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RSGT2023ふりかえり(DAY0-1)

はじめに

今年も RSGT2023へ参加してきた。RSGTは2020年に初参加し、今回で4回目の参加でした。今回は初登壇&OSTのファシリテーションという大役を頂き、いい感じの緊張感を持ちながら3日間楽しむことができました。
ブログは苦手なので、ブログだと思わずつらつらふりかえって行こうと思う。

DAY0(1/10)

今年はイベント前日から最高のセッションがあったのでもちろん参加した。
[Day0] (online-only) 知り合いを増やしてRSGTへのドキドキをワクワクにする会

毎年、初参加の人がRSGTを少しでも楽しく過ごしてもらうために知り合いを作ろうというワークショップを開いてくれており、昨年はDAY1の最後にやったけど、これならDAY0に開催してDAY1から知り合った人とワイワイした方が良いと考えて提案してくれたセッションでした。
私も毎年firsttimerの人たちがギャザリングを通してネットワークや学びを広げて欲しいと思って、積極的に話しかけたりご飯に誘ったりしています。

セッションの話に戻りますが、私は東京に向かう前に自宅で参加しました。
zoomで全体説明後、ブレイクアウトルームに分かれて記者会見ワークショップを実施する予定だったのですが、zoomのホスト権限が付与されておらず、急遽Discordのボイスチャネルを作って対応した。
aki.mさんの行動の早さにとても感動したし、初参加の方々がDiscordに変わってもトラブルなく対応できていたのが、オンラインツールがみんな当たり前に使えるように練度が上がってきてるんだなと感じた。

Discordに出来上がった「知り合い1」〜「知り合い8」のボイチャの中から、誰も入っていなかった「知り合い2」へ入った。
すると、akira.ohno#2202、さてい#2086、ないる#7577、takahia#0602、なかさと#2865の自分含めて6人が集まってくれて、ビデオオンして記者会見ワークショップを実施した。
お互い気になったところを質疑応答して、終始楽しい雰囲気で知り合うことができた。
私は新幹線の都合で akira.ohno#2202のターンのみ残して「明日現地でみんな会いましょう!」という形で退出し、東京へ向かった。
ここで繋がった6人は、DAY1,2で一緒にランチ食べたり夜飲みに行ったりする仲になり、そのきっかけを作ってくれた小笠原さんに感謝しかないです。
[発表スライド]

DAY0で知り合ったメンバーとの現地顔合わせ

DAY1(1/11)

DAY1は以下のセッションに参加したので一つずつふりかえる。

[1000-1130] Five Practices for Building Software with Scrum

XPの価値について丁寧に詳しく教えてくれた基調講演でした。正直自分のチームではScrumを自信を持ってやれてるかというと…だが、XPのプラクティスは幾つか自然にチームに取り込まれている。だが、テストに関してはまだまだ道半ば。
この動画とスライドを自部署に公開し、動画の視聴会をチームでやろうと思う。
なにより、スライドに日本語訳を入れてくれてる優しさに感動した。
[発表スライド]

[1300-1320] 初参加者同士が知り合いになりDay1からワクワク3倍ロケットスタートが切れるセッション

こちらもDAY0のワークショップ同様に、初参加の人たち向けにクリエーションラインのスポンサーセッションとして開催されたセッションに初参加ではないが参加。
直前の昼休みに行われたコミュニティ紹介後に永瀬さんから「まつしゅーさんと会って話したい人がいる」と繋げてもらった若い子(ゆーばくん)がこのセッションに参加するという偶然もあって参加した。
3人程度のグループに割り振られ、DAY1のこの後、どのセッションを聞くかみんなでプランニングしようという場でした。
私以外のお二人は初参加で、色々と悩んでたのでなぜそのセッションに行きたいのかや、2人はどんな立場なのか、このRSGTに何を期待してきたのかを伺いつつ自分のお勧めセッションを伝えてワイワイできた。
※もちろん全てのセッションがお勧めなんだけど、私はやっぱりコーチズクリニックをお勧めします!

[1425-1445] RSGT2022のOSTから学んだ人事評価における公平性と納得感を得るための軸作り

みんな大好きスクフェス新潟代表のじゅんぺーさんのセッション。
自分が今部長という部下を評価する立場になって、それまで評価される側として感じていたモヤモヤをモヤモヤのままにはせず、人事も巻き込んで議論し合って公平性と納得感のある評価軸を作る話でした。
長い物には巻かれろとはよく言いますが、そこにしっかりと向き合って変革していくじゅんぺーさんの熱い思いと行動にはいつも勇気をもらいます。しかも、このテーマは一年前のOSTでテーマ出しして議論したってとこも熱い!!
[発表スライド]

[1515-1600] Effective Retrospective++~楽しいだけじゃない、次の一歩を自分で踏み出し続けられるふりかえりへ~

黄色い森さんの安定のふりかえりセッション。
もうMiro以外でスライドは書けなくなってしまったというだけあって、Miroのスライドだけでなく、チャットやタイマー、リアクションや付箋紙、スタンプなどひとつのツールで参加者を巻き込みながら進行していくセッションに、Miroすげーと思ったのと、森さんのプレゼン力がすごかった。(さすが営業されているだけある)
ふりかえりは無理にアクションに繋げなくてよい、チームの状態によってやれる範囲でやれば良い。大事なのはバタン、バタンし続けないこと。まずはチームで立ち止まることが大事というのがスッと納得した。
1月からチームメンバーがガラッと変わったので、ふりかえりを通してチームのペースでバタン、バタンいってないか立ち止まって確認し合っていきたい。
[発表スライド]

[1615-1700] 聴覚障害のある大学生チームによる臆さない発言環境の形成

chiemiさんがnoteでRSGT前に書かれていた記事を見て参加を決めた。
自分のチームにろう者が1人いる中で、正直チーム内でのコミュニケーションが上手くはいっていない。ただ、全然上手くいっていないわけではなく、お互いに対話しながらカイゼンできている良いチーム。
このセッションのタイトルには衝撃を受けた。聴覚障がいを持った大学生が、「臆さない発言環境を形成」って!?
私のチームの子は、チームの中では自発的に発言することはほとんど無い。彼が1発言するのに、周りは10以上は発言している。
もちろんオンラインホワイトボードやチャットでコミュニケーションを取るようにしているが、ペンは進まない。
なにかこのセッションで彼がもっと発言し易くなるためのヒントがあると良いなと思い参加した。そして、私の経験もお伝えすることで何かお互いに得られるものがあれば良いと思って参加した。
結果、RSGTで参加した全てのセッションで一番のセッションだった。
皆さんがとてもいきいきして話されている姿を見て、気がつかない間に終始ずっと私は笑顔にさせられていた。
これは、障がいを持った方が頑張って発表しているから応援したくなったり、勇気をもらったりといった感覚ではなく、本当に発表会場の雰囲気が彼ら3人によって作り上げられ、自然に惹き込まれていった感覚だった。
スクラムのイベントをゲームで置き換えたり、チームビルディングを上手く言語化してパタンとしていたり、とても学ぶことが多かった。
クイズ大会をして学びと関係性づくりをするだけでなく、正解したらみんなでバンザイするなど、遊び感覚でチーム環境を形成していくやり方は、聴者ろう者関係なく実践してみようと思った。
[発表スライド]

[1730-1815] [招待講演] どうすれば新しいアイデアが生まれるのか

このセッションで特に共感したのは「じぶんごと」というところ。
私はR&D部門で働いていて、社会課題解決に向けた新たな製品やサービスをゼロから生み出すpocをやっている。正直自分では困って無い、戦争や貧困、co2削減などに対してのヒット商品を生み出そうとしている。そのため、「じぶんごと」に全然なれていない。
ガンダムのアニメを見たことがない、見ても何が良いのか分からない人が、世の中のガンダムファンに刺さるヒット商品を生み出すことができるはずがないというお話があった通り、自動運転の車を乗ったことがない人が自動運転の新たなサービスやアルゴを開発できるはずがない。だって、自分が「欲しい!!」と思わないから。
pocを進める中で、ペルソナを作っている。いや、作るのではなく、自分がペルソナにならなきゃいけない。女性向けなら自分の奥さんに、子供向けなら自分の子供に、高齢者向けなら自分の両親に、本当に渡したいと思えるものを企画開発していかなくちゃと考えさせてもらえた。
このセッションは、きっと最終日のOSTのテーマにつながるヒントになった方もいたのでは?と個人的には期待した内容だった。

DAY1夜

初日のセッション終了後は、ソラシティすぐ横のお店に数人で飲みに行った。
そこには、永瀬さんが繋げてくれた子を誘ってみた。お店に入って間もなく、DAY0のワークショップで知り合ったメンバーも偶然にも同じお店に合流し、お互い親睦を深めることができた。
40間近の飲みニケーション世代の私にとっては、やっぱりこの時間、空間がとても好き。特に若い世代の人たちから、自分の全然知らない新しい知識を貰えてワクワクする。
この日は楽しすぎて深夜1時まで飲み、日本酒を一気飲みするなどの悪態を晒した結果、翌日の午前の基調講演は聞かずにホテルで寝込んでしまっていたことは本気で反省するところでした…

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