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物語と自分の人生について考えながら書いた

オーディブル使うようになって、子供やティーン向けの本を聞いてる。
大人向けより聴きやすそう、とか思って。最近はハリーポッター聞いてる。

なんかそれで、思うところがあり。
昔から読書家などへのコンプレックスがうっすらとずうっとあった。今もある。そんなこと言われても「好きで読んでるだけなので、、」ってなるよね、申し訳ないとは思っています、、
思い出の絵本とか、そういうのも無く、文化的に?劣った人間のような気がしてしまう。

幼少期の記憶で思い出せるものは物語ではなく、絵とか歌とか、そういうのしかない。(絵はずっと好きなんだと思う、それは救いだ〜。)

存在を覚えてる絵本は、アニメ絵のにんぎょひめの表紙と、こまったさんのマカロニ、話は覚えてない、、
家にDr.スランプのコミックスがあって、そのおまけページの文鳥やオカメインコの絵が好きだったのとか、欲しいものが欲しすぎて絵を描きまくっていた、という作者の言葉はめっちゃ覚えてるなーとか
テレビでやったドラえもんの映画、ビデオにとってめちゃめちゃ見てたのは「雲の王国」で、コロコロコミックの見開きに武田鉄矢の歌の歌詞が載ってたのも覚えてる。でも何がどうなってどうなったみたいなストーリーは思い出せないんだよな、、
ながらく「なかよし」を買ってたけど、漫画のストーリー多分毎月覚えてられてなかった気がする。「毎月それを買うこと」自体が楽しみだったんかもな。カードキャプターさくらの絵はめちゃめちゃ好きだった、レイアースのカラー扉で、宝石の透明感や輝きの描き方を観察した記憶もある。
アニメも普通に見てたと思うけど、お話をちゃんと覚えてるものはないかも。歌とかは今でも歌えたりするのが逆にすごい。スラムダンクとか犬夜叉とかコナンとか、再放送のドラゴンボールとか。
世代的に土曜9時のドラマも見てたけど、このお話すごい、みたいに残ってる記憶はない。お話に興味がなかったのかな。何考えて生きてたのかな。何が好きだったのかな。
小学?中学で「ゆず」を好きになったのは、お話じゃなくて、「自分で作った歌を自分で歌う」のに惹かれたのかもな?うん〜?ラジオもそれで好きになったな。本人が話してるのってやっぱいいな、と思ったんだろうな。

今の自分に都合のいい記憶を勝手に選んでる感じがすごい。

続けます。

高校なって、邦楽バンドを聴くようになる。そして兄の影響で村上春樹にハマる、、進学で上京していた兄と夜な夜な長電話で話したというエピソードは「河内兄妹仲良すぎて気持ち悪い」って言われた。わかる。一緒に実家にいた頃は結構ケンカ(物理)ばっかだったのですが。村上春樹は田舎でもブックオフ行けばほぼほぼ揃えられることもあり、結構ほとんど全部読んで影響は受けまくった。
あとは映画とかも本当に見てこなかったんだけど、映画「青い春」に衝撃を受ける。TSUTAYAありがとう。でもあれがどういう「物語」だったのか、わかってなかったし今もあんまり多分わかってないのかもしれない。画に惹かれたのか音楽に惹かれたのか俳優に惹かれたのか、映像作品は要素が多くて感情の分析が難しい。分けて考えるべきでもねえかもしれないが。
それからしばらく、邦画もぱらぱらと見るようになった。

それでも私の人生にはまだ「物語」がない気がしますね、、わからん、村上春樹は村上春樹だし、、?物語というか自分ごとのように受け止めていたというか体に入れてた感じというか
二十歳前後の頃は漫画も映画も本も色々、偏ってたなりに見てたと思うけど、えー記憶が、なんかどろどろとしてるんさ。取り込んでたものと自分との区別がない感じなのかな。

そういうあれの視界が開けるのが、多分25歳でじゃじゃ馬グルーミン★UPを読んだ時なんだよ。
これは「おはなし」だけど、自分の人生とは交わらない設定や人物だけど、なんかすごい「人生」の「物語」じゃん、みたいな。
物語を通して、知らなかった感情とか感覚とか人と人とのやりとりとか行動すると何が起こるのかとか、そういうのを「知って」いく的な、そういう楽しさを初めて体で理解した気がした。
自分の人生を初めて客観視しはじめた感じ。
自我の芽生えと呼んでいる。言葉の意味は本来と違うとは思うけど、それまでマジで本能の猿だったので、、

それからゆうきまさみをめちゃめちゃ読んだ。好き。パトレイバーのアニメは漫画が原作ってわけじゃなく、連載と放送が同時?進行の「メディアミックス」と知って、テレビアニメもレンタルで全部見た。

30歳なる直前位で、テレビアニメを見るようになる。
オタク的になったきっかけはおそ松さんで、同時期のユーリ!オンアイスと、すすめられて見た氷菓、夏目友人帳。
テレビアニメの「よさ」が二十歳の私にはわからなかったわけですよ。絵だけなら漫画の方が「良い」し、人が演技をしてるの見るのちょっと照れちゃうという感覚が自分にはあり、特にアニメの声優さんの演技は苦手と思うことがあったりして、、

何かを好きになったり理解していくのには、順番があるわけだ。
そう、このあと順番に声優ラジオや声優や特撮やハイローを通って行き、そして最近「ファンタビ」に行き着き、冒頭の「ハリーポッター読んでる」って話に繋がります。

なんか、そう、なんか
ちゃんと子供に向けた物語を、子供の頃に受け止められてたら、もっと人生違ったのかね。と、「モモ」を35歳で初めて読んで(聞いて)考えた。考えてる。「氷菓」とかもそう、これを高校生の時にちゃんと読めてたら、、みたいに。
兄なんかは子供の頃にそれこそエンデの「はてしない物語」を繰り返し繰り返し読んでらしたの覚えてるけど。(なんで私はそうならなかったんだ?)

なんで私はそうならなかったんだ?

そう、なんか、人生について??考えちゃうんだよなあ。子供の頃の記憶をこうして引っ張り出して眺めたりなんかしてさあ。あー

お疲れ様でした。結論やオチは無いです。もうしわけない。



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