢れてきた。膝をついて猫を抱きかかえ、嗚咽した。そんな風に泣いたのは、はじめてのことである。猫は彼の腕の中でおとなしくしていた。
 食事をする気になれず、猫に餌をやりシャワーを浴びた。
 昨晩、影郎は妙に心許な気で、草村の傍から離れるのを畏れるようにしていた。
「紘君は女のひととつき合ったりしないの?」
「なんで」
「だってもう三十じゃない、結婚してもいい年だよ」
「まだそんなことは考えてないなあ」
「紘君に好きなひとが出来て結婚して、そうなったらおれはどうなるんだろう」
「なんでそんなこと考えるの、何かあった?」
「ないよ、ただなんとなく……。紘君が結婚したら此処を出て家に帰って、左人志が結婚したら、もうおれには行くとこがない」
「馬鹿だな、影郎をひとりになんかしないよ。淋しいならずっと一緒に居るから」
「出来ない約束はしない方がいいよ」
 そう云って、影郎は寝室の方へ行って仕舞った。その後ろ姿を思い出す。やけに淋しそうだった。何故あんなことを云いだしたのか、草村には判らなかった。
 翌朝、目を覚ました彼は、部屋に影郎の姿がないことに譬えようもない喪失感を覚えた。いつも台所に立って料理をしていた。彼に気づくと屈託のない笑顔でおはようと云った。その姿が何処にもない。
 遣り場のない怒りが込み上げてきた。

 翌日は仕事を休み、左人志の許へ何か手伝うことはないかと訪ねて行った。
「草村君、もう大丈夫なん?」
「ええ、ぼくに何かがあった訳ではないですから」
「眠れたんか」
「眠れました。ちょっと食慾はないですけど」
「そらしゃあないわ、わしもないで」
 左人志も憔悴して青い顔をしている。自分ばかりが辛いのではないのだ、と草村は気分を奮い立たせた。葬儀の手配はもうしたと云うので、家の裡を片づける手伝いをした。一軒家にふたりだけで住んでいたので、それほどものはなく、すぐに済んでしまった。何かしていないと気持ちが落ち着かない。それは左人志も同じようだった。
「トラックを運転していたひとはどうなったんですか」
「見つからんようじゃの。トラックは隣の市に乗り捨てられとるんが見つかったらしいけぇど、あとは判らんらしいわ」
「そうですか……」
「犯人が捕まっても復讐しようなん、思たらあかんよ。そんなことしてもあの子は喜ばんで」
「判っています」
 夕方、影郎の遺体が運ばれてきた。葬式の準備に来ていた葬儀屋がその姿を見て息を呑んだ。
「これは……。このまま棺桶に入れた方がいいですね。蓋はどうされますか。普通、葬儀の際に釘を打つのですが」
 左人志は外れるといけないので今、打ってくれと頼んだ。葬儀屋の男が一本一本、石で釘を打ち込むのをふたりは黙って見つめていた。影郎は封印された。永遠に。もう、手の届かない処へ行って仕舞ったのだと思うと、ふたりとも遣る瀬ない思いになった。

 葬儀の際、受附から少し離れた処で左人志がひとりの男と話し込んでいた。亮二がそれを見掛けたが、どうも剣呑な雰囲気である。彼は傍まで行って声を掛けた。
「遊木谷さん、どうかしましたか」
「いや、なんでもないよ」
 相手の男は自分より上背のある亮二を見上げ、口の端に冷ややかな笑みを浮かべた。
「またえらい男前が来たな。影郎のお友達か」
「そうですけど、あなたは?」
「おれもオトモダチだよ」
「ああ、そうですか」
「影郎の周りには優男が多いな。あいつの趣味か」
「遺族に絡む為に葬儀に来たんなら、邪魔くせえからその薄汚え面下げてとっとと失せろ。目障りなんだよ。……遊木谷さん、もうじき出棺らしいんで、行きましょう」
「え……。ああ、そう」
 男は呆然としてふたりの後ろ姿を見送っていたが、気を取り直して並んだ花輪を見遣り、踵を返して葬儀場を出て行った。

「出棺致します。棺を持つ方、お願い致します」
「草村君、木下君、頼めるかな。甘利、来てくれ」
 黒い車に棺を運び入れると、草村は少しよろめいた。亮二はそれを支えて、「草村さん、大丈夫ですか」と声を掛けた。
「ああ、ごめん。寝てないから……」
「あっちでちょっと座っていたらどうですか。遊木谷さんは火葬場へ行きましたから」
 プラスチックのベンチに力なく腰掛けた草村は、俯いて足許を見つめている。その隣に腰を降ろした亮二は、なんと声を掛けていいか判らず、煙草に火を点けた。
「煙草一本、貰えるかな」
「喫わないんじゃなかったんですか」
「そうだけど……」
「どうぞ」
 亮二は煙草を一本、草村に差し出した。彼はそれを受け取り、亮二はライターで火を点けてやった。草村は深く煙草を吸い込み、溜め息とともに烟りを吐き出した。
「悔しいな。まだ二十七だっていうのにこんなことになって」
「みんな同じ気持ちですよ」
 そこへ亮二の恋人である清世が湯呑みを持ってやって来た。
「草村君、お茶飲んで」
「ああ、清世ちゃん。ありがとう」
「元気出して下さい」
「出せる訳ねえよ、自分の弟が死んだって考えてみな。普通じゃいらんねえだろ」
「いや、いいよ」
「いきなりなことでショックでしょうけど、悲しんでばかりいたら影郎君も心配しますよ」
「そうだね、しっかりしないといけないな。清世ちゃん、ありがとう」
「これからどうしますか」
「もう帰るよ」
「左人志さんを待たなくていいんですか」
「やることがあるから。左人志さんにはよろしく云っといて」
「そうですか。気をつけて」
「ありがとう、じゃあ」
 蹌踉とした様子で、草村は葬儀場を出て行った。それを清世と亮二は見送ったが、姿が見えなくなると揃って溜め息をつき、ベンチに腰を降ろした。
「草村さん、大丈夫でしょうか」
「大丈夫だろ、子供じゃないんだから」
「影郎君と一緒に暮らしていたんですよね」
「ああ、淋しいだろうけど、猫飼ってるっていうしな。動物が居れば少しは淋しさが紛れるんじゃないか」
「……そうですね」

 初七日の翌日、再び草村は左人志の元を訪れた。祭壇は取り払われ、仏壇には影郎の白黒写真が黒い額縁に収められている。線香を上げ、位牌に手を合わせた。奇妙な感覚である。一週間前には、モノクロームに微笑む影郎は自分の横にちゃんと座っていた。色つきの姿で、笑っていたのだ。
 座卓を挟んで茶を飲みつつ雑談を交わしたが、話は弾まない。気不味い沈黙の後、草村は思い切って口を開いた。
「店はどうするんですか」
「まだ考えとらんけど、誰かに貸すか、手放すかどっちかじゃの」
「酒を出すくらいなら出来ますんで、ぼくがやりましょうか」
「君が?」
「はい」
「やめとき、水商売なん草村君には向かへんて」
「やりたいんです」
「いや、マジで無理やって」
「お願いします」
「頼むわ、無理やて」
「お願いします、無理は承知です」
「……考えさせてくれへんか」
 草村は職を辞そうと決意していた。もう仕事などしたくなかったが、それでは生活が成り立たない。考えた揚げ句、影郎の店を引き継ごうと思ったのである。後日、左人志から草村に店を任せてもいいと云われた。彼は泣きながら感謝の意を述べ、頭を下げた。
「いや、そんなんせんでもええて。せっかく買い取った店じゃけえな、ほかしといても意味ないし、知らんもんに任すより君にやってもらった方が影郎も喜ぶじゃろ。でも草村君、図書センターどないすんの。せっかくええとこに勤めとんのに辞めてまうの」
「そのつもりです。もう辞表は書いてありますので」
「えらい決断したのう。あんなとこに比べたら収入減ってまうけど、ええんか」
「構いません」

 影郎が事故で亡くなってから三ヶ月以上も経った頃、警察から左人志の許へトラックの運転手が捕まったと連絡が入った。取るものも取り敢えず、草村を伴って警察署に向かった。引き合わされたのは、まだ二十代半ばの若い男だった。影郎とさして変わらない年齢の青年は警察官に腕を取られ、俯いて立っている。
 その姿を見て、左人志の裡に抑えきれない怒りが沸き上がってきた。目の前が真っ赤になるほどの気が狂うような怒りを、どうすることも出来ない。彼は青年の襟首を摑んで怒鳴りつけた。
「おどれ、なに考えてけつかるんじゃ。今まで何処行きさらしとった。悪い思うとったらなんで自首してけえへんねん。すっとぼけた面しよってからに。ひとひとり殺しといて、このまま済む思とったんか。なんぞ云わんかい。云えへんねやったらこの場で土下座せい。泣いて謝れ」
 息が切れるほど激した左人志を警察官のひとりが押さえて、
「遊木谷さん、ちょっと落ち着いて下さい。気持ちは判りますが、あとのことは此方がやりますので」
 と云った。
「何ゆうとんのじゃ。三ヶ月もこないな奴野放しにしくさって、税金無駄に使こて遊んどったんちゃうんかい。こいつを死刑にせなんだら訴えるぞ。巫山戯んのも大概にせい。ちんたら捜査しよって、やる気なん一分たりとも感じられへんかったわ。寝くたれてさぼっとったんちゃうんかい。国家権力傘にきて、でかい面して何様のつもりじゃ。なめとったらあかんど」
 左人志の怒りが今度は警察に向かった。草村は見兼ねて彼の腕を取った。
「左人志さん、あとのことは警察に任せましょう。ぼくたちではどうすることも出来ないんですから」
「なんで出来ひんねん。こないな糞餓鬼に弁護士なんつける必要が何処にあんのじゃ。間違うとるわ」
「……深く反省しています」
 そう云って青年は頭を下げた。左人志は拳を握りしめ、青年を睨みつけた。
「なんとでも云えるわ。そない云うねやったら海の底で反省せんかい。自分の家族が轢き殺されたらどない思うか考えたことあるんか。なんで逃げよったんじゃ。影郎、どねえになったか知っちょるんか。ぐちゃぐちゃやってんぞ。あねえなことしてよう逃げ廻っとったな。あいつの姿、見せたりたかったわ。一生安眠でけへんようにしちゃるけえな。地獄の底まであの姿を引き摺って行きさらせ」
 警察署を出ても左人志の怒りは収まらないようで、車に乗り込み乱暴にドアを閉めた。いつもの穏やかな彼とは打って変わった様子に、草村は声を掛けられずにいた。
「むかつくわ。あいつも警察も、殺してまいたい」
 左人志は手のひらをハンドルに叩きつけた。そんなことをしてもどうにもならないことは判っていた。けれども、怒りの持って行き場がない。喚き散らして気が済むような軽い感情ではなかった。怒りの渦が奔流のように体の裡を駆け巡っている。
「……そうですね。でも、どう仕様もならないんですよ。影郎は死んでしまって、何をしても生き返りはしないんですから」
「そねえなことは百も承知しとるわ。許せんのじゃ。あの子が何したっちゅうねん。誰もあの子のことを親身になって考えとらへん。誰が責任取ってくれるんじゃ。殺した奴か、捉まえた奴か。弁護士に金払えばなんぞやってくれるっちゅうんか。そねえじゃったら札束幾らでも積み上げたるわ。十億でも百億でも、富士山超えるくれえに積み上げちゃる。影郎が帰ってくんのやったら、ぼくの体も全部差し出したるわ。何要求されても従ったる。こんな理不尽なこと黙っとれるか。腑腸煮えくり返ってどもならん。ほんまにどう仕様もない世の中じゃ。……やっとられへん」
 そう云って左人志はハンドルを拳で殴りつけた。やれるものなら車ごと破壊したかった。暴力的な衝動が突き上げてくる。これほどまでに腹を立てたことはない。制御出来ない感情に戸惑ってはいたが、それを言葉にして吐きだすことしか出来ない。もどかしくて堪らない。

 ひき逃げ犯が捕まってひと月後、草村は本格的に影郎の遺したショットバーを再開させた。以前、この店に出ていたことのある左人志があれこれ手伝ってくれた。警察署で取り乱したのが嘘のように、元の穏やかな左人志に戻っている。
「ショットバーじゃけえ、たいしたことせんでもええのやわ。あの子はなんの拘りあったんか知らんけど、シェイクするカクテルは出さんかったで技術は必要あらへん。つまみもナッツとかでええし。まあ、あの子は簡単な料理出しとったけど、そんなんせんでええから」
 狭い店はカウンターだけで、十二、三人も入ればいっぱいになる。ひと月の売り上げがどれくらいになるか判らなかったが、人間ひとりと猫一匹がやっていくくらいは稼げるだろう。開店した晩、左人志と甘利、亮二がやって来た。更に影郎のやっていたバンドのメンバーとアイルランド人の友人であるキーン・ブレナンも来た。
「草村さんですか、はじめまして。お葬式でも見掛けましたが、噂はカゲローから聞いています」
 驚くほど流暢な日本語でキーン氏は云った。一九〇センチ近い大男だが、穏やかな瞳の優しそうな人物である。どういった知り合いなのか左人志が訊ねると、影郎がまだ十六、七の頃、地下鉄のホームで仆れたところを助けて暫く自分のアパートに住まわせてやったという。
「ああ、あん時のひとですか。その節は影郎がお世話になりました」
「いえ、掃除したり料理を作ってくれたりして助かりました。あんなにいい子は居ないと思います。アイルランド人はパリジャンほど個人主義ではありませんが、ヨーロッパの人間はその歴史から他人に簡単に心を許しません。でもカゲローは助けただけのぼくに、それ以外のなんの条件もなく心を開いてくれました。ぼくはとても感激しました。日本人はお金が関係しないと親密になれません。あの時、日本人との間にトラブルがあって、ちょっと人間不信になっていたんです。でも、カゲローに会ってその不信感がなくなりました」
「そんなことがあったんですか。あの子がひとの役に立てるとはねえ」
「彼にはいろいろと助けられました。カゲローは本当にココロが優しい、いい子でした」
「でもよう、死んじまったら意味ねえよな。今更いい奴だって気がついたってどう仕様もなんねえ。名前の通り、草葉の陰で笑ってんじゃねえのか」
 亮二の言葉に店の皆が笑い声を上げた。


 あはれにも
 名もなき花よ
 ささいなる
 ゆふべの風に
 音もなく散りゆく
 昨日の夢は忘れ去り
 明日の影から逃れゆき
 君の面影を辿り
 何処へゆかう
 季節の狭間に惑うた子供は
 大人の仮面をかむり
 戯けたふりして手を振った
 行きかふひとびとに祈りを捧げ
 去りゆくひとに花束を
 君の嘆きを雪にうづめ
 そこへ杯を捧げやう
 十字架に乾杯を
 悪魔と踊り騒ごふ
 涙滴の形に切り取られた青空を
 君に捧げやう
 何もかも君に捧げやう
 だから
 どうか帰つて来ておくれ
 何万光年の彼方から
 やつて来る彗星のやうに
 どれだけかかつても待ち続けやう
 譬へこの身が枯れ果てて
 髪の色が雪のようにならうとも
 待つている
 待つている

 いつまでも

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