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鳳虹庵日記 46

2012年03月21日

牛と昴

牛の神、太陽の牡牛を意識しだしたのは、京都北山巡礼からですが、
そのナガレは、三河でも続いていました。

しかしながら、なぜ牛が太陽神なのかわからなかったのですが、
この太陽は、私達の太陽系の太陽ではなく、
他の太陽、それもプレアデスではないのかと気付きました。
プレアデス、日本では昴と呼びますが、その星団は牡牛座の一部です。

このプレアデスは、様々な古代文明で重要視されてきました。

昴は、統べるからきており、御統(ミスマル)と言うように玉が連なっている様です。
御統の珠は、天照大御神がスサノオとの誓約の時に差し出した珠飾りです。
昴は、アマテラスの持ち物でもあるようです。

夜空に輝く星々のほとんどが自ら光を放つ恒星だと思いますが、
それらは、すべて質から言うと太陽と呼べると思います。
古代人は、その事を知っていたかは解かりませんが、
あれほど高度な天文知識を持っていた文明ならば、
星神の質は太陽神と捉えていても不思議ではないと思います。

特に昴ことプレアデスは各地に伝説を残す位、注目されています。
興味深いサイトを見つけました。
昴ミステリーと言います。

昴というとどうも女神のイメージがついてきます。
それは、天女伝説に繋がっているからです。
少し前に、余呉や丹後そして三河でも・・・
天女伝説は、しばらく随分と付いて回りました。

丹後の伝説では、この天女が豊受大神であり、
伊勢の外宮の神となっています。
また、豊受大神は天御中主神であり、国常立大神でもあると言います。
この国常立大神が艮の金神だといわれているようですから、
昴の女神とも繋がっていくかもしれません。

昴は、牡牛座の肩の部分に位置します。

牛と昴

これは、星座全体の右上のあたりですが、
右上といえば方角でいうと東北ですが、
これを丑寅につなげるのは強引かもしれませんね。
星の位置はかわりますもんね・・・


上記のサイトによると昴は古代では七星と数えられていたようです。
今、我々は昴と言えば六星ですね。
あとの一星が、地上に取り残された天女だということです。
別の伝説では、天女の変わりに白鳥になる話があります。
この天女或いは、白鳥伝説は世界各地にあるようです。

星は、流れ星として地上に落ち、
この隕石を使って鉄製の剣を打ったそうです。
白鳥伝説は産鉄とも関わっているようです。
ヤマトタケルの征討も鉄の制覇に関わりがあるようです。


鉄で有名なのは、ヒッタイトですが、
ヒッタイトとは英語読みした読みで、
実はハッティと言うようです。
これを秦氏と繋げる人もいます。

やはりこのあたりを突き詰めてきくと、
ルーツはオリエントやシュメール、バビロニアに繋がっていきそうです。
日本とユダヤを繋げる話は有名ですが、
その祖、アブラハムはセム系ですが、シュメール文化圏に生きており、
その妻サラは、シュメール人だと言います。

シュメールというのは、本当はスメルと読みますが、
皇(スメラ)と混同しないがために、スメールと伸ばして表記したそうです。


シュメールやバビロニアの神は、太陽の牛神を最高神としていました。
それが、バール神であり、マルドゥークです。


さて、天神さんといえば菅原道真ですが、
これは雷神ともされています。
マルドゥークなどの武器は雷です。
太陽の牛神と雷の関わりは深いです。
天神さんの元は、案外太陽神かもしれません。

天神とサクヤ神がよくセットで見られるのも、
マルドゥークとその妻神に繋がるのかも・・・と妄想してしまいます。


とにかく、今の僕の頭には、
プレアデスの太陽から発する光が、
それがミロクの光であり、観音の慈悲の光であり、
遍く照らす真のアマテラスであり、影をつくらない光。
また、封じられた艮神であるのでは・・・
そんなことが渦巻いております。
プレアデス=艮神とは言い切るつもりはありませんが、
繋がりは深いと思っています。
何かの影響で繋がっていると思います。


牡牛座や昴は冬の星座の代名詞です。
冬に輝く星座・・・
マヤの暦が、2012年の冬で終わるのが気になるところです。
但し、これは世の終わりではないと僕は確信しております。
それがミロクの世の始まりだと考えているからです。

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