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パフィオの水管理について 導入編

1.パフィオは乾燥に強い?


以前遠方にパフィオを送る機会がありました。

発送したものはプラ鉢にバーク単用で植えられた苗で、発送前に水を十分に与えてから梱包しました。


2週間も放置されていたらボロボロになっているだろうと箱の中身を開けると..



なんとそこには発送前とほとんど変わらぬ姿のパフィオがありました。

この出来事からパフィオが長期間の乾燥にも耐えてくれる丈夫なランであることを知り、今日に至ります。

水を何日か与えなくても枯れないという点では初心者でも育てやすいランといえます。

2.水管理は十人十色と言われても

パフィオを育てる上で悩むのが鉢と植え込み材料の選択です。

「素焼き鉢とプラ鉢のどちらが良いの?」

「水苔とバークはどちらがよく育つの?」

「ミックスコンポストって何?」

このような疑問を抱く方は少なくないと思います。

最適な組み合わせに辿り着くために今まで育ててきた植物の水やりを振り返ってみましょう。

①水をとにかくジャブジャブ与えていた。
こんな方は粗めのコンポストを使いましょう。株が小さく、根が細い場合は細かいコンポストで軽石の割合を増やしましょう。

②頻繁に水やりができなかった。
プラ鉢に水苔植えを推奨します。4号鉢以上であれば3,4日は湿った状態を保つことができます。素焼き鉢でも良いですが、鉢自体に微細な孔が空いているためプラ鉢よりも乾きやすくなります。

③水やりそのものが面倒でうまくできなかった。
杉皮で植えて鉢一つ一つを底面給水管理にする。
手をかけられないのであればこれしかないと思います。但し、乾湿の緩急が求められる原種(hangianumやemersonii等)には不向きです。

いかがでしたでしょうか。

次回は水管理〜実践編〜を展開いたします。
詳しい植え込み材料の話もできたらと思いますのでしばらくお待ちください。

しなもん







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