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令和5年度お絵かき近況

 何かを続けたり、やり遂げるのは気力と根気を要する。ここのところ少しずつそういうモノを取り戻しつつある。

令和5年度お絵かき環境改善に向けて

 在宅勤務が可能な職場に所属出来たことは、とんでもなく嬉しい出来事だった。宝くじが数十万円当たったかのように嬉しい。(現実の宝くじは三百円ぐらいしか当たったことない)
 在宅勤務を始めるにあたってまず、仕事に集中できる環境にしなければと思った。散らかっていた机の上を片付け、PCに向かっていると机の上以外の、散らかり放題でホコリまみれな所が気になりだした。
 まだ慣れない仕事のビデオ通話、基本は皆さん映像無しで通話しているがウッカリ設定ミスで、万が一背後が映ってしまっても恥ずかしくないようにしたい…。そんな思惑もあり、仕事の待ち時間にちょっと整理したり、勤務後に部屋の一部ずつだけ掃除を進めて部屋も気分もスッキリしてきた。
 また、勤務後は数分間はピアノで指を動かし、気持ちを切り替えて絵をかくキッカケになっている。薬指と小指の鈍さがまだまだあるが、ピアノ再開当初よりは随分マシになってきた。最近のマイブームはドラゴンクエストの序曲。気が乗らないときは練習曲を無心で弾いたり、また、無理に何かしようとせず何もしない時間にしている。
 通勤だとそうはいかない。職場での気疲れと、通勤自体でもう体力が削られているし、腹ペコだからすぐ晩御飯を食べたいし、食器と一緒に弁当箱・水筒を洗う等の雑用、翌日のお昼どうしよう…お金は節約したい…周りの目もあるから(誰も気にしてないだろうけど)あんまり適当すぎる物はちょっと…あぁもう面倒くさいなぁ…などとダラダラと過ごしていたら、もう体もダルイし眠いしで、なだれ込むように布団に入る。なお、このダラダラ気分は休日まで引き摺る為、絵をかくとか、部屋の掃除なんてやるわけがない。それによりまた自己嫌悪を起こし悪循環となる。
 在宅ならお昼に悩むことなく、納豆ご飯と汁物(インスタント)があればいい。調理の必要がなく、丁度良い加減の満腹感が得られて、栄養もあり、使う食器が少ないから昼休み時間内にサッと洗えて夜まで雑用を残すことはない。毎日それがいい!普段のお昼の献立にまで頭を使いたくない!現職場は半年間の契約だけど、延長してほしい。又は次も在宅勤務OKなところがいいィ…在宅勤務って本当に素晴らしい…!家ダイスキ!
 そんなこんなで、週に数日の在宅勤務を満喫しつつ最近仕上げた2つの絵の経過を個人的記録として貼っていく。


刀、六兄りくにい


テーマ
・日本刀
・刀を持つ人


 先日『備前長船刀剣博物館』へ訪れ、無性に刀をかきたい気分になっていた。

 刀だけでは途中で気力が途切れそうなので、人もいれる。自分のキャラで、刀持たせても大丈夫そうなのは一人しか思い当たらなかったので、彼に持たせる。

モデルはこちら。

若宮わかみや 六兵衛りくべえ(24)
寝てる方の人。刀を振り回すような設定は考えていない。
隣で起きてる方の弟・源九朗げんくろう(12)に持たせてみようかとも思ったが、なんか子供が刃物って危なっかしいような…で、やめた。



刀を主役の絵にしたかったので、刀を一番目立つようにしようと模索。でも顔はあまり隠したくない。顔はそんなに迷うことなくかけるので、先にペン入れも済ませてしまう。


刀の方向、はじめは紫の線、目の下に位置していた。
消しゴムで消したのだが薄い紙(お絵かき帳)にかいていたため、消しゴムで擦る際に紙が耐えられずクシャクシャになってしまった。結局顔の下、顎にかかる位置に下げるが、うっすら下書き跡が残ってしまっている。
実際の刀を見たとき、物、という感じがしなかった。
うまく表現できないが、威圧感というか、妖気が漂ってるというか。そういう妖しげな感じを目指して、刃文の表現は線画でやってみる…が、なんか切れ味鈍そうに見えてきた。スクリーントーンでやれば良かった…。


真正面で、前に伸ばされた腕難しい。こんな体勢やめておけば…。何かを参考にしようと手持ちのカラダの本を見てみるが、そうそう都合良く欲しいポーズは無い。
鏡の前で物干し竿を持ってみたりしても
欲しいのは男性の腕なんだけど…。
欲を言えば細身で筋肉付いてる長身の人がいい。
もっと欲を言えば顔は岡田将生さん似の…
もういっそ岡田将生さんがポーズ集出してくれないかなぁ。

後悔と妄想を頭に巡らせながら、腕と刃文、拵をかき進める。雑念が多い。


完成。
色々気になる部分があるが、粗探しはやめよう。
仕上げたことがエライ!



3色、ウタ


テーマ
・色彩の本を参考にした色選び
・3色の組合せから連想した絵

 自分は色のセンスがなく、どうにかしたいと思っていた。絵でも服でもメイクでもインテリアでも、色選びが上手い人を見ると非常に羨ましくて仕方がない。何故、色彩感覚が優れているのか…何故自分には色彩感覚がないのか…。苦手なものにはやはり、参考書が必要だろうと、以前本屋に行ったときにメイクの本と一緒に、色彩の本も購入していた。それがこの本。

「3色だけでセンスのいい色」著者・ingectar-e ㈱インプレス

 本をパラパラ捲り、一番琴線に触れた3色を使用。参考にしたのは上記の78〜79頁「アクティブなアウトドアスタイル」。フロリダ・グレープ、ライト・ミモザ、ミント・ターコイズ…ざっくり言えば、赤と黄色と緑。元気がもらえそうな色。そこからイメージを巡らせて絵をかく。

モデルはこちら。

モデルはウタ(7〜10、又は10代半ば)
名字は考えておらず、年齢はかくときの気分によって幼くなったりちょっと成長する女の子。
右側にいるキャラは、ウタのイマジナリーフレンドで
上のドングリ:ビブ
下のキノコ:リオ


元気そうな格好。髪型も動きやすそうな感じにする。
服装は、戦隊モノの隊員っぽい作業着をイメージ。でも女の子なのでアクセサリーは忘れない。この3色ってトマトだな…と思ったのでトマトの髪留め🍅
勢いで鼻の頭にバンソーコーをかくが、こんなとこ怪我するのはどういう状況か…?まぁ、アクセサリーの一種ということで勘弁してほしい。
作業着なので機能的にポケット多めにする。
腕ポケットがある服は何気に便利。


線画出来た。
色塗ったらまた野暮ったくなりそうで、もうこれでいいんじゃないかと弱気になる。デジタルで試し塗りしてみるが、なんか垢抜けない。本番はコピックで、本と全く同じ色は持ってないので近い色を使う。


うだうだ考えても進まない。
肌や髪など確定している色だけ先に塗っていく。
赤を主軸の服にしてみるかとも考えたが、目を赤にしたいので、服の赤は挿し色にする。結局目には3色とも使っている。テーマカラーの3色が派手なので髪色は抑えめ。
メガネはガラス感が難しく、レンズ無しメガネのようだったので、苦肉の策で色メガネにした。
完成。
デジタルで試し塗りした際、服を緑で無難に塗ると、のっぺりしてジャージっぽくなってたから、肩から脇腹にかけて黄色を入れた。元々のセンスがアレなのでとてもオシャレとはいかないが、戦隊モノの隊員感が増した気がするので良かった。色メガネもオモチャみたいだが、何かしらのセンサー付き秘密道具っぽく見えないこともない。結果オーライ。
左上の光をすっかり忘れてしまっていた。



おまけ

デジタルで不穏な背景を入れる。


デジタルで光の星☆


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