ハリーポッターの大食堂シーンなどで使われたピューターゴブレットの購入方法
ファンタスティック・ビーストの新作が公開されて、今年もウィザーディングワールドは盛り上がっていますね!
私は4dxで観に行ったので、その感想はまた別途…。
ホグワーツで使われているピューターゴブレットを買う
タイトルにある通り、ホグワーツの大食堂で使われていたゴブレットと同じ製品を買う事が出来たんです!
ホグワーツで使われているゴブレットとは…
ホグワーツの大食堂シーン(晩餐や自主学習シーン)にさりげなく出てくるカップのことです。
こういうやつです!
テーブルにちょんと何気なく置かれている、上がゴールド・下がシルバーのシンプルかつ美しいゴブレットです。
ファンのサイトやブログでは「The Match Pewter Company」のイタリア製ピューターゴブレットとして紹介される事が多い品です。
たしかに、マッチ・ピューターのサイトを探してみると、同型っぽいゴブレットはありますが、色はシルバーオンリーです。
しかも、一部では生産終了として扱われていたりして、日本のグッズコレクターの方達もこのゴブレットの話に触れている人はほぼおらず、もう幻の品状態。
ゴブレットを探して(ネット上を)三千里
でも諦めが悪い私は、数ヶ月ごとにネット上を徘徊してはウジウジしていたんですよね〜。
オタクグッズって卒業する人がしばしば手放しているイメージがあり、長期間ウォッチしていれば、たまには気まぐれで手放す人がいるのでは…?と根気よく、思い出しては徘徊していました。
まあ、当然ながら成果は出ず…。
しかし、私は諦めきれなかったので、そこからさらに粘って、Googleで画像検索を行ってみました。
(単語の組み合わせを少しずつ変えて、表示される画像が近くなるように…ちなみに「harry potter pewter goblet」で検索して、選択肢から「ホグワーツ」「match pewter」を選ぶとだいぶ絞れました。)
製造元コジ・タベッリーニ社を発見
虱潰しに画像を載せているサイトをチェックしていくと、なんともそっくりなゴブレットがイタリアのサイトに載っているではありませんか!
しかも、「in the movie: 『ハリー・ポッターシリーズ』(HARRY POTTER SERIES)」とまで、ページ内に書かれています。
どうやらサイトの説明によると、この「COSI TABELLINI(コジ・タベッリーニ)」というメーカーがハリーポッターの映画用にカスタマイズした製品を提供したようです。
しかし、多くのファンサイトでは「The Match Pewter Company(マッチ・ピューター)」と紹介されているのに、これはどういう事なのでしょう…。
その答えもコジ・タベッリーニのサイトに載っていました。
「デザインのコラボレーションは、大西洋を越えてCosi Tabelliniの名前を非常に受容的なアメリカの聴衆に取った米国のパートナーであるMatch Pewterに「M」を含めることを意味しています。作品の高いスズ含有量(約95%)を示すために、「95」という数字も追加されました。」(Google翻訳)
ブランド・メーカーとして紹介されていたのは、米国のパートナー企業だったんですね!
本当なのか、念のために、ファンが立てたゴブレットのスレッドも一応チェックしてみると、同じことが記載されていたので、コジ・タベッリーニが製造元で間違いないと確信しました。
はて…今更ここまでしつこく調べた人ってどれくらいいるのか…?
もうマッチ・ピューターでは販売していないようですが、製造元のコジ・タベッリーニはカスタマイズもしてくれる、かつ言語の選択肢に日本語があるということは、日本在住でも同製品を購入できるって事です。
(マッチ・ピューターでも問い合わせたらやってくれるかもしれないけど、どっちにしろ製造元はコジ・タベッリーニなので、最初からタベッリーニ社に依頼した方が早いと思う)
いざ、ゴブレットを購入
「ハリーポッターバージョンを購入したいなら、メールで問い合わせてほしい」と画面の下の方に書いてあったので、素直に従って、とりあえずメールで問い合わせてみました。(日本に住んでて、ハリーポッターのゴブレット欲しいんだけど、価格と期間を教えてほしい〜ってお願いしてみた感じですね)
もし英語が通じなかった時のため、ビジネス例文をググりながらイタリア語で送って送ってみると…なんとメールは英語で返って来ました。
いや、もう英語で返信されるだけでもホッとします。
ほぼ初めてのイタリア語より、そりゃぼちぼち触れてる英語の方がまだわかりますもん。
返事は↓のような感じ。
あくまで、私の時の価格なので参考程度にして欲しいのですが(特に送料とか)、カスタマイズ込みでゴブレットの本体価格は260.00ユーロ、送料は17.00ユーロでした。
(イタリアだと小数点がピリオドではなくカンマなのです…)
ちょっと円安の時期だったので、日本円に換算すると合計で38,372円でした。
手作りの製品でカスタマイズ料込み、公式に提供した本物のメーカーから、同一仕様の新品を手に入れられる…と考えると妥当な金額だと思われます。
(情勢的に円安が進むことはあっても、円高になることは暫くなさそうだったので、レート上でやや割高になることは考慮済みで躊躇なし)
そのままメールでやり取りは進み、必要な情報をメーカーに教えて、見積書を出してもらってチェックして、OKの返事を出したらPayPalで支払って連絡すると速攻で発送されます。
メールの対応は始終スムーズで早く、ビジネスライクの簡単な英語で返してもらえるので、Google翻訳でも余裕です。ヤッタネ!
(イタリアから国際通販している人達のブログを検索すると、イタリアの会社はルーズで遅いみたいな愚痴をぼやいてる人がボチボチいて不安だったのですが、コジ・タベッリーニ社はメールの返信も早いし発送も爆速だし、ちゃんとしている信頼のおける会社だということは書いておきます!)
てっきりDHLで発送されると思いきや、メールボックスETCで発送、ちゃんと追跡番号も貰えました。
初めてイタリアから通販したのですが、このご時世だと(ロシア上空を通る直行ルートがなくなり、迂回ルートを経由せざるを得ないので)遅くなりそう…とは思ったものの、意外とすんなり荷物は届きました。
4/6に発送してもらって4/9に届いたので、驚くほど早いです。すごい。
ちなみにドイツのケルン・中国の深センを経由したルートでした。
(今後の情勢によっては、もっと遅くなっちゃうかもしれない…)
実物の感想
重厚感があって素晴らしい〜!
手作業ならではのノイズというか、完璧過ぎないところが暖かみを感じます。
しかもズッシリと重いので安定感や安心感を感じる…!
映画ではこれにエイジング加工を施して使ってるんだな〜って思うと、すごい。
今も同じ製品が手に入るだなんて嬉しいし、困ったらまた同じ製品を買えると信じてホグワーツ生っぽく愛用しちゃう予定です。
ちなみに「ピューター」ってなんだろう…と思ったら、スズを主成分とする合金のことなんですね。
ちなみに「アンチモンの代わりに鉛を含む事がある」とはかいてあるものの、コジ・タベッリーニ社ではアメリカや日本の基準をクリアするために鉛を含まない合金を使用して手作りしているようです。安心。
ゴブレットの注文方法
実は日本でも注文出来た
買った時はぜーんぜん気付かなかったんですけど、実は日本の総代理店があるみたいですね。
ということで、日本向けのショッピングサイトやアマゾンも見てみましたが、ハリーポッターバージョンのピューターゴブレットはありませんでした。
(あったら画像検索までしてイタリア本社を発見していない)
なので、問い合わせフォームから「MEDIEVAL Chalice ‘Harry’ ハリーポッターバージョン」の見積もりを依頼することで購入出来るはずです。
代理店を経由するメリットは日本語でやり取りできるのが一番大きいですね。
ただ、着払いか郵便で送られることになるようなので、英語を使うことに抵抗がなくて、PayPalアカウント持ってるならイタリア本社に直接メールした方が楽かもしれないです。
イタリア向け注文用テンプレ
代理店挟むのはかったるいな〜っていう人向けに、テンプレートを用意しておきます。
代理店なしで、自分で注文できて嬉しかったので、他の方も直ぐに注文出来るようにしておきました。
メールアドレスはコジ・タベッリーニ公式サイトからコピって欲しいです。
こんな感じで必要なところを変えて送ってください。
基本的な値段は260ユーロ+送料ぐらいだと思うので、Googleとかでレートを見てから注文した方がいいです。
支払いはPayPalアカウントが必要なので、あらかじめ登録しておくとスムーズです。
こぼれ話
ちなみに情勢の悪化具合によっては戦時輸送扱いになって、輸送料金が値上げになる可能性も否めないので、まだ平和なうちに国際通販を楽しもうと思っています…。
もう円安傾向は止まらないんじゃないかな〜って感じてしまったので、豚頭のピッチャーも注文してしまいました…。
参考資料
🌷使っていただいたお金は、本や、資材購入に当てられます🌹