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最終処分場問題【宮城県大和町】

大衡村のJSMCからの続きです。

関連はないもののように思われますが、熊本県の状況を鑑みると楽観的にとらえることは難しいと言わざるを得ません。

今の熊本の現状はバブルです。以下の記事にもあるように空前の好景気状態になっているようです。

しかしながらお隣の山都町(やまとちょう)では水源や天然記念物のカモシカの生息も見られている土地に最終処分場が設立されそうになっている。

この最終処分場に関連する企業は、『株式会社星山商店』という企業です。
案件に関しては防衛省の案件を扱っていたり、取引銀行に日本政策金融公庫や商工中金、西日本シティ銀行などなどの名前が挙がっている会社です。

しかも、今回の最終処分場計画について住民説明会についてもおざなりにされておりました。そのため町民の方々の怒りもまして、町民の方々の声・行動によって企業側の暴挙を保留させた一件です。

そんな国内の流れがあっての今回の宮城県。
幸いにも工場建設はまだ土地の調査段階で最終処分場についても既存のものが今年度(2024年、令和6年度)にて満杯になる予定という段階です。

ちなみに宮城県の場合は、
大衡村にJSMC
大和町に最終処分場

熊本県との構造とよく類似していると思います。

ちなみに宮城県での最終処分場に関わる企業は『クリーンプラザみやぎ』となっていますが、公益財団法人環境事業公社という事業社です。この管轄で最終処分場の建設が進められると考えられます。
産廃業社に関しては、かなりの補助金・助成金がつけられています。規模が大きいのでしょうがないのでしょうね。。。。

仮に産廃物に今回の半導体関連のものが含まれるようになった場合、既存の大和町での水質調査の調査項目を見直す必要があるでしょう。

特にPFAS関連のフッ素関連の化学物質の測定は追加した方がいいでしょう。
日本の基準では50ng/Lとされていますがこの基準でもMSDSでの人体に影響が出る明確な基準はありません。ただし、人体には肝臓に蓄積していくことが分かっています。
参考の資料も掲載しておきます。

https://www.chemtrust.org/wp-content/uploads/PFAS_JEPA_JulieSchneider_9Dec2020_JP.pdf

吉田川流系の付近で半導体関係の廃棄物処理場があるとなると水質はどうなるんでしょうね??
最近のニュースでも米軍基地の付近からPFASが検出されることがありました。水源の問題もありますが、日本の水資源がまた減ることはSDGsでいうところの持続可能性を狭めているんではないでしょうか??
ちなみに吉田川流系の最終地点は松島です。松島はカキ・海苔の養殖が行われています。このタイミングでの最終処分場建設がどの程度影響が出るのでしょうか。

楽観視ができない状態が続きます。

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