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また、青空の向こうで乾杯しよう

※4年前に書いた日記から。大好きなあの人へ。
空の上でサッポロ黒ラベル片手にニヤリとわらってくれるかな☀️


最期に会ったのが、ちょうど1年前の7月28日でした。

肉じゃがコロッケ頬張って、サッポロ黒ラベルでいい気分になって、「また名古屋帰るとき、遊び来るね〜!」と笑顔で別れて、それっきり。

こんな風にお別れすることになるなんて、思いもよらず、ただただ悲しい。ぜんぜん信じられない。この週末、久しぶりにお店にも行こうと思ってたのに。

悲しみがじわじわと募って、感情が迷子。冷静さを取り戻すためにこれを書いてます。

初めてお店におじゃましたとき、
あれはもう10年近く前だったかなー。

のんびりとした口調で、

「ようこんな店、ひとりで来たな〜。」と

おもしろがってくれたこと。

それからすっかり稲さんのファンになって、

通いつめるうちに。

「おー、あぐーちゃん!」

と、いつも強面の顔をほころばせて、迎えてくれたこと。当時、午前様になる夏場を乗り切れたのは、間違いなく、このお店のおかげ。

仕事を辞め、名古屋を離れガーナにいたときには、

「あぐーちゃん、おきばりやす〜!」

と、お誕生日カードを送ってくれたこと。

とってもびっくりしたけど、とってもうれしかった。文字から稲さんの声が聞こえるようだったから。そのカード、今でもだいじにとってるよ。

それから帰国して、高知に引っ越した後も、名古屋に帰るときは、顔を出しては、きしめんサラダともつ煮を肴に黒ラベルで一杯やるのがなによりも楽しみでした。

稲さんのことはもちろん、ほっとするごはんとお店の雰囲気が大好き。きっとこれからもその味とあの場所で過ごした思い出は変わらず大好きで、だいじです。

稲さんが大好きだったお酒と音楽。きっと天国でも楽しくやってるよね。

今度帰るときに、あの笑顔にもう会えないのは、さみしくて仕方がないけれど、いつかまた青空の向こうで、ビール片手に乾杯できますように。

ありがとう。稲さん。

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