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【映画感想】ARGYLLE/アーガイル【ネタバレなし】

総括

「ARGYLLE/アーガイル」観た!
軽快でコミカルでポップ!だったんだけど・・・
全体の飲み込みづらさとテンポの悪さ、そして、アクションがスロー多用してのフザケ過ぎてるアクションが・・・絶妙にダサい。
個人的に、年々マシュー・ヴォーン監督への信頼が減ってってる。

感想

今作は、「キングスマン」シリーズのマシュー・ヴォーン監督の新作。
スパイ小説のベストセラー作家のエリーが、自身のスパイ小説が現実世界のスパイの世界を言い当ててたことが発覚しスパイとのゴタゴタに巻き込まれる!
そんな話。
この小説が現実に!って導入2022年の映画「ザ・ロストシティ」とおんなじような入りなのよな。流行ってんの?この展開?
ストーリーは、スパイアクションはさすがのクオリティで担保しつつ、ミステリのような要素と、現実とフィクションの狭間を行き来させるような演出で独特の浮遊感を味あわせてくれる仕上がりになってます。
画作りはすごいゴージャス!様々なシチュエーションでの戦闘は見ごたえがあるよ!
令和ロマンのドラえもんネタのジャイアンの行動みたいなのはまじで笑った。
あと、楽曲使いは相変わらず最高。
俳優陣はベテランばかりで安心して見れる・・・けどあいかわらずブライス・ダラス・ハワードの体型変化はすごいよな・・・。
正直、リアリティがありすぎて今作では終盤浮いてたように感じるわ。

この作品・・・観客を惑わせようとしすぎて、全体的なテンポ感が悪くなってるのよ。あとは主人公周りをモヤっとさせたまま終盤の盛り上がり突入されてもモヤモヤがはれないんだよな・・・。
スッキリ見れるシーンがないのよ・・・。
アクション見ごたえはあるものの、説得力がないというかふざけ過ぎてるというかノレなかったんだよなぁ。
端的に、安直な仕上がり。

そんなわけで、楽しめたもののノリ切れない作品でした。
アイデアと創意工夫での演出が好きだったのに、ここ最近違う感じがすごいするんだよなぁ。
キングスマンのエグジーの最終作?を制作するんだっけ・・・それはたのしみだけど・・・なんだか悲しい気持ちになってしまいました。

(62点/100点満点中)
 

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