見出し画像

神奈川沖浪裏と私の意外な接点

私は両親とも早くに地元を離れ
父の転勤で引っ越しをしていたため
ふるさとと言える土地はありませんが
ある事で私の先祖の姿を知りました。

葛飾北斎の有名な浮世絵
「神奈川沖波裏」
そうです、あの大波越しに
富士山が見えるやつです。

あの絵の中で
身を低くして船に乗っている人達
昔からどこに行くのかなと思ってました。

私の母方の親戚は、代々神奈川の
三浦三崎で漁師をしていました。

この船は、三崎で採れた初鰹を
江戸にいち早く届けるべく
突っ走っていた押し送り船だそうです。

ライバルは、房州の漁師たちで
お互いに高値がつく一着を競っていたのです。

なんだか感動しました。
私の先祖が懸命に生きていたことを
こうして知る事ができました。

「神奈川沖波裏」は大好きな浮世絵ですが
加えて親しみを感じる作品になりました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?