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ウーマナイザー③「こんな未来を誰が想像した」




この話、ずいぶん引っ張ってしまったが、今回で完結。
前回の②はこちらから。



さて、「ウーマナイザー リバティ」が家に届いた。
1万5000円なんていう、自分にとっての巨額を投じた代物だし、
(※追記:当時の価格。今は旧モデルということで少しお手頃になっているようだ)
全人類が絶賛しているのではないかと勘違いしそうな評判の良さ。
どれだけの優秀ぶりかと、そりゃ気になって仕方ない。

つぼみ型の携帯用モデル「リバティ」。鮮やかなピンク×オレンジのカラーは、
リリー・アレンとのコラボモデルなんだそうだ。




ところが、である。
結論から言うと、
私は何ひとつとして快楽を掴むことができなかった。





インストラクションの仰せの通りに、
シリコン製の吸引口を取り付け、
そしてその部分をクリトリスあたりにセット。
スイッチを入れる。


蓋を取るとこんな感じ。手のひらにすっぽりおさまるくらいの大きさ。





「いつ来るんだろう、噂のゴージャスウェーブは」



そんな気持ちで私、じっと待ってる。
まだ待ってる。待ってる。待ってる。
なにぶん、ウーマナイザー自体がすごく静かなので、
静寂の中でただただ待ち侘びているという状態。



これはもしや、強く押し当てるのか?
自分の手で動かすのか?

分からない笑。

相変わらず待ちの時間が続き、不穏な気持ちになってきた。
色々な考えが頭をぐるぐるし始める。
そんなメンタルの状態は、もはやプレジャーとは言えない笑。



10分が経過していた。「嘘でしょう? 」と思わず言った。
このままだと取説に書いてあった「それ以上の使用は控えて」的な時間に達する。



で、結局諦めた。



後日、この報告を友人らにしたところ、
その日のうちに緊急オンラインミーティングをセッティングされた。
にわかには信じられないといったご様子だった。



ミーティングは質問攻めで、ニセモノを買っていないか?
使い方は間違っていないか?…と、まるで聴取。
誰もが釈然としないまま、コーヒー3杯あおって解散した。




至高の楽園と呼ばれる地にも、時には土砂降りの雨が降る。
そういうものなのだろうと、思うことにした。
もう私も、自分で何言っているのか分からない笑。


ともかく、セックストイたるものは
人によって感じ方や相性がさまざまなんだと、
つくづく実感した出来事だった。
つまり、世間で語られる絶対の価値はあくまで参考資料、
自分と相性がいいものを探すっていうのが結構大事なんだと。

ということで、
このレビューになりきれないレビューといった感じのこの話はこれでおしまい。


私のウーマナイザーはどうなったかって?
今は差し当たり顔のたるみ対策に使ってる。
(ハイパーエッジーな
ロンドンのメイクアップアーティスト、
Isamaya Ffrenchがインスタで
そう使っているのを見かけて、
俄然活路を見出した笑)


ウーマナイザーのサイトにはこんな一節がある。


“革命的な技術 Pleasure Air Technology は、振動と空気圧の変化によるマッサージが絶妙なバランスでクリトリスに触れることなく刺激します”


このご自慢のポコポコ出てくる
ソフトな空気の圧と振動が、
デリケートな目の下あたりのエリアにちょうどいい。


ウーマナイザー、
いつかまた機会があったら再挑戦してみるだろうか。

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