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鳳虹庵日記 76


2012年10月23日

賀茂川源流

城崎からの帰り、
京都のとあるお寺に寄ってきました。
そこは、山奥の修行場だったところで、
役小角が開いたところです。

京都の観光ガイドにはよく掲載されているので、
開かれた場所ではありますが、
信仰の場です。

歌舞伎の十八番「鳴神」の舞台となった場所で、
龍神にまつわる場所です。
岩屋があり、そこが賀茂川の源流だと言われています。

すなわち、その水源は京都の命の元でもあるわけです。


訪れる人の誰もが、特別な場所だと感じると思います。
怖いと思う人もいると思います。
厳しさを感じる人もいると思います。
龍を感じる人もいると思います。
それほどエネルギーの高い場所だと思います。
山門を潜った瞬間、それを体感しました。
僕はなんだかそこに来て嬉しい気持ちになりました。

ただ、このエネルギーは、どちらかと言うと陰のエネルギーと感じました。
誤解しないでほしいのですが、陰が悪いという意味ではありません。
それは、陽に対するエネルギーの質の話です。
男が陽で女が陰。
だからと言って女が悪いわけではありません。
日が陽なら水は陰です。

或いは陰が陽に転じている場所かもしれません。
だから、女人にも開かれたのかもしれません。
ここは、女人大峰、又は元大峯の名も持つと聞きました。


自分の作業をしている人にとっては、大きな力になると思いますが、
僕も含めて、そのエネルギーを生かせる人はあまりいないと思います。
場合によっては、逆の方向に使ってしまうかもしれませんね。

ここは、観光地ではなく明らかに修行の場です。
もし、興味あればそれぞれの縁で伺われると良いと思います。
しかしながら僕は、あえて今回、その地の名前は伏せておきます。
この日記にはいくつかのキーワードを含めておいたので、
それで検索すればすぐにヒットすると思います。

僕は、もう必要性がないなら訪れることはないと思いますが、
愛想の良いオバちゃんと賢いワンコが出迎えてくれると思います。
市バスも廃止された山奥ですが、良い所です。

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