働きやすさとは

ニュースの記事で退職理由の上位が「上司の仕事の仕方が気に入らない」「労働時間が長い」「同僚・先輩・後輩と合わない」となっていた。

給料の低さや仕事内容より上位に人間関係の事が出てくるのは面白いなと思う。世間では若者の貧困化や業務の自動化などが話題になっているこのご時世で退職理由の上位が人間関係とはとても原始的だ。でもそれが人の本質だと思う。

一番ストレスって何だろうと考えた時に僕は「仕事のやり方がわからないときにすぐに聞けない」というのがすごくストレスだ。問題解決の情報が自分にないときだ。つまり報連相のしやすさが重要なのではないだろうか。

それってやっぱり人間関係なんだなと思う。だとしたら働きやすさをデザインすることで定着率や従業員満足度が増すのではないか。

うちで取り組んでいるのが「仕事が滞ってない?」と聞く事。それで部下が厳しそうであれば上司がフォローすることを徹底している。上司が手伝ってくれるという安心感で仕事ができるのは負担を分担できる。そのかわり上司は部下を手伝う時間を作るために、自分じゃないとできない仕事以外は部下に振ることを徹底している。

結局部下が大変じゃん、って思われると思うけどこの方法はかなり効率が良い。イメージは上司が指揮者で部下が奏者って感じ。当たり前だけど指揮者が楽器を弾いていたら、演奏全体への注意が低下する。それは職場でも同様だと思う。

部下も上司がガンガン電話して、キーボードを信じられないくらいの速さでうっていたら声をかけづらい。声をかけづらくて仕事が止まってしまう時間ってストレスを感じるし、単純に仕事が遅くなるのでいい事が全くない。経験則ではあるが上司に余裕がある職場は雰囲気がいい事が多い。声をかけやすい、相談にのってくれる、仕事のフォローをしてくれるとなると部下のストレスが減り定着率が上がるのではないかと思う。

ただ女性が部下の場合、生理的に無理といわれる場合があり、それはどうやっても対処できない。

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