女子スペイン代表 選手・戦術解析(3/12投稿)

◎選手分析

Cazorla
プレイメイカー
町田瑠偉タイプ

Torrens
赤穂ひまわりタイプ、スコアラー
SG 起用だと 3 ポイント打つ頻度が多くなる。

Casas
潤滑油タイプで、ハンドオフやオープン(フリー)になりやすく、そこで打つシュートは高確率で決める傾向がある。

Ouveniaオフェンス重視型 PG
リバウンドを積極的にとる現代型 PG だが、
ターンオーバーが多い。

Rodorigues
オフェンス特化型 SG
オフェンスリバウンドを積極的にとるフォワード型 SG。



Ginzo
FG 率が高く、ペイントビーストタイプ
3(スリー)の打てないオコエ、 朝比奈タイプ
野口さくらタイプ

Carrera
ペイントビーストタイプ
インサイド中心・たまに外打つ。
ゴール下の守護神

Conde
赤穂ひまわりタイプ
SF 起用だと Torrens(オールラウンダー)タイプ、 PF 起用(インサイド重視)だと赤穂ひまわりタイ プのプレー傾向だと考えられる。


Domingues
プレイメイカー兼パサー
町田瑠偉タイプ

Quevedo
ピュアシュータータイプ
比較的に平下タイプ、藪タイプだと考えられる。



◎ オフェンス戦術(全体の戦術と役割)
チーム戦術自体がオフェンス&ディフェンス・バランス型組織バスケ戦術。
特に、Casas がいた場合、比較的オフェンス強化バスケ(チームオフェンス意識が高くなる)。 Casas がベンチに下がった場合、バランス型バスケに切り替わる。
基本的に PG もしくは Torrens がボールを持っていき、Cazolra のプレー傾向は比較的、山 本タイプに似ている。その理由としては、戦術において組織バスケであるため、早いパス回 しと回りくどいスペーシング(特に Casas、Torrens)が想定される。Cazolra の役割として は、組織バスケ慣れから、味方選手のパスとスペーシングの読みに長けていることが考えら れ、プレイメイクに加えて PF と C によるスクリーン頻度の多さからそこから のドライブやパスメイク、空いたスペースからのシューティングの傾向が非常に多い。 そのため、スペイン代表 PG のマッチアップ最適な選手はパスメイクやプレイメイクなどゲ ームメイクに長けている町田が最もありえると考えられる。宮崎もディフェンスマッチアッ プとしては魅力的だと考えられる。
SG/SF 部門では、基本的にスペイン代表オフェンス戦術では、シューターの役割をする選手 が必ず存在する傾向がある。その役割は、主に SG であり、先発では Torrens も 補うことが可能である。SF では、潤滑油の役割を行う(主に Casas)やオフェンス意識が高 い控えの Conde らが控えている。また、Torrens 自体が SF であるため、メンバー交代もし くは先発メンバーによっては SF 起用になる。
PF 部門では、ある意味、重要な役割である。3 ポイントは比較的オープンな状態で打つ傾向 が多く(特に Gil)、インサイド重視かつ、可能性としてはオフボールスクリーン(潤滑油の存在)の意識が高い傾向がある(確認済み⇒C もあり)。また、C と連動してリバウンドやインサイドスアラーとしての役割を担い、オフェンス戦術としては Gil としてはインサイドプレーヤーとして、控えの Conde などはオールラウンダータイプの PF としてのオフェンス戦 術活用をし出す可能性が高い。しかしながら、スペイン代表のオフェンス戦術としての PF はインサイドを重視としたプレー傾向が多くみられることから、Conde が PF 起用されても
戦術のズレが発生している可能性がある(予測)。

  最後に、C 部門についてである。先発は確実に Carrera になることが圧倒的に多い。スペイ ン代表におけるセンターの役割は、東京オリンピックにおける先発センターだったンドゥールのプレースタイルとほぼ同等であることから、オフェンス戦術においては大きな変更はさ れていないようである。特に P&R やリバウンド、ペイントエリアでのプレーを重点として おり、Carrera はミドルレンジでのシュートを打つこともできるが、基本的にペイント重視 のプレーをする傾向がある。ペイントエリアに選手がいる場合、相手チームはベースライン ディフェンス形態をとるが、ディフェンダーのビハインドにいた時にパサーは高いパスを出す傾向がある。
次に、Carrera の控えである Ginzo、Mendes のプレーである。Ginzo はほぼペイントエリア 周辺もしくはエリア内中心にプレーすることが多く、特に Ginzo はペイントエリア内での FG 率が高い。Mendes もほぼ同じタイプだと考えられる。
結論としては、 スペイン代表のオフェンス戦術はスクリメージやスペーシングに長けているCasas や PF や C の P&R やスクリーンを活かした組織プレーが多く見られる。

《※補足》
Carrera は、3 ポイント打てる。(フリーの時)
◎ ディフェンス戦術
スペイン代表の基本ディフェンス戦術は、3-2 ゾーンと 2-3 ゾーンディフェンス形式をとる 傾向が高い。
主に PF と C が主軸としたディフェンス形式を採用している。
多くの場合、PF と C がゾーンディフェンスの中心を担い、主に SG とフォワード(主に Casas と Torrens、Conde など)がスイッチをする。基本的に 2-3 ゾーンだが、相手の動きによっ ては 3-2 ゾーンに交互に切り替えるディフェンス形態である(確認済み)。 また、基本的にミドルディフェンス形式を採用とっている。

スペイン代表のオフェンス戦術はスクリメージやスペーシングに長けている
Casas や PF や C の P&R やスクリーンを活かした組織プレー
  ◎ 補足
Casas はルーズボールに対する意識が強いことや、ガードにボールを渡すときにさりげない スクリーンをしかける傾向がある。

  チャージングプレー、基本不可( 脳震盪の危険性もあり)
◎ 分析方法(使用参考文献)
Euro basket2023 stats、Tokyo Olympics women basketball stats、basketball video(Youtube) 、Euro basket data
◎ 資料作成者:Beybow

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