きいろい葉っぱに元気をもらう
今のところ元気はありあまってるけれども、さらに元気になる気がする黄色い葉っぱ
木々の葉が色づき、どこそこが見頃だと特集や中継もされているらしい
そういうのが好きな同僚が逐一報告してくれる
桜、花火大会、五山の送り火など録画してまで見ているし、名所や観光地、動物、天体ショーの動画なんかもすごく好きなので色々見せてくれたり教えてくれたりする
私は、こういうテレビ中継のこの類のものや動画を見るのが得意ではなく、トレーニング動画以外、MVやライブ動画なんかは聴くのをメインに楽しむという程度
─祇園祭は例外で、後祭の出発を御池通りで見て、中継を見ながら休憩したら家をとび出し、河原町通や四条通を追いかけて各山鉾町に帰っていくのをついて回って見る─
ごくたまに対談やトークなどの動画が面白くて全部通して見ることもあるけれど、携帯の小さな画面で見るには目が疲れるし、目線が追いつかず、全然慣れない
人のペースや視線で撮られたものを見るのが苦手なんだと思う
動体視力がおそらく人より劣っている上に三半規管が弱く、そもそも我が強過ぎて自分でも持て余すほどだ
そんなわけで、動画を見る能力が欠けているように思う
そしてなんと言っても、通勤時(短いけれど)や少し外を出歩けば目には木々の葉っぱの色が移ろう様子が目に飛び込んでくるので、おうちで画面を見ているくらいなら外に出かけたくなってしまうのだ
コーヒーを楽しむお子様連れや犬を連れた人たちが座るテラス席の目の前のサルスベリは酷暑の中でも長い間美しくピンク色のお花を咲かせていた
冷たい雨の日に地面に敷き詰められたピンクの小花を見かけたとき少し寂しく思っていたけれど、気がつけば葉っぱが黄色く色づいていた
サルスベリは頑張り屋さんだ
三条通りの横断歩道のそばにもサルスベリがあり、真夏もカンカン照りのお陽さまの下でスターバックスの前のお花よりも少し濃いピンク色の花を咲かせていた
以前、三条通りの辺りで目を細めて携帯の地図を見ていた方に呼び止められ、南を指差し『次のあの道、“六“って字が見えますけど、ここが三条なのに四条も五条もとばして次が六条なんですか!?』と質問された
新しいな
いえいえ、六角通りという通りなのですよ、次の道は
そしてその六角通り、室町六角の桜の葉も色が移ろいはじめている
紅葉も見頃だそうだけれど、黄色い葉っぱも景気が良くて気分が上がる
”黄色“だから”元気“を思い浮かべ、元気・パワー・エネルギーといったイメージで、ビタミンカラーとか言ったりするなんて安直だしステレオタイプだとお思いでしょうか
ガスにあえて臭いをつけるように(こちらは安全面からなので少し意味合いは違えど)、目に見えないものや見えにくいものを表そう(現そう)としてあて込められた色や形─イメージカラーとかイメージキャラクター─というのはなんだかんだで定着していくように思う
私のような簡単な人間は、ことさらそうなる
24時間戦えますか?のあの商品も黄色─黄色と黒は勇気のしるし─だし、受験生の味方のショートブレッドタイプの食品─『耳をすませば』の雫ちゃんが食べていたのもこれと違うの?─も黄色い箱だしビタミンCの入っただいたいの小瓶のドリンクの液体の色も電気風呂(浴槽だけ?照明?)も黄色い─黄色というか、蛍光・ネオンカラーだな─
ビタミンとかエネルギーを扱うと黄色が多くなりがちなのはレモンやバナナから来ているのだろうか
どれもずいぶん購入していないので、なかったりパッケージデザインが変わっていたらスミマセン
そう言えば、似合わないからと敬遠していた黄色やカラシ・マスタードも、大好きな濃紺や群青なんかとは相性も良い気がするので顔から遠いボトムスや靴下はたまに使うようになり、気分も上がる気がするし、ここ最近好きになった
紺地の紙に金泥で写経とか、上手く見えるしね
紺色や青色と、黄色や金色は相性が良いのだと思っている
(実際に青と黄色は色相環の補色関係にあるので間違いない)
枯れ葉舞う季節に思う大好きな曲
黄色から思う大好きな一曲は、大好きなアルバムから
黄色い葉っぱを見に行かなくちゃと、お散歩に行く理由ばかり増える
夜も黄色が綺麗
そして変わらぬ姿を見て、またホッとする
11月28日、『いい艶の日』(わたくしが勝手に制定)の主役は君だ