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けど戦記

嘘です。

「得意です」と言わないと、足が向かないのです。つぶやかないと足が向かないのです。

正しいのは誰なのか…分からないけど、主としてやることをやるしかない。

殴られるかもしんないぞ。
怒鳴られるかもしんないぞ。

でも、子どもたちに背中をみせなければならないので。

いざ。
(コメント欄より)


―の後日談

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買い物ついでに菓子折りを買ってきてもらった。

出かけ際、「いくら位が妥当かな?」という妻に「1500円くらいでいいんじゃない」というと「そんな? 500円で十分っしょ」とまだ悶々としているようだった。


結局、買ってきた菓子折りは1500円でもなければ、折られてもいない2個で500円のただのお菓子で・・・。


それを持って、行って参りましたさ。


ピンポーン


――「すみません、午前中に子どもたちが迷惑かけたみたいで」

・・・わかるんですけど・・と、丁重に対応してくださいました。

――「妻が失礼なこといったみたいで」

ああ、キレちゃってすみません、、とも。

たとえ殴られたとしても、いくら怒鳴られてたとしても、今年のアカデミー賞を総なめにするような最高の平謝りを続けよう。

と身構えていたものの、事のすべてはインターンフォン越しで繰り広げられ、

――「あのー、つまらないものですけどお菓子持ってきたんで・・ドアに掛けておきますね」

拍子抜けした僕は「つまらないもの」に”本当につまらないもので”とアドリブを効かせそうになるくらい、もうこの時点で気持ちは解放されていました。


こんな感じであっさり終わりました、と帰るや妻と子どもに伝えました。

ケンカは謝るまでがケンカです。

それを妻と子どもたちに背中で伝えられたかどうかはわからないけど。

とにかく、一件落着。

かと思いきや・・・


「うるさいんですけど」

また妻が言われたらしい。

「いま家に帰るところですけど」

と言ってやったらしい。


もう勝手にやってくれ、けど戦記。

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