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ひとり韓国旅1日目、どたばた

きっかけは結婚式の招待状だった。彼女とは東京で一緒に働いていて、国籍関係なく気が合って好ましく思える女性だった。結婚で帰国してから会えてなかったので迷わずに出席の連絡をしたけど、夫からは「ひとりで海外なんて大丈夫?やめときなよ」と言われた。そりゃそうだろう。さして旅慣れてるわけでもなく、身長が低く見た目も舐められそうな女なのである。それでも行こうと思ったのは、この機会を逃すと一生ひとりで国外に行かないことになる気がしたからだ。誰にも頼らずに旅の準備をしようと決めた。

いよいよ当日。空港まで遠いので5時台の電車に乗る。愛猫と2日半も会えないことが寂しい。関西空港までは何度か行ったことがあるし、日本の電車は到着時間さえ気にして降りればいいやとぼーっとしていたら、おかしい。さっきまで「関西空港行き」だった電車が「和歌山行き」になっている。どうやら何かを間違えたらしい。(後で調べたら、途中駅で前4両と後4両で切り離されて行き先が変わるようだった。)
半ばパニックになりながら、とりあえず降りた方が良いと判断するも、急行なのでなかなか停まらない。降りて急いでホームを移動。引き返す電車を待っている間に気持ちを落ち着かせる。結局フライトの1時間前ギリギリに空港のカウンターでチェックイン。やっとの思いで搭乗ゲートに着く。乗り遅れずに済んだ安心感で、普段なら緊張する離着陸は全く気にならなかった。

無事に出国
関空→仁川 2時間

不慣れな入国審査、SIM受け取り、両替が済み、朝からバタバタで何も食べていないことに気づく。韓国語のやり取りをする気力は残っておらず、全世界共通で安心安全のスタバへ。

せめて韓国にしかないものを…と
ディズニーコラボのミッキーマカロンを選択

日本国内で電車の失敗をしたので、ホテルの最寄駅までずーっと気を張っていた。ホテルを駅近にしたのは正解だった。受付の女性が日本語を話せて安心したのも束の間「犬はいますか?」いません。猫ならまだしも。どうやら間違えて犬同伴で泊まれる室を予約していたそう。確かに室料高いような気がしてたのよ。一般の室に変えてもらえて(金額は変えられなかった)部屋に向かうも、扉が開かずに四苦八苦。力の入れかたにコツがあるようで通りすがりのお兄さんが助けてくれた。親切心なのはわかっていても、部屋に入られたらどうしようかと緊張してしまった。ひとりになって鍵をしめて、ようやく息を吐く。本当に結婚式前日に前乗りして良かった。ここまでで疲労困憊。

環境配慮の取り組みを促している

それでも夜ご飯を調達しようとなんとか外へ。泊まった江南エリアは東京の原宿〜表参道のような雰囲気。日本未上陸のハンバーガー屋さんFIVE  GUYSでテイクアウトにチャレンジ。大繁盛で番号を呼ばれるんだけど、日本のマクドナルドみたいな電子掲示板がないので、韓国語で数字を聞き取るのが難しかった。3回くらいフライングした。お店で食べるのなんて夢のまた夢かもしれない。

ホテルに戻ってポテトをつまみながら明日の結婚式場までの行き方やスケジュールを確認。ソウルから地方都市への移動なのでKTX(日本で言う新幹線)を予約したつもりが別の特急電車の予約になっていたので取り直し、ウェディングホールと駅が車で40分くらいだと気づいて慌ててバスを調べ…。自分で自分を信じられなくてどっと疲れた。日記を書こうと思ったのに21時くらいには眠ってしまった。

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