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のんびり地学基礎 #06 核

やっと
中心までたどり着きました!
これでいったん、
地球内部への旅が終わります

ラスボスは二枚看板!
外核(朱色)・内核(赤色)

ゆで卵のお楽しみ、
黄身にあたる「」のお話

マントルより内部、
2900km~
地球の中心6400km
までが核になります
(地球の半径は
6400kmってことですね!)

地球の核は
主にと、少しのニッケル
の合金で構成されています

そして、核もまた
2つに分けられます

グーテンベルク面
外核(液体)
内核(固体)

核の外側から
液体状の部分
外核といい
核の最深部、
固体状の部分内核といいます

かなり複雑な
半熟ゆでたまごですね~

成分は同じですが
温度と圧力の
微妙な条件の違いで
核の外側は鉄の液体
中心部は鉄の固体
になっているのです

どうして、液体と固体に
分かれていると分かったんだぃ?
誰も見たことがないんじゃないのかぃ?
って思いますよね!

それは
地震波を計測することで
わかりました

前回に続き、
境界面について少しお話します


グーテンベルク不連続面(CMB)

核とマントルの境目を
CMB(core–mantle boundary)
コア-マントル境界といいます

前回は、
地殻とマントルの境目で
地震波の速さが変わる
モホロビチッチ不連続面
について学びました

モホ面発見の後年、
下部マントルと
核の境目(CMB)も
地震波に影響がある面
だと分かりました

1927年、
アメリカの地震学者
グーテンベルクさんが
このCMBで、地震波(P波/第1波)が
不連続に遅くなり
S波(第2波)が伝わらなくなる
ことを見つけました

S波は
液体の中は通れません

S波が伝わらないということは
すなわち
外核が液体であることを示していました

この面を
CMBの別名として
発見した人の名前をとり
グーテンベルク面、
グーテンベルク不連続面
と呼びます

そして
5100㎞より深部では
また地震波が速くなるため
内核は固体と推測できるのです

地震波によって
誰も見たこともない
地球内部の様子を
私たちは
知ることができているんですね

一般的に地震は
怖いイメージしかありませんが
地震が私たちに教えてくれることは
実はさまざまあるのです。

地震については
改めてやります
お待ち下さいm(_ _)m

地球は大きな磁石

液体の鉄があることが
地球にとんでもない
スペックを与えました

それは磁場です

地球は1つの大きな磁石
と、言われていますよね

電気をよく通して
磁力を持つ
鉄やニッケルが
自由に流動している、
つまり
液体の状態で存在する

外核はそのおかげで、
発電機(モーター)
のような役割を担い、
電磁誘導を起こし
地球に地場が生まれるのです

ダイナモ理論、だそうです
中二の物理、だそうです

コイルと磁石のやつで
確かにやったなぁ、
とは思ったんですが、、、
「のんびり地学」なのですみません(ノ_・、)

レアコイルなら知ってるよ(タイプ→でんき・はがね)


磁力があるから
私たちは方位磁針を使って
方角を知ることができますし

また、磁力が
宇宙から降り注ぐ
高エネルギーの放射線から
常に守ってくれている、
だから
私たちが存在できるのです

これは、、、
「のんびり物理」も必要なのか?

謝辞 ~星屑の子どもたちへ~

地球の内部がとても複雑な構造になっていることがわかりましたが、誰も見たことがないのになぜ分かるのか?
完全に納得してない自分もいます(^_^ゞ

あさせさんの復習回♪

謎のマシン(P波マシン)で内核まで行けるという、壮大なSFになっています!
これが台本ナシとは信じられません!

待望のモホ面ケーキのCMができました
買います買います、(*≧∇≦)ノ


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