見出し画像

ポケモンSV 雨エースイダイトウ♂のテラスタイプを考察

今回は前回に引き続き新雨エースのイダイトウを考察していきたいと思います。
主にレギュレーションDを意識して状況を整理し、テラスタイプを考察したいと思います。

イダイトウの天敵

水・霊の攻撃の通らない相手、物理受け、悪やゴースト技などの抜群を取ってくる先制技を持つ相手、イダイトウが先手を取られる相手、不意の水テラス草テラスがイダイトウを通す上で厳しい相手と想定して考察します。

①水・霊タイプを半減以下にするポケモン

まずは攻撃面からタイプ耐性で不利なポケモンを整理します。
検索するとポケモン対戦考察wikiにまとめられていたのでそのまま抜粋します

無草複合(メブキジカオリーヴァ)
無竜複合(モトトカゲ)
水悪複合(ダイケンキ(ヒスイのすがた)ゲッコウガ
草悪複合(ザルードマスカーニャアラブルタケチオンジェンノクタス)
竜悪複合(サザンドラトドロクツキ)

採用率、耐久値、性能からこの中で特に意識した方が良いポケモンはチオンジェン、トドロクツキ、サザンドラ、ヒスイダイケンキと思います。その他、ノクタス、オリーヴァは採用率は低いですが天敵だと思います。上記ポケモンパーティにいる確率は多少はあると思いますが、メジャーにはならないと思います。
これらのポケモンに抜群をつけるテラスタル&テラバーストはフェアリー、格闘、虫です。

威力参考
雨水テラスタルウェーブタックル:360→半減で180
雨ウェーブタックル:270→半減で135
おはかまいり:225→半減で112
テラバースト抜群:240、4倍抜群で480

②物理受け

①と被るポケモンもいますが、特に水を半減にして受けてく物理耐久のある水受けポケモンが厳しいです。水タイプ、草タイプ、ドラゴンタイプです。
例えばチオンジェン、ヘイラッシャ、ドヒドイデ、カイリュー、ヒスイヌメルゴン。
これらのポケモン弱点が一貫していないので一概にはどのテラスタイプが良いとは言えませんが、チオンジェンを除くとゴーストテラスがおはかまいりが、最も大きなダメージソースとなります。一般的な水ポケモンの水受けに対しては電気、草テラバーストも安定なダメージソースとなります。

③悪やゴースト技の先制技

あくタイプやゴーストタイプの先制技を持つポケモンたちも天敵です。先制技環境であることも含めストッパーとして意識が必要です。特にゴーストタイプ、あくタイプに多く、不意打ちは火力も高いので要注意です。
ミミッキュ、ソウブレイズ、テツノブジン、パオジアン、ドドゲザン、マスカーニャ、ドクロック、オーロンゲ、ダイケンキ、ドラパルト、エースバーン、悪ウーラオス、ジュナイパー

かげうち意識の場合はノーマル、あく
ふいうち意識の場合はあく、フェアリー、格闘
これらの技を半減に抑える必要はないかもしれないが選択肢としては少なくとも等倍以下に抑えるテラスタイプ推奨。ゴースト、エスパー以外のテラスタイプの方が使いやすいと考えらる。ミミッキュ、パオジアンは多いだろうからこの要素は考慮必須かも。

④すいすいイダイトウより早い相手

準速では106族を抜くことができ、最速で最速121族まで抜くことができます。
意識すべき106族以上の水・霊で抜群を取ってくるポケモンとしてはブーストエナジー関係ではテツノツツミハバタクカミトドロクツキ、テツノコウベ、スカーフ勢でドラパルト、マルマイン、サンダース、マスカーニャ、ゲッコウガ、パオジアン、レジエレキなどなど。

上記のポケモンたち(特に太字)を意識すると悪、ゴースト、フリーズドライ、草に弱点を取られないタイプにテラスタイプにすると良いと思われる。これらのポケモンも多いのでタイプ一致テラスタルは耐性的に相性は良くないと考えられる。ここの要素も③同様に考慮する必要あり。

⑤相手の水・草テラス

不意にくる水・草テラスタル。半減で受けて反撃で倒してくる。誰がしてくるか読みにくいのが難点。攻撃的には霊テラス、耐性的フォローするなら草半減できる草、虫などが候補。ここについては環境が定まってからでないと選定は難しい。パーティバランスを保つため水半減で対処してくるプレイヤーは多いと予想。特にサンダーとか増えそう。弱点を変えるテラスタルで対応したい。

テラスタイプまとめ

ここまで①から⑤までの項目に分けてテラスタイプは何がよいかを考察してきました。上記を踏まえてテラスタイプごとのメリットデメリットをまとめます。

水テラスタル

雨水テラスタルウェーブタックルの火力が最大で火力アップアイテム含めると等倍以上であれば大抵のポケモンを1発で倒す、致命傷を与えられます。水技の通りが良いパーティには水テラスはかなり魅力的です。抜群だった不意打ち、かげうちが等倍になる点もよいです。
ただし、天敵①②には止められやすく、④も相手の安定択がそのまま通る可能性があり、⑤は相手の目的通りにはめられやすいので注意が必要。デメリットとしては最も読まれやすいテラスタイプ、テラスタル有り無し対処の仕方が大きく変わらないことです。相手に水対策があればそれにまんまとハマってしまうということも。相手の対策を予想しながら戦う必要あります。

霊テラスタル

ウェーブタックルの半減以下で受けられる敵に強く出れるテラスタタイプ。
反面、③かげうち、不意打ちが抜群のまま。特に火力の高い不意打ちは対策が必須である。そのほかにも④ブーストエナジーハバタクカミカミへの対処、その他ウェーブタックルで1発で倒せない耐久の高いポケモンのイカサマなどのも厳しく、悪タイプやイカサマ高耐久ポケモンに対して立ち回りが難しいテラスタイプ。

タイプ不一致のテラスタルについて

耐性でのメリットがあります。ここまで言及してきませんでしたが、おはかまいりの威力は味方のひんしポケモンの数に左右される点から水技が通らない相手に安定して火力を出して攻撃範囲を広げることのできるテラバーストを覚えさせても役にたつ場面が結構あると思います。

妖および格闘テラスタル

主に悪耐性、対不意打ち。
テラバーストを覚えさせれば①の水霊を半減するタイプのポケモンの打点となり、③悪タイプの技が半減でふいうち対策になる。また、④のポケモンの攻撃も多くを等倍で抑えることができ、攻撃的にも耐性的にも立ち回りがしやすいテラスタイプである。安定して水半減のドラゴンに抜群がとれるフェアリーの方が優先度高めか。ヘイラッシャのような水タイプや草タイプの水受けに対しては少し火力不足で別ポケモンでの対応も組み込む必要あり。

虫テラスタル

技範囲、対草、チオンジェン。
①の範囲は全て抜群。攻撃面では悪タイプだけでなく水を半減する草タイプにも抜群がとれ、自身の受ける草技も半減できるのが虫テラスタルの魅力である。⑤不意の草テラスにも強く出れる。チオンジェンをイダイトウで相手にするのであれば虫テラスタルが最適。一方、悪タイプの技が半減できず耐性的にはフェアリー、格闘には劣る。

草・電気テラスタル

対水への安定火力。
おはかまいりが高火力出ない時用の草電気テラスタル。②⑤水技を半減で受けてくる対水ポケモン用への打点を持つためのテラスタルで③先制技も等倍。草であれば電気草耐性やキノコのほうし対策もできるので草のほうが使いやすそうだが、テツノツツミを中心とした氷打点を嫌って電気にするかの選択である。①のタイプの攻撃範囲が大きく広がらない点は目を瞑る必要があるが、威力が状況に依存するおはかまいりを打つケースが減り、使いやすいテラスタイプであると思う。

その他のテラスタル

その他のテラスタイプは仮想敵、場面あれば採用という感じですかなと思ってます。例えば、レジエレキ流行れば地面、ブーストハバタクカミ流行ればノーマルテラスなど。ノーマルテラスの場合、捨て身タックルやあばれるもいかせれるのでテラバーストなくても技を繰り出せる点がよいですね。

最後に

整理するとイダイトウの強み、弱みについてよくわかってきました。強みを活かしその弱みをどうやって補っていくか、次回は少し実戦してみて3匹目含めどういう戦い方が強いかを考察したいと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?