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過去のことを知らない・過去から学ぼうとしない就活生や若い人増えすぎじゃない?①二宮金次郎は子どもの頃から優秀なビジネスマンだった

意味のある前置き

このnoteは無料で全文読めます。安心してポチッとしてね❤️そして、この記事は僕の焦りから生まれました。「自分より若くて学生さんなのにもう多額の収入を得て税金を納めてる(多分)。」という人を目にしたことが焦りの原因です。

しかし、「高校生とか中学生の中でもお金稼げる奴はいるし、何なら自分がよく知っている二宮金次郎とかまさにそうじゃん」と思いました。

なのでnoteをしたためました。

クソ長い前置き 特に意味はないのでスルーしてちょーだい

(嵐お好きな人に前置きさせていただきます。今でこそ陰ながら嵐の皆さんを応援させて頂いておりますが、僕は中学校入るまでほっとんど世の中の流行から隔絶されて生きていました。DS liteを買ってもらったのが小学生6年生の2月で、我が家で最新のデジタル機器がずっとDS liteだったこともあるくらいです。なので、二宮って聞くと今日取り上げる二宮金次郎が真っ先に思い浮かぶ小学生だったし、今も芸能関係なら二宮和也さんが浮かびますがそれ以外だと金次郎が出てきます。流行り物に疎くて申し訳ないです…

TV見ないから知らんって人ももちろんいますが、十分国民的アイドルでいらっしゃる方なのでファンの方たちもおおらかな気持ちで見てくださると幸いです。相葉君みたいな孫になりてえなあ。)

ニノって聞いたら金次郎が思い浮かぶ歴史オタだけど質問ある?

そんな僕が嵐のニノがお好きな人も意識がお高いみなさんのためにもこんな説を唱えさせて頂きます。

二宮金次郎についての詳細知らない人、大概若者説

そもそも現代に生きた人のように彼を紹介したのが悪いんですが、二宮金次郎は江戸時代中期の人間です。「暴れん坊将軍」と幕末(坂本龍馬が生きた時代)のちょうど間ぐらいに生きた人だと思ってください。

さて、二宮金次郎の銅像に馴染みのない人や二宮金次郎お好きな方に小学生の頃、二宮金次郎のゆかりの地ってだけで都内から小田原まで行った僕がご説明します。(僕は歴史の解説する際、歴史の専門用語しか使わないから皆歴史を敬遠すると思ってます。なので、なるべく現代の人に通じるように噛み砕いて説明します。あくまでも例えなので、ちゃんと学びたい人は書籍を当たってください。)

以下、現代風に二宮金次郎の生涯をまとめたものです。

もともとお金持ちの農家に生まれましたが、小さい頃にお家が破産しました。しかも生活保護や学校教育すら受けられませんでしたし、ご両親も早くに亡くなりました。親戚の家で働きながら学び、学んだことを生かして副業で稼ぎ、親の作った借金を完済しました。そのことが認められ、企業向けのフリーの金融・農業のコンサルタントとして活動しました。その功績により、一部上場企業の役員にまでなりました。かつての自分と似たような人たちのために自ら現場に立ち、病に倒れても病室からSkypeで部下と連絡取ったりしながら仕事を続けました。

どお?イメージ沸いた?

ビジネスマンとしての有能エピソード

金次郎はおそらく、「組織の中のポジション感覚」「周りを見る目」が優れていたと思います。その例がこちら。この時彼は小学生だったと思います。

~子どもの頃、親の代わりに堤防を作る工事に参加させられていました。大きくて重い石を運ぶような力仕事ができません。しかし、ショタ金次郎は力仕事をしている大人達のわらじがすぐダメになることに気がつきました。そこで、わらじを作り、一緒に働いている人たちに持って行ったり、余ったわらじを売ってお金を稼いだりしました~

控えめに言ってバケモンですね。

大人になったからと言って急にこんなことができる人はそうはいません。

皆さんは組織の中にこんな風に考えられる人がいる職場で働けてますか?

てか、

皆さんは今いる職場で自分がどんなふうに組織に貢献できるのか考えながら働いてますか?

これができない人はたぶん、どんなとこ行っても上手くいかないと思いますよ。


また、副業と勉強にも熱心でした。

~中学生くらいの頃、親戚の家にいたことは述べました。親戚の家の仕事をパワハラ気味に扱われながらも続け、拾った稲の苗を耕作放棄地に植えたり、勉強に必要な菜種油(灯の燃料)を油屋からもらって増やしてもらった量から大幅に増やして返しました~

一見価値のなさそうなもの同士を掛け合わせると、とんでもないものを生み出すことがあります。しかも、金次郎は耕作放棄地に植えた稲を収穫し、親戚の家を出るための元手とします。

また、有能なコンサルにありがちな謎のイメージ「人情なさそう」にも声を大にして反論させてもらいまっす。

~コンサルとして入った会社で従業員が病気の親のためにお金を貸してほしいと言いました。その人に返せるあてはありませんでした。しかし金次郎はその従業員にお金を貸してあげました。そして、お金を貸した従業員に、仕事を今よりも少ない資源で行う方法を教えました。使わなくて済んだ資源ぶんの金額を返済に充てるという取り決めをしました~

返すあてのない人にAIだろうと半沢直樹だろうとローンオフィサーは確実にお金を貸さないでしょう。しかも、この従業員が闇金みたいなとこでお金借りて首が回らなくなって会社に迷惑かけてから辞める可能性もあったと思います。しかし、金次郎はお金を貸すどころか、お金を貸した従業員の生産性をも上げることにも成功しました。

こんなことできる日本人がいるんだから今の我々ができないわけがないと思います。


結論:二宮金次郎はサラリーマンのアイドル


しかしですよ、

なぜ、今の日本で語り継がれなくなったか?

これまで見てきたように、二宮金次郎は個人としてあまりにも偉大でした。今から100年前の学校には仕事しながら勉強する二宮金次郎の銅像が必ずありました。

でも、1941~1945年にかけて金属という金属を国が回収した際、金次郎像も回収されて武器になりました。それから学校教育がアメリカナイズされ、戦前の価値観が否定された際にもろにあおりを食ったのが金次郎です。まだ戦前の教育を受けたことのある人が労働人口に多い頃は勤労大事だよねって価値観があったんでしょうけど、今はもう勤労ダメ!早く帰れ!って時代ですもんね…。

「勤労とか勤勉を馬鹿にするやつが昔より多くなった」

と京セラとKDDIの稲盛和夫氏は著書の中で述べておられましたが、小学生のうちに二宮金次郎に出会いづらくなったことが一番大きな理由だと思います。

今、SNSやYouTube漬けの子どもが増えているそうな。自分の経験上、そういった子ども達はほっとんど活字に親しまず、歴史に学ぶという価値観が皆無の環境で育っています。その子ども達が大きくなる時、二宮金次郎は今以上に語られなくなるし、勤労は時代遅れという考えがはびこると思います。

今のうちに少しでも多くの心ある人に届くよう拡散希望します。この記事を見た人は投げ銭なんてしてる場合じゃないです。ぜひ身近な子ども達に二宮金次郎のことを教えてあげてください。僕も身近なところで広げていきます。

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