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続くお店があるという希望

大好きなお店が営業を再開しました。

何よりもうれしくて、そのよろこびだけでこの記事を書いています。

どうしてこんなにもうれしいのか。それは、このお店がわたしにとってかけがえのない場所であるから。

わたしは、愛知県からひとり、高知県の黒潮町へ引っ越してきました。ノリと勢いだけ。あと先考えずに飛び込んじゃうのは、昔から変わってない。

知り合いがいない中、始まった一人暮らし。
飲み歩き、食べ歩きが趣味だったわたしにとって、歩いて行ける距離にお店がないなんて、、、と絶望したことを昨日のことのように覚えてます。

いつのことでしょうか。
自分の家から徒歩圏内に、お店があることを知ったのは。

そのお店は一見すると、ふつうの家のようで、まるでお店の風貌はありません。知る人ぞ知る、そんなお店なのでした。

なかなか入りづらいなぁと思ってたとき、友人が訪ねてきてくれたのをいいことに、このお店の扉を叩いたのです。

オーナーがひとり。奥さんと息子さんの家族経営のアットホームなお店。

きさくな雰囲気で、外から来たわたしを、警戒することなくあっという間に親しくなれたことをありがたく、うれしく思ったのでした。

このお店に通い始めて、たくさんの友だちができました。世代も違う、バックグラウンドも違う、いろんな友だちが。

ここに来れば、おいしいものとお酒がある。そういう安心感がありました。抜群の安心感ゆえ、酔っ払って、スヤスヤ夢の中、なんてこともしばしば。
そんなわたしを、嫌がることなく、あたたかく見守ってくれる懐の広さにいつも救われてます。

知り合いが誰もいない中、この町で豊かな暮らしを営むことができているのは、間違いなくこのお店のおかげ。

地域に愛されるお店。ここの場所は、この地域にとってなくてはならない場所なのだと思うのです。そうしたながく続くお店があることは、その地域にとっての希望なのではないでしょうか。

地域の特色のあるお店が、軒並み苦しい局面に立たされている今、自分にできることは、応援し続けること。気にかけてるよ、というメッセージを発しつづけること。

何より、再開してもらえたことに、心からの感謝とリスペクトを。

これからもわたしは、ここに通い続けます。

#お店 #応援したいお店 #高知県 #黒潮町 #佐賀 #鬼守家

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