見出し画像

架空の疾患過眠昏睡症


 小説などに使って下さい(笑)

概要
過眠昏睡症とは、日常生活においての睡眠にて、不定期又は不規則に起きる長期睡眠・昏睡状態のこと。但し過眠症ないし昏睡症とは異なり毎回の過眠・昏睡では無く予測不可能であるものを指す。

症状・状態
睡眠前の前駆症状なく患者の意思により睡眠を行った後覚醒に至らない。
外的刺激(痛み刺激等)により覚醒に至るものを過眠、外的刺激(痛み刺激等)によっても覚醒に至らないものを昏睡と定義されている。但し過眠であり、外的刺激によって覚醒後、患者の意思に関わらず不定期時間に意思に抗うことの難しい眠気を促し、睡眠状態に陥る。
過眠昏睡症にて発生中の症状は無く、過眠・昏睡の状態が症状となる。
過眠・昏睡状態では浅眠状態にないと睡眠実験にて仮説立ててある。
過眠・昏睡状態となると、無意識下で行われる身体の移動(一般的には寝返り)は行われない。消化器系の活動は低下し排泄物の生成は最低限となる。

治療
1.過眠・昏睡状態
過眠・昏睡状態にある場合、点滴治療にて栄養補填する。その後各病院によりマニュアルにある覚醒作用のある薬剤(例ハリアダラート<トパーナ>、ハリカンナ<アマライト>)を筋肉注射する。この場合一度の筋肉注射にて覚醒することは少なく各薬剤の使用間隔(ハリアダラートでは3時間毎、ハリカンナでは6時間毎)で筋肉注射を行う。

2.覚醒状態
覚醒状態において内服治療・注射治療となるが、内服は過眠・昏睡状態となる場合のみに適応となり、通常の睡眠状態では適応しない為内服治療は現在ほぼ行われていない。注射治療では、自宅において介助者が患者の過眠・昏睡状態となった場合に大腿又は腹部周囲、上腕においてペン型の注射を行う。この場合も薬剤の使用間隔を置いて覚醒状態に至るまで治療を行う

副作用
重大な副作用は一時的感覚麻痺である。感覚麻痺は注射部位より下部、殆どは足部から始まり薬剤量が増加すると感覚麻痺部位は広範囲に至る。現在解明されているものとして、下肢から腹部、上肢へと感覚麻痺が広がっていくことが分かっている。感覚麻痺は約1~2時間で消失する。その他の副作用として、消化器症状、頭痛、動悸、息切れ、乏尿がある。

日常生活においての注意点
治療において入院加療の期間が定められているため在宅治療が必須となる。患者には睡眠時は必ず介助者への報告、食事を規則正しく摂取すること、外泊時などに使用出来るカード*の使用を促す。介助者には注射指導、薬剤においての使用間隔指導を行う。重大副作用出現時において誤嚥予防のため、歩行可能状態まで回復し、食事を行うことを患者と介助者に指導する。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?