【日記】 俺って、昔は…………


 実は昔、俺は下ネタが嫌いだった。

 事の始まりは、中学生の頃である。
 授業後も授業の最中にも「クリ〇リス」や「チ〇コ」、更には女性器名称も平然と発していた。当時は全く意味が分からなかったが、親の携帯を借りた時にこっそりとそのワードに関して調べたことがあった。

 そういった中学生活の中でも、竹内まりやさんの「すてきなホリディ(クリスマスケーキでおなじみのあの曲)」の歌詞の一部を変えて、「クリ〇リスが今年もやーってくる♪」と歌っていたことを今でも覚えている。
 たしか、一度耳障りと感じてその時の授業の先生に注意するように呼び掛けようとして、上手く説明できずに成す術も無くなってしまったんだっけか。
 それ以降は、下ネタというものに関心を持たない・・・というかあまり聞かなくなっていった。

 高校生になってからは、自然と下ネタ自体に嫌悪感もなければ寧ろ面白みを感じるようになった。
 高校生になってからは、学年や学歴などのレベルも大きく変わっていく。俺の行った高校は、謂わばFラン的な高校だ。成績は中の中、または中の少し上くらいの、普通の中の普通といった高校に俺は進学した。
 それ以降は、当然初対面のクラスメイト達と新しい青春を過ごすことになっていく。そこで出会った友人は殆どが、アニメ好き達で出来ている。

 中でも「T君」と出会ってからは、更に面白くなっている。そいつとは、今でもちょこちょこ会っているし、俺が今現在働いているバイト先を紹介してくれたヤツでもある。
 T君は、仲間から渾名感覚で「ロリコン」と呼ばれていた。実際にロリコンでもあったりする。超次元ゲイムネプテューヌのロムとラムの画像(※1)を見せただけで、雄叫びを上げて大喜びしていたのを思い出す。そういった、二次元の深すぎる没頭から、いつのまにか(なんだかんだで)下ネタそのものに

 高校卒業してから、そんなT君と一緒に普通に18禁コーナーに入るようになった。漫画にも小説にも手を触れるようになった。そこでは、当然だがチ〇コや女性器が丸見えであり、もちろん淫語もバンバン出ていた。
 違和感というか、何も感じなくなった。というより、興奮というかなんとも言い表せないようないモノが浮かんできた。
 
 そして、時間が過ぎていき2016年の夏ごろ、たぶん家族で一番最後に行った家族旅行として、大阪のUSJに行ってきた。その旅行初日の水曜日の深夜、全く眠気がなくなっていて目もシャキッと冴えていた。
 何もやることがなかったため、どうしようか迷っていたら、適当にradikoで番組をパラパラと見ていたら、「JUNK 山里亮太の不毛な議論(※2)」がやっていた。
 そこからだった。俺が深夜ラジオに興味を持ちつつ、下ネタにバカスカと笑うようになった。
 下ネタでこんなにも笑うようになってからは、ラジオそのものが面白くて面白くて、いつの間にか高校生活で出来た友人もそうなのだが、ラジオリスナーとの交流の方が多くなっていた。

 そうして、今現在の俺がいる。
 お笑いと下ネタにはまっている自分がいる。
 ラジオに出会って、ただただ良かったと思える今がある。

 やっぱりうまく言い表せないが、今では下ネタは好きであり、そのおかげでラジオも好きになっていったということだけである。


                         (※1)

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