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天久鷹央の事件カルテ 絶対零度のテロルを読んで...


はじめの挨拶


初見の方は始めまして、
前回の記事を読んで頂いた方はありがとうございます。
第2回目のnoteになります
今回はかねてよりやってみたかった読書感想回になります。
今回読んだ本は
知念実希人さんhttps://twitter.com/MIKITO_777
天久鷹央の事件カルテ 絶対零度のテロル
                 になります

作品のあらすじ

九月の熱帯夜、小鳥遊優と鴻ノ池舞が当直を務める救急外来に搬送されてきた身元不明の男性。その死因は「凍死」だった。摩訶不思議な状況を前に司法解剖の必要性を説く医師達だったが、刑事の反応は芳しくなく……。捜査機関の協力が得られない中、天久鷹央は独力で遺体の正体に迫るが、それは日本全土を揺るがす大事件の序章に過ぎなかった。シリーズ最大規模の凶悪犯罪の真相は!(実業之日本社HPより引用)

感想(多少のネタバレを含みます)

天久鷹央シリーズの16冊目たまたま本屋にサイン本で売っていたので、
ラッキーと思いながら購入。学校の定期テストだったりのリアル方面が忙しかったためしばらく開けてませんでしたが、やっと読み終わりました。
学校の図書室で出会ってからガリレオシリーズ並みにドハマりしていた本シリーズですが今回も安定の面白さでした。鷹央先生の活躍っぷりも健在でしたが、それ以上に小鳥先生や鴻ノ池舞の成長が分かりやすく描写されていました。個人的には偽コロンボ扱いの櫻井刑事が好きなのですが、相変わらず腹黒さも健在で面白かったですね。熱帯夜の中凍死した被害者の死因や行動が明らかになり点と点が結びついて1つの線になる瞬間はやっぱりとても気持ち良いですし、読書の醍醐味だと思います。
「やだなぁ、2人とも。そんな深刻な顔しないでくださいって。私、犠牲になって死ぬつもりとか、全くないですよ。私はただ、信じているだけです」
舞の鷹央先生と小鳥先生への信頼がものすごく伝わる一言でした...
「もし致死性ウイルスのパンデミックが起きたら、私たちはN95マスクと防護服を身に纏って、有機物でできた殺人マシーンとの戦争の最前線に立つ。それが私たちの職業、医者という仕事なんだ」
「お前たちみたいに、安全圏から「おもちゃ」を爆発させて悦に入ってるような、卑怯者と一緒にするな。こっちは患者を救うためなら、命を捨てる覚悟があるんだよ!自分の身を挺し、ありとあらゆる手段を使ってトロッコを脱線させる。それが私の「トロッコ問題」の選択だ!」
「全くテロリストの奴は大したもんだよ。簡単に多くの人の命を奪ってしまう。私たち医者は、持てる全ての力を必死に尽くして、ようやく1人の命を救えるかどうかだっていうのに」
こういう皮肉まじりだったりするけど芯のある言葉が吐けるってかっこいいですよね。憧れます。








個人的に一番衝撃だったのは解除コードがユナ・ボマーの誕生日の
1942年5月22日だったことでしたね。

最後に

ここまで拝読いただきありがとうございます。
これからも少しずつ更新していきますので
よろしくお願い申し上げます



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