愛しい町、真鶴。
まるいり水産さんの、真鶴。
真鶴出版さんの、真鶴。
同期の地元、真鶴。
有料道路のある、真鶴。
降りたことのない駅、真鶴。
ずっと気になる町だった真鶴町を遂に訪れた。
すっかり気に入ってしまったので、あんまりおすすめしたくないんだけど
あまりに素晴らしすぎる真鶴の話をすこししてみたい。
真鶴は人口約8000人の町で、真鶴半島にある。
真鶴駅は、JR東海道線の熱海から2駅、小田原から3駅という立地。通り過ぎたことはあるけれど、真鶴駅へ降り立ったことのある人は少ないだろう。
隣町は、温泉処・湯河原町で車で5分。なにかとといっしょにされることが多いけど、今なら声を大にして全然違うといえる。
意外と真鶴町の面積は広くて、南は太平洋に広がる真鶴半島、駅を挟んで北には人が住めないような山々が広がる。半島の大半が「県立真鶴半島自然公園特別地域」となっており、地元の方に大切にされている「御林」という巨大な森がある。(※御林の説明は別口でします。)
真鶴の名前の由来は、鶴が飛び立つ姿に似ていることと言われている。
駅前の商店街はシャッターがしまりつつあるが、まだまだ個人商店も多い。
チェーン店といえば、スーパー1軒(小田原百貨店。略して「おだひゃく」)、コンビニ2軒(共にセブンイレブン。ローソンは撤退したらしい。)ドラックストア1軒となんともシンプルだ。
路線バスは昨年「箱根登山鉄道」が撤退し、「伊豆箱根バス」のみになっている。湯河原駅と真鶴駅を結ぶ便などいくつか路線はある。半島の先端、三ツ石へ行くバスはだいたい1時間に1本。イメージ通り、夜の便はない。駅から『ケープ真鶴』行に乗って約20分で到着する。
それでは、三ツ石の紹介をしよう。
真鶴半島の先端に位置する景勝地。毎年元旦には三ツ石の注連縄(しめなわ)から初日の出が見られるということで、多くの人が訪れる人気スポットだ。ケープ真鶴は、売店・喫茶・足湯などがある休憩施設。2階には遠藤貝類博物館という貝の博物館がある。ケープ真鶴から三ツ石行きの遊歩道(階段)を進んでいくと、、、、
絶景に出会える。元旦でなくても美しかった。
左手には熱海の町が見える。最高のお天気だった。
海も 空も 広くて 立っているだけで気持ちがいい。
振り返ると、見事な森である。(階段はけっこう息が上がった)
先客が楽しそうに写真を撮っていた。三ツ石が入ると、みんなかっこよく撮れる。素敵だな。
一通り写真を撮って、美しい景色を眺めるとやることがなくなる。
ついつい積みたくなる気持ち、わかるなぁ。
所々に石が積んであった。
沖に浮かんだ船 と 積まれた石 が絵になった。
三ツ石を満喫した後は、ケープ真鶴へ。
御林とはなんぞやという疑問に答えてくれる。
江戸時代、明暦の大火により木材が大量に必要になったことから、幕命により小田原藩に割り当てられた15万本のマツ苗が萱原だった真鶴半島にも植林されました。明治維新後には、皇室御料林として一般の人は立ち入ることはできず、マツ林は見回り人により大切に保護されてきました。明治37年 森林法に基づく「魚つき保安林」に指定され、真鶴町漁業を支える大きな役割を担っています。
昭和22年 御料林は国有林となり、昭和27年には真鶴町に払い下げられ、マツだけではなくクスノキやスダジイなどの巨木が生い茂る混交林となり、真鶴町の神聖なる場所として大切に守られてきました。 お林を含む真鶴半島の先端部分は、海と沿岸部、そしてお林の連続性が一体となった生態系を有しており、豊かな自然環境の要素が詰まっています。
(出典:真鶴町公式HPより引用)
ケープ真鶴は、森の駅・御林ステーションとしての役割もあるので半島のみどころも紹介してある。ホワイトボードに手書きで書いてあるところがいいな。
真鶴の観光は三ツ石からはじまる。
せっかく真鶴に来たなら、、、、、三ツ石に会いに来てください。
初対面でひとめぼれ。ずばりそんなかんじ。
すっかり気に入った私は2019年の三が日、夜明け前に真鶴駅にいた。
始発でやってきて、走って三ツ石まで来た。(趣味が役立った瞬間)
注連縄から初日の出が見れるって最高に素敵じゃないですか。
実は2020年のお正月も行けるものなら行きたいと思ってる。
つ づ く。
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