画像1

マッチ売りの少女

ハンス・クリスチャン・アンデルセン
00:00 | 00:00
青空文庫より、
アンデルセン 作、大久保ゆう 訳
の「マッチ売りの少女」
を読みました。


《ふわっとあらすじ》

とても寒い大晦日の夜です。

一人の少女が雪の中、
裸足のままで歩いています。

少女は、マッチを売って
お金を持って帰らないと
家へ入れてもらえません。

しかし、
今日は一つも売れませんでした。
きっと父親に叱られます。

どの家の窓からも暖かな光が洩れて
おいしい御馳走のにおいがしてきます。

少女は家の陰にぐったり座り込むと
寒さをしのぐために、
持っているマッチに火をつけました。

すると不思議なことに、
マッチの火がついている間だけ、
目の前に夢のような幸せな幻影を
少女に見せてくれるのでした。

しかし、
火がともっている時間はほんのわずかです。
目の前に現れた暖かなストーブも、
豪華なガチョウも、美しいツリーも
火が消えると同時に
全部消えてしまうのでした。

次にマッチを擦ったら、
大好きなおばあさんが現れました。
少女を唯一愛してくれた人でした。
もう亡くなっていましたが、
マッチの灯の中では
昔と変わらず優しく微笑んでいます。

きっと火が消えたら、
おばあさんも消えてしまいます。
少女は、おばあさんと
ずっと一緒にいたかったので、
残りのマッチを全部出して
いっぺんに火をつけました。

真昼のように明るく燃える中で、
おばあさんは少女を抱きしめました。
すると2人は浮かび上がり、
遠い光の中へ、
神様のいる世界へ昇ってゆきました。

~・~・~・~・~・~・~

音声配信アプリstand.fmにて、
「しんいち情報局(仮)」の
「朗読しんいち」を
担当させていただいています。

しんいち情報局(仮)
広島県福山市新市町の情報をお届け!
https://stand.fm/channels/623f0c287cd2c74328e40149

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?