【みんな、俺のあんねこちゃん見て】ここは間違えて羊の内臓を1キロ買ったことに気づかないままカレーを作ろうとした者が集められる河原です【胃腸編】
拙者激辛や激酒により、消化器官を酷使している侍。
昔の医学もナッツクラッカーも言うてるので胃腸も摂った方がええですね。
さて。
私のしばらく行かないお店のなかで、とりわけ恋しく感じるのが、銀座の中華。
激辛に目がない私、安い中華でもたまに「四川風激辛煮込み」を頼んでは、赤い油に溺れる牛やら海鮮やらを見て絶望、食べて絶望、寝て絶望みたいな。あんまいいイメージのない料理なのですが、銀座のそのお店は別。
なんか食べれちゃう。食べても、寝て翌日目が覚めても絶望しない!
四川風激辛煮込み、これはまあ赤い油に野菜と肉とスパイスの粉が溺れている料理ですが、家でおいしく作ることができるのかしら。
【臓器たち】
・今回は小さめにカットで。
・数度茹でて洗う。「大丈夫なんじゃないかな」と思ってた、一応茹でとくか程度の気持ちでやったら湯に沈めた瞬間臭すぎて息止まった死んだ。2回やったけど絶対もっとやってよかった臭すぎ。無理。おかしい。
【油に沈める】
・生姜、大蒜、赤唐辛子、花椒
弱火でちりちりして香りが立ってきたら、
・豆もやし(54円)、ねぎ、鍋肌から醤油たらたら。
お野菜はお好みだと思うけれど、うんと辛いのがいいから、ナスとか青梗菜とか白菜はやめたい。しみしみ大根もやだ。いんげん、セロリ、たけのこ、ピーマン、椎茸あたり入れてみたい。あとはじゃがいもとかかしら。
サクッと炒めて(野菜によっては下茹でしておいたほうがいいのとそうでないのがある。もやしとねぎだけだから私はめちゃくちゃ急いだ。お肉だけしっかり茹でておけばよかったー!)、
・中華スープ(なんでもいい。私は茅乃舎鶏ガラ)、青唐辛子追加、茹でてた臓物
野菜が煮えすぎないうちに調整して、味がちょうど良くなったら、
・最後に辣油的なやつをじゃっとかけて完成。
※【自家製辣油の作り方、Tiktokで大好きなあんねこちゃんの動画から】①油にネギ(捨てるから青い部分だけでもOK)、生姜(クソデカカットでOK)、玉ねぎ(クソデカカットでOK)、花椒、シナモン、八角、ローリエを入れて熱する。弱火でチリチリする。結構焦げ寸前ってくらいずっとやってたから、煮込みをやってる隣で並行してチリチリするか、最初に仕込んでおくのがベスト。
これを、②「白ごま、ナッツ(なんでもOKなくてもOK)、赤唐辛子(パウダーとか形あるものとかざっくり好きなもの好きなだけ)をごま油で和えておいたもの」にじゃっとかけて完成。この料理は2回もじゃっとかけて完成という行程があって、じゃっとかけて完成レシピが得意な私は大歓喜でした。ちなみに辣油は、結局唐辛子が足りない気がして追加した。乾燥のホールをハサミで刻んだのと、パウダー。
最近辛味耐性がえぐい上昇してしまい、ある程度唐辛子をバクバク食べても大丈夫になってしまった。生だと「オウ」とはなるけれど、それでも昔ほどしんどくなくなった。
そんなんだから、この煮込みも「たぶんかなり辛味があるが、(もっと青唐辛子と辣油両方を増やしても)全然平気な気がする」と思いながらいただいた。
茹でこぼす過程であまりの臭さに絶望と不安を覚えたが、茹でこぼしと致死量の香辛料のおかげか、内臓的な意味でも、羊的な意味でも、臭みはまったくなし。
タンでシチューをしたときのように(これは後日の記事で)、野菜と一緒に死ぬほど煮込んだわけでもないため、他の具材やスープに”羊”は染み込まない。
でも、肝心の羊もつ自体はめっちゃ羊の味と香りがして、嫌いなやつは嫌いだが好きなやつは好きだろう、つまり超好きだった。
作りおいた自家製辣油が残っているから、またこの煮込みをやりたい!
せっかくだから、普通の牛肉とかよりは、臭みのある内臓に香辛料をぶつけたいけれど…
この感じ、カレイ?などのするん、とした魚を竜田揚げぽくしたのを煮てみたいとも思うし、っていうか豚トロも美味しそうだし、うーんでもやっぱり牛肉の細かいお肉を片栗粉つけて茹でておいたのを投入してもいいのかもしれない…などなど…。
その前に、舌は平気でも胃腸はガンガンに唐辛子に殴られておりもしかしたらもう死んでいるのかもしれないから、やさしいなにかで労ってあげたいと思いました。
この記事の最初が「胃腸には胃腸を」なのが恥ずかしいです。おやすみなさい。
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