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映画『zk頭脳警察50未来への鼓動』を見た私の回想と日記(感想ではない)

noteを使うのはこれが初めて。違う目的のために作ったけど、タイミング逃したので、
映画を見た衝動に駆られて今酔っ払いながら書いてみる。正しい知識ではなくにわか者が書くので間違えたことや認識ばかりかもしれない。けど私の脳内の話。映画のあらすじではありません。久々に言葉を書くので読みにくいけど勢いを大事にあまり直しません。

さて、『頭脳警察50』前情報何もなく、SNSで知り行かなければと使命感にかられて行ってきた。
ストーリーについて、ドキュメントだからまあストーリーてストーリーではないんだけど…については、興味のある方には是非見て頂きたいのであまり触れない様にしたい。

いやしかし、面白かった!!!最高じゃないか!待ってたんだよ、こうゆう映画!!ありがとう!胸を張って頭脳警察が好きと言えるようになった。そんな素晴らしい映画だったよ。ありがとう。

そもそも頭脳警察の私の知識と言えば、学生運動。過激すぎる故の発禁。過激ライブパフォーマンス。社会への反抗、ひとくくりに言ってしまう『パンク』とゆう精神からくる音楽。そして怖い、、

あー浅はかだな。浅はかだった。

今まで何度も頭脳警察、PANTA、Toshiを見てきた。ロフトで貴重なライブも見た。

なんか熱いパッションを感じて少し高揚してたけど、でも見て燃え尽きる感じではなかった。何か凄いものを見たいわくわく、私の思う初期衝動的な過激なパンクへの期待とはなにか違っているなといつも感じて帰っていた。過去の人を見るような気持ちがどこかにあったと思う。失礼な話だ。

この映画を見て思ったのは、
今を生きているバンドだったんだ。とゆうこと。いつでも、今も。
それはバンドとゆうよりもPANTAさんが

ファンの方は当たり前だろって思うかもしれないけど、そこが私の中でズレていて今までしっくりこないでいたみたい。そして、それを知ってる人はこの映画にそれほど衝撃を受けないだろうな。元から頭脳警察を好きだから。

ここからは私の話。前置が長いし、頭脳警察の話ではない。

高校2年生。
ただただ死にたい死にたいと思っていた。世界が灰色にしか見えなくて、美味しいとか不味いとか感覚がなくてただただ用意された日常をボーッとやり過ごす。
目も感情も死んでいて無に近い感覚。無心で映画をみてるように他人事のように目に見えているものが映る。自殺するのもそれを考えるのもめんどくさく(私なんかが自殺なんて大そうなことをするのは違うなぁとなんとなく思っていた)光が存在するのかわからなかった。早く終えてしまいたい1日が毎日延々と続く。人生も終わればいいのにと思っていた。
何か苦しいことや悲しいことが目の前にあるわけじゃなく、学校も行ってるしむしろ成績は凄く良かった。ただ光が無かったし、光を見つける能力が壊死してたんだと思う(一言で言えば脳の病気)、生活苦で自殺される方とは違う病気による希死感。

ただ生きていても無駄だからなにかインプットしようとひたすら本を読んだ。学校の図書館に通い、興味があるものもないものも、時間潰しに読んでいた。
授業中も電車の中も今の次元とは違う本の世界に行くことで時間をやり過ごしていた。

そんな中、何故かカフカの変身の隣にあった1冊の本を見つけた。『二十歳の原点』高野悦子。裏のあらすじには多分こんな感じで書いてた。

立命館大学在学中に学生運動や社会の変動を間近に感じていた彼女の恋と社会と正義と葛藤を綴る20才の赤裸々の手記。20歳の誕生日に自殺した。みたいな。

死にたい、死ぬ人はどんな気持ちか、私も死んでいいのか、学生運動はなんなのか、20歳で自殺して本がでるなんてどれだけ尊かったのか、知りたい私は読むことにした。

感想は、ただの真面目な女の子の日記。
恋をして、正義に葛藤して、亡くなる前には意識が朦朧としてまともじゃない。けどそこには学生運動とゆう若者が爆発した時代があった。

本になった理由は個人的にはきっとこんなことだとその時は感じた。

日記を残したとゆうこと。
美人だったとゆうこと。
名大学在学中だったということ。
学生運動とゆう若者の時代だったこと。
なんの変哲もない(頭がいい美人の)女の子が死を選んだから。

嫉妬した。
きっと私は何者かになりたかったんだと思う。特別な何かになりたいけど、諦めて毎日をやり過ごしてたんだろな。彼女が元からあるものもだけど、死んで何者かになったことに嫉妬した。何もないまま死ぬのは悔しいから私は死ねなかった。
余談からの更に余談だけど
当時16才の夏休みの読書体験記で、二十歳の原点を題材に死の格差に納得がいかないと書き殴った。美人〇〇殺人、有名人の自殺そんなんをクローズアップや興味を引くことへの軽蔑。それを書いてる私が一番気にしていたんだろうけど。
提出したら職員室に呼ばれて「何か悩みがあるのかい?」って聞かれた。大人は何もわかってない。わかってくれない。いい先生とゆう仮面をつけた他人だ。ってぐらいには無の癖に尖ってた。

そこから、学生運動を絡む本をいくつか読んだ。

ベトナム戦争や安保闘争がきっかけだけど…
最初は悪と思われるものに対抗する正義のかけらのようで眩しいけれど、それが正義と呼べなくなるくらい反転していく姿が漫画や映画の世界ではなく人間の本質的で
過激で、感情的で、怖かった。

怖いと思った理由は
正義と思い暴走したものは、もはや正義とはかけ離れていくと感じだから。

理性を忘れて暴走する姿はイカレタようにしか思えない。自分が信じるものが全てと思い込むことに怖さを感じた。

はっきり言って、戦中くらい昔のことのように感じた。けど今のクールすぎる時代にない熱量や衝動にどこか他人事のように憧れを感じている。

たかだか私が生まれる14年前の話。時代や社会の流れが早かったとは言え、時間の流れは同じ。今34歳の私が20歳の子に2005年頃の話をする感覚。つい最近じゃないか。

最終的に、正義の盾だったはずの学生運動は社会的に暗黙の悪のような剣に化身していった(?)された(?)。就職にも困難だったり社会的に伏せていくものになったから、私の間近で語る人はいなく凄く遠い昔の話に感じたのかもしれない。

この時私はその時代を過去のものとしたことにより、何故かそれと同時に頭脳警察も過去のものにしたんだと思う。

さてしかし、脳に は60年末、70年、80年のことが気になってしまう。
その時代のパンクやフォークを聴いて其の後の青春時代を送った。衝動だけを欲して中身を知らないファッションパンク野郎だ。

数年後に二十歳の原点とゆう四人囃子のアルバムがあることに気付いた時にはショックだった。私が取るに足らないと妬いた本が題材になってるなんて。
でもたまたまだけど私は本を読む直前その16の夏に四人囃子のライブを生で観た。16才には退屈だったけど、逆に二十歳の原点みたいな個人的で感傷的なノスタルジックなのだったら惹かれてたかもしれない。その時のライブは大人が奏でる波を飲むような大きな音楽な印象で、あの時の私にはまだ早かったな。こちらも聴き直したい。


今なら少しわかる気がする。あの本が読まれたことが。
若いって素晴らしい、力が溢れて魅力的。今私が日記を書いたところで誰も興味がないのはわかる。若い力を考えを可能性をみんな希望として感じる。その年齢でしかわかり得ない無限なものにパワーを感じる。気のせいかもしれないけど。だからこの本は意味があったんだなと思う。嫉妬心により私の希死感を薄れさせたとゆう実績もある。

話は戻るけど、頭脳警察も聞いた。

映像で見たこともないし、音源もジャケも頭脳警察1しか知らない。興味があるから機会があればライブも行って、感動する曲もあればよくわからないとこもあり、PANTAさんよりはToshiさんのリズムに惹かれてた。でもTシャツを買うまではいかない感じ。
いつかiPodやiPhoneにいれるプレイリストから消していて
今の私の生活には必要な音楽ではなくなっていた。交わることなく去るところだった。

映画を見て感じた。常にPANTAは抗ってる。訴えている。おかしいと思ったことに疑問を感じ音楽を通して我のまま発信し続けている。
人間の(パンクであることの)美しく胸を撃つ部分を自分の力で見せ続けている。

かっこいい。パンクや!

傍観している私はカッコ悪い。けど我を失いたくない。過激の波に呑まれて本質を失いたくない。その葛藤で何も出来ない人間なんだな。自分の信じるものと自分をもう少し信じたいよ


ドキュメントとは言え作られたものだから、作為的にみせたいとこだけ見せてるだろうし、面白く作っているだろうけど、ようやく興味の点と点が繋がってかっこいい!!と胸を張って言えた。昔がってよりは、昔もだけど今のPANTAさんがかっこいい。そしてToshiさんとの関係もよく見えた。
本人の言葉か、映画ように誰かが入れ込んだ言葉かわからないけど、いちいちテロップに出る言葉がまっすぐで突き刺さった。
PANTAさんは真摯にものを受け止め考えるまっすぐな方で、Toshiさんはイメージ通り破天荒だけど茶化したりシャイでかわいい人と感じた。
映画により過去の人たちは今を生きる愛しい二人となった。


ネタバレになるから言えないけど、PANTAのあの◯◯姿に萌えた(笑)かっこよすぎて

この文は私が映画を観て思い出した私の中の昔話について書いてしまったけど

映画見た人といろいろいつか話したい!!あれとかアレとか感動共感したりつっこんだりしたい笑
真っ新な気持ちで感動したことについて話したいな。だから興味ある人はみて!

私が書いた重いメンヘラな感じと映画は違ってただただかっこいいから。

エンドロールの新曲が一番かっこいいなんて、最高じゃない。曲がかかったら少し涙が出たよ。
パンフレットは買った。まだ見てない。まだまだ知らない頭脳警察をこれから知るのが楽しみだ
なかなか難しい世の中だけど次に機会がまたあれば頭脳警察を見たい。心から拳をあげちゃったりして、帰りにかっこいいTシャツを買いたい

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