君と手を繋いで(燈し火MV感想)

6月4日にVRアイドルえのぐの「燈し火」のMVが公開されました。
初めて見たときは正直「このMVのどこが燈し火なんだろう」と理解できなかったのですが、なんとなく解釈できてきたので、感じたことやなんで最初は上手く入ってこなかったのかを書いていきます。

まず、最初に見たときの感想がこれです。

めちゃくちゃ綺麗な映像に感動や圧倒されつつも、シネマMVと書いてあるし、何かストーリーがある?と思っていたがそのストーリーがよくわからなかったんですよね。ファンタジーっぽいとこに抵抗があったかもしれない。
けど何回か見たり公式のツイートをヒントに見てみると大分印象変わりました。

自分の周りの存在や、自分を支えてくれる存在の大切さ、そういう存在がいるから辿り着けるものがある、なるほどと。
それを意識してMVを見てみると大分印象が変わりました。
最初は独りだったし、何度も挫けそうになるけれど、たくさんの出会いを通して支えられて煌めく景色に辿り着くんだと。

挫けそうになっても出会いの中でたくさんの人に支えられて前に進んでいく姿はまさしく燈し火の歌詞と同じに思えました。

一人ではつかめなかったものも
手をつなぐことでつかむことができる
煌めく景色に辿り着くことができる

また、これは蛇足かもしれませんが、出会って、分かれてを繰り返して、最後に集まるのがスタートラインっぽさやColorsっぽさがあるなと感じましたし、これらの曲は歌詞的にもリンクする部分があると思っているので、エモいなと思いました。

最後に、じゃあなんでこのMVを見たときに自分は燈し火な感じがしなかったの?という所を。

恐らくそれはLIVEとMVって違うよねという事なんだと思う。
 
LIVEで燈し火を聴いているとき、自分とえのぐがその時まで歩いてきた日々を思い出して、それが今その瞬間に繋がっているんだということを強く感じる。あなたと歩いてきた日々があったから、あなたが支えてきてくれたから今この景色があるんだと言ってくれてるような気がする。多分自分は「積み上げた昨日」「数えきれない昨日」が「今日に辿り着いた」を強く意識している気がする。
 
けれど、MVの燈し火は「えのぐからあなた」というよりもっと一般的なものな感じがする。
MVの燈し火はなんというかえのぐを知らない人にも届いてほしいメッセージのように思う。
 
周りの人の大切さだったり、支えてくれる人がいるからできることがあるということだったり、あなたは独りじゃないという事だったり、あなただって周りの支えになれるよという事だったり。
そんなえのぐが今を生きる人達に伝えたいメッセージに感じた。

以上。


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