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偉人の言葉~坂本竜馬~

大人になってから再度、日本史を学び直す機会に恵まれました。
その学びの中での多くは『え、なんで学校で教えてくれなかったの??』と思うことばかり。

その代表例が私は坂本龍馬だと思います。

『幕末の風雲児』と呼称されることもある坂本龍馬。ただ、何をしてきたのかと問われるとなかなか答えられる方は少ないかもしれないです。

教科書的に言えば

・薩長同盟の立役者
・日本で初の会社(海援隊)を作った
・不思議な最期を迎えた

などでしょうか。

都市伝説界隈ですと
土佐のお金持ちの家から一人で脱藩までして、日本全国を巡っていて
その中で、長崎で出会ったグラバーの支援を受けて幕末を活躍していた人物。
特に、グラバーは世界的秘密結社の一員でその資金援助を受けていた。
ただその団体の流れに逆らったために、最後は暗殺された。

ことで有名ですね。

そんな坂本龍馬の名言に

『世の人は、我を何とも言わば言え、我が成すことは我のみぞ知る』

自分の振る舞いは、世の人はとやかく評価したり噂したりするならすればいい。自分のやることは自分しか分からないのだ

一見すると、西洋の個人主義的な思想からくるニヒリズム的な自虐的な言葉に映るかもしれません。
しかしながら、当時の日本人、特に西郷さんに代表されるように思想の中心にあったであろう『天』の存在です。

『天』と言われてもなかなか日常では考えにくいことかもしれません。ただ今でも『お天道様がみている』と言って自分の行動や相手を諫めるための言葉として知られている言葉だと思います。ここには日本人に元から備わっている道徳心(特に悪を憎む心)にも通ずるものがあると考えます。
儒教的な思考かもしれませんが、いずれにしても西洋哲学のような『個人的』な部分ではなく、当時の日本人は家族のような自分の帰属するコミュニティーの中での『個人』であって何かしらの役割があると考えられます。そのような存在である自分という存在と自らを俯瞰している存在(現実からはかけ離れた形而上学的な存在)によって自分をとらえ直しているのだと、私は考えています。

高校時代の西洋哲学と東洋哲学についての私が感じていた違和感にも通じるようです。どこかの記事で西洋の個人主義の台頭についても論じてみたいと思います。

ともすると、坂本龍馬は自らの行いは世の人から見れば、奇々怪々で変人などいろいろと言われていたことと思います。しかしながら、『天』から見た自分の行動は日本國のためという、後の時代で言われる国體意識にも似たものを持ちながら駆け巡ったのではないでしょうか。

最後は、不審な死を遂げて暗殺されたともあります。
というのも、外国の勢力の日本支配を進める勢力からはこれほどやっかいでかつ自分たちの資金を日本につぎ込んでいる輩はとても都合が悪いからです。

Ifの歴史は現代から見ると、ある種卑怯な部分があります。
当時を必死で生きてきた私たちの祖を侮辱することにつながるかもしれません。ただ、自分が日本に生まれて日本人として暮らしていることに感謝できるのは、坂本龍馬の功績は後世の人からすると一入になっていることは間違えありません。

言葉も令和の現代の日本人にとっても一隅を照らす言葉ではありませんか。

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