富士通レッドウェーブ ロスター分析(7月14日更新)

こんにちは、Heybowです。
今回は、富士通レッドウェーブのロスター分析を分析シート使って、作りました。
みなさん、ご覧ください。

ラインナップごとの分析があるシリーズはこちらです。
ご覧ください。

◎考察分析とその解説

ポジションごとに説明します。

SG部門では、シューターである傾向が高く、ディフェンスよりもオフェンス偏重寄りのロスターとなっていると考えられる。SGを詳しく見ると、シュート力が高く(数値)、ディフェンスよりもオフェンスが得意な選手を揃えており、ディフェンスを重視していることは少ない傾向でオフェンスに比較的専念している傾向が高いと見受けられた。
そのため、オフェンス戦術を考察するに、SG部門の選手はオフェンス偏重だけでなく、シュートとそのクリエイトに専念した方策をとる可能性が高いと考える。つまり、数値から見てもSG部門はディフェンスが得意な選手がおらず、SGを起点としたディフェンス方策をとることはまず、考えられないといった見解が的確だと考えられる。


次にPG部門について考察する。PG部門では、ボール供給やパス回しの戦術原点はPGが中心にとる傾向が高くあると見受けられる。AST数値が高く、プレイメイクやパスメイクが長けている選手が不動の先発に活用される方策になりがちである。ロスターでは、先発の可能性が高い町田と第二PGである赤木中心に試合に出場する傾向が高いと見受けられる。
数値を見るに、シュート力やディフェンス数値が比較的低く(シュート力が5点台・ディフェンスが4点台)、O/D総合値が比較的高くない選手は先発頻度は低いと考えられ、実質PGは町田と赤木の二人を中心に試合起用がされていくと考えられよう。
つまり、PGの選手層は比較的薄いと考える。


次にSF部門を考察する。このチームのSFの選手層や選手の特徴は、ディフェンス数値がオフェンス数値よりも高い傾向にある。ディフェンスもオフェンスも数値が比較的バランスよく高い内尾は、先発起用傾向が高いと考えられる。選手層ではシュート力も高い内尾は先発確実でその控えが伊森と奥なのだが、伊森がセカンドユニットであることはシュート力においてもオフェンス数値においても比較的高く、ディフェンダーやリバウンダーとして活用されることも十分考えられる。チームの戦術においてもSFは万能タイプ傾向として起用されがちであることは確かである。奥はディフェンス力が非常に高いがオフェンス力が強い課題であるため、サードユニット扱いかつディフェンダー起用になるのではないかと考える。


続いて、PFとC部門。Cはテミトぺが先発濃厚だが、このチームでは貴重なリバウンダーであり、インサイドエリアにおいても重要な得点源もしくは要である。その根拠は、テミトぺは3PとASTを除いた数値では総合力がオフェンスもディフェンスも7点台である。PFの宮澤や宮下はオフェンスとディフェンスのどちらかが7点台と出ているが、両方とも7点台はテミトぺだけである。リバウンド力も高く、インサイドエリアでの戦術方策は、テミトぺに依存する方策に取られがちである。そのため、昨シーズンのチーム戦術ではインサイドにおいて、テミトぺにボールが集中することが多かったと見受けられる。そして、貴重なインサイドの要であるため、必然的に出場時間が長くなる傾向がある。その対策とるならば、総合力の高い新戦力の宮下か不動の4番の宮澤がC起用といった負担軽減がなされる可能性は十分高いといえよう。もしくは、Cの控えである藤本がセカンドまたはサードユニットとして起用されることも十分考えられる。リバウンドに関してはCの次に数値が高いPF部門とSFのリバウンド力が比較的高い選手がリバウンドの負担軽減として、プレーする可能性が高いといえる。


このチームの戦術傾向としては、PG以外にインサイドの要であるテミトぺやシュート力が高く、決定力の高いSGとPFの選手を中心に戦術展開がされる傾向がある。ディフェンス数値が低いSG部門を中心に相手チームが対策や戦略を実行すれば、チーム戦術に大きなズレが発生する可能性があるといえよう。

作成者:Heybow(Kou Suenaga)

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