銀行強盗にあって妻が縮んでしまった事件

日本青年館公演の千秋楽を観ました。結構酷いエピソードもあるけど、総じて面白かったです。魂の51%を奪っていく強盗、飴細工になってしまううお母さん、タトゥーから飛び出るライオン、記憶で生き埋めになりかける刑事、、、突飛なところは「とんでもない月曜日」みたいな感じ。

演出も小道具のビデオカメラと舞台上部のディスプレイが連動したり、イリュージョンぽいものもあったりして、なかなか面白い。というか、全体的にとても北米っぽい。ほぼ小道具な「息子」はちょっと怖かったけど!

たまにはドレスじゃない、ミュージカルじゃない花總まりを観るのもいいかと思ったんです。原作戯曲もあるから駄作でもないだろうと思って。それにしても演目名が長いよ。。。カウフマンの原題もそんなに長いのかと思いきや「The Tiny Wife」でした。邦題の長さは2013年当時の流行でしょうか。
夫役の谷原章介が大きいから、フサちゃん(花總まり)は最初から小さいように見えたな。宝塚時代は割と背の高い娘役という印象だったんですけどね。比較の問題?
谷原章介はモデル出身とは知ってたけど、思ってた以上に背が高かった。同じくモデル出身らしい入山法子が上手だったな。

複数回のカーテンコールはあったけど、千秋楽でも特別な挨拶はなく、サッパリしててこれもいいな。スタンディングオベーションはあったけど。
スタンディングオベーション、最近いつでもどこでもやっていてちょっとイヤなんです。前の人に立たれると舞台が見えなくなっちゃうから、気乗りしなくても立つ。そして私も後ろの人の視界を遮る。なんだかなぁ。そんなしょっちゅうやるもんじゃないと思う。
逆に開演前の注意アナウンスがこってりしっかりしてました。カムフロムアウェイもそうだったけど、いつからあんなに小うるさくなったんでしょうね。背もたれに背中を付けろとか、他にも色々ずーっと言ってて。そんなに何回も言わなくてもいいと思うし、一斉にあちらこちらで言うとかえって聞き取れないような。観劇人口の裾野が広がるってこういうことなのかなぁ。。。


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