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ZZR600D型からE型へのアップデートとは

エピソード8

令和2年12月

色々と調べていって分かった事はZZR600のエンジンの中身はD型とE型では全く別物だという事です
クランクはウエイトが丸型から斧型に変わり軽量化され、コンロッドも軽量化に加え1mmロング化されています
バルブもD型のステムの方が0.5mm太いです

つまりD型から各部軽量化によるレスポンスアップ、コンロッドは1mmだけですがロングコンロッドになり首振り減少方向へ、バルブもステムが細くなり吸入量アップし、正にメーカーによるチューンナップです
93yにE型となりますが、この時ぐらいにZZR400と一緒に変更になったか、400で使ってるパーツと共通になったかのどちらかです( ZZR400は調べてないので... )

当初、677ccまでアップした頃、まわりから強度は大丈夫なの?と言われましたがZZR600の100馬力のエンジンパーツ流用だから全然いけると言う確信を持ってました

ちなみにE型のカムに関しては輸出されてる各国の品番を調べたら同じだったのでフルパワー仕様に拘る事は必要ありません

E型の資料を見て下さい

カムか何度か記されてます
なんとIN308° EX292°です。4輪だと完全なレース用です

でも、これならバルタイでオーバーラップを多めにとってもアイドリングしそうです
320°までいくとアイドリングがばらつき始めるので街乗りはしんどくなりますが...
良く考えると13000回転まわるんですからこのカムは納得です

バルタイや点火時期まで表記されてます
点火時期は進角時に35°のようです
面白いのは各国によってアイドリング時の点火時期がちがう事です
点火時期が分かったのでウオタニでの進角も安心してできます

しかし輸出車で各国によって仕様も違うから色々と調べたり中古部品の調達は中々苦労しました

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