永久保存マトンカレー

意外。たぶんnoteにまとめていないから、ずっと冷蔵庫に汚いメモ書きが残ったままだったのだ。

インドカレー屋さんに行くと、南北インド問わず、必ずマトンを選んでしまう。羊好きだし。辛いし。逆に、バターチキンとかは滅多にやらない。あの甘口をやるとしたら、絶対シーフードカレーを注文する。

マトン、においが強いお肉だから香辛料をたっぷり使う、というのもあるだろうけれど、やっぱり香辛料との相性…相性感？がだいすき。んで、ラムじゃなくて、臭みが強くてかたい方。ラブ…。

たっぷり贅沢にクミン、そしておそるべき激辛でおねがいします。

【マトン】

1キロ1300円前後の冷凍パックを使う。ハナマサのラムが高いと感じる日が来るなんて思いもよらない、ハラルショップすげえ。

そう、ラムでなくてマトンなのです。色々な部位が売っていて、骨つきだったり、骨なしだったり。

何種類か試して、どれもおいしかったけれど、骨つきはマストで。シャンク？スネ肉が安いので、最近はそれを選んでいる。少し脂が出るけれど、捨てればいい。

このお肉を他の食材とスパイスで漬け込んで、それを火にかければできあがる。らくちん。

【大蒜２片】【生姜致死量】【青唐辛子致死未遂量】【塩まぶす感じで】

【チリパウダー】【クミン（ホールでもパウダーでも）】【ターメリック】【カルダモンパウダー…最近使い切ってホールにしてる】【シナモンパウダー】【クローヴホール】

【玉ねぎ１個】【トマト４個】

たまにこれにココナツミルクとかヨーグルトも足す。

やらなくてもいい。マイルド感が減ってより鋭いカレーになるイメージ。

これを、お肉にしっかりまぶして、揉み込んで、きれいに和える。長く漬け込まないこともあるけれど、一晩は置いておきたい。

この一晩って、どのくらいなんだろうね。基本的に深夜に調理を初めて夜中の３時くらいに漬け込み開始することが多いので、私はよくわからない。

「寝てる間」なら６〜8時間なのかなあ。

時間がなければ6時間、あれば12時間〜1日置くこともあります。私はね。

【煮込む】

面倒なので100〜120度のオーブンでひたすら火入れ。

これは無水鍋を使う。しっかり蓋をして、蒸し焼き的なイメージ。煮てるんだけど。

鍋は、取っ手とか蓋が燃えなそうだったら多分大丈夫で、無水鍋とか、ル・クルーゼとかそういうの。ようわからん。

無水鍋やオーブンを持たない者は2時間火にかけて30分消すを死ぬまで繰り返す地獄に落ちろ。

オーブン天国の者は、3時間後、ピーマン（半分に割ったのを横に半分、くらいでOK）を鍋に追加して、さらに90分〜3時間。

むちゃくちゃな時間の振り幅ですが、私は肉をつんつんしてやわらかくなるまでやるつもりで取り掛かって、お腹が空いたらやめて食べ始める、という感じです。

私が暇なせいと、下手にのんびりしたフレンチの調理を眺めていたせいで、煮込み時間に対する意識調査の外れ値となっていることに最近気がついた。

1時間、短い。3時間、納得。5時間、気合い入る。それ以上、ちょっとしんどい。

漬け込みはもうちょっと面倒だと思う。48時間もやる気になりません。こないだスモークサーモンやろうとしたんだけれど、もうほんと死ぬかとこの話は次回。

で、オーブンから取り出したあと、オーブンを持たない者が集められる地獄に合流して、軽く火にかけて、青唐辛子をさらに追加する。ここで追加するから、先ほどの分量は致死量ではなく、未遂。

激辛でいけ！って感じなら、ホールチリを加えてもいいと思う。味見をして、味がするまでお塩して、物足りないスパイスも足すといい。

私はけっこう、ホールチリ、クミン、カルダモンを追加しがち。

これで完成です。お米なくてもビールで十分。いただきます。

先日両親に送りました。このマトンカレーと、グリーンカレーと、岩ハンバーグだとか、冷凍庫のものたくさん。

マトンカレー、5辛やね、との評価。お強いですこと。

文句ばかりの父も、美味しいと言ってくれたそうで嬉しい。