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のんびり地学基礎 #02 地球はまるくない

地球はまるい、以上!
って、
ちょっと待ったぁ!!!

実は、
正確にはまるくないんです

ほんの少し上下につぶれた
みかん型の楕円なんです

南北を指で少し押し潰した形が正解!

もちろん
楕円なのにも
理由があります

それは
地球の自転
に関係しています

前回、
地球がまるいのは
ものがお互いに引き合って
中心に集まろうとする力、
引力が働いているからだ
と学びました

それとは別に、
ものが円運動をする時は
遠心力というものが働きます

それは、
今度は逆に
中心から外へ飛び出そうとする力
です

遠心力で落ちないように気を付けて

ちなみに、
引力と遠心力を
合わせた力が重力です
地球上において
地面に引っ張られている力で
ものの重さに関わる力です

ちょっと脱線しました
もとに戻ります


地球は
北極点と南極点を結んだ地軸
を中心に、1日1回ぐるっと
反時計回りに
自転をしていますね
はい、「円運動」です!

そこで当然、
地球にも
遠心力が働いているのです

遠心力は
回転数が速いほど
回転数が同じなら
長い距離を動くほど
大きくなります

これはこぼれちゃってるけど

バケツの水をこぼさないコツも
できるだけ、ぐっるーんと
大きく回しながら
(腕の長い人の方が有利!?)
回転速度を
上げていくことですよね

この時
水にかかる重力よりも
遠心力のほうが上回っているから
真上でも水が落ちてこないのです

てことは、
地球に置き換えてみると

世界中、どの都市でも
回転数は1日1回だけど

軸からの距離は
極では最も短く、
赤道に近くなるほど長くなります

想像してみて下さい

極付近の場合
その場で24時間かけて
じりじりと1回転、
ですが

赤道の場合は
1周、約 40,000㎞ ですから
24時間で1回転しようと思ったら
ものすごい速さです!

地球の遠心力も感ぜずに生きてるけど

ググってみたら、
なんと
時速、約 1,700 ㎞でした!!

極付近と赤道付近では
外へ飛び出そうとする力が
かなり違うことが分かって
いただけたと思います

赤道を最大、
極を最小にした
この遠心力の差のために
固い地球だって
潰れちゃうんですね

ゆえに
地球は常に回り続ける
「回転楕円体」
というわけです

回転楕円体って
何かかわいいな( *´艸`)

ちなみに地球の扁平率は
1/298.257

赤道半径が30cmの地球儀が
あったとしたら
極半径は29.9cm
その差は1㎜ほど

ほぼ真円ですね

謝辞 ~星屑の子供たち~

◯さんのウィットに富んだ独特な遠心力の解説に、笑ってしまいました。
いつも楽しく講義を進めていただきありがとうございます。

がっつり学びたい方はこちらもどうぞ!

あさせさんの復習回
正確には「地球はいびつなジャガイモ」らしい、
という見なかったことにしたやべーヤツを
いつかお願いします(^_^;)


地学を教科書通りにやろうとしていた頃、
地球の扁平率の公式を自力で解けず、
音声芸人ベジさんに計算してもらいました。
数学の教師だったというだけで、畑違いということを分からず気軽にお願いをしてしまいました。ですが、とても快く丁寧に解説していただきました。
その節は本当にありがとうございました。
何回聴いても身が縮む思いです。

♫ベジの声を 聴かせて 
雲をよけ 世界照らすような
ベジの声を 聴かせて 
遠いところも 雨の中も 
すべては 思い通り♪

思い通りに生きられるように、いつも応援しています。頑張って下さいね!


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