ポケモンSV 雨パにおける貯水ドオー
今回はポケモンSVで登場したドオーについて雨パ視点で考察してみたいと思います。このポケモンの特徴としては特性貯水による対水への受け性能です。また、夢特性の天然も優秀でいずれの特性か選出画面ではわからないというのもポイントです。種族値に関しては決して高いわけではないものの効率よく配分されており特殊受けとして活躍できる能力値をしています。
雨パ視点相手にしたとき
ドオーは高速回復技自己再生を持ち、特殊耐久が高い点が特徴で受け、サイクル性能に優れたポケモンです。また、特性貯水を持つので雨パ視点こだわっている、水打点以外が物理火力の出ない雨エース、特殊雨エースを使用している時は止められやすく非常にやっかいなポケモンです。
物理の補完ポケモンで崩そうとした場合でも、のろいでの両受け、あくびでの流し、物理受けへの交代などなかなか崩しにくい場面が多く以前までのトリトドンやラプラス級に雨パにとって厄介なポケモンです。
対策しないとやられます。文句なしめんどくさいです
雨パに採用したとき
このポケモン電気無効の地面タイプであるにもか変わらず水技無効ということで雨パの補完適性も高いと考えられます。
以前雨パの補完を考察したときに作成した雨パ向けタイプ相性表(リンク)を使用して、ドオーの性能を鋼プラス電気半減タイプと比較して性能を整理してみました。
耐性から見たドオー
ドオーは地面タイプによる電気無効かつ岩半減、特性の水無効、毒タイプによる草半減耐性により鋼+電気半減以下タイプに匹敵する雨パの特殊受け補完適性があります。
似たような性能を持つポケモンに水地面タイプのトリトドンがいますが、トリトドンは草4倍フリーズドライ4倍弱点で不意に一発で倒されるのが痛いです。一方ドオーは4倍弱点がなく、雨パで撃たれやすいタイプの技に対しても1発で倒されにくく広い範囲の特殊ポケモンを受けることができる耐性があると思います
ポケモンSVではテラスタルによりどのタイプの技も飛んできうるので、前作よりこのタイプ相性表が参考にできない場面が多いので注意。
受けとしてのドオー
耐性的には雨パ補完として優秀であることがわかったと思いますが実際のドオーの性能から考えた時ドオーはどれくらいやれるのかを考えたいと思います。
受けについては鋼+電気半減以下ポケモンと違い高速回復技自己再生を覚えること、特殊耐久も高いことから特殊受けとしての性能は高いです。他の候補のポケモンと同等もしくはそれ以上に優秀です。
ドオーの難しい点は受けて何をするかです。ドオーが相手に負荷をかける方法としては毒毒orステロ欠伸or積み殴りと思います。ナットレイに近い居座り型です。特にステルスロックはタスキなどストッパーに弱い雨パには非常に嬉しい技です。
このようなドオーの動き確かに強く、対策していない相手を崩壊させることができますが、実際には今作登場したポケモンやテラスタルにより少し動きにくいです。具体的にはサーフゴーやキョジオーンなど毒や眠りの変化技を無効にしてくるポケモンの飛行テラスや浮遊プラス鋼テラスなど、技構成によっては有効打がなくなります。その結果、起点にされる場面が容易に発生します。こんな感じで受けれるけど何かのついでに対策されていると何もできず詰むという扱いの難しいポケモンだと思います。
ちなみに、積み対策として天然ドオーを採用するのもありだと思います。水技打たれにくいので。
まとめ
ドオーは雨パの天敵の仲間入り
雨パのサイクル補完としても耐性が優秀
ただし、雨パ縛りでは受けた後起点にされがちなので扱いには注意
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