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鳳虹庵日記 4

2011年11月23日

再び555の山へ

数日前の朝、目覚めた瞬間に伊勢へ行く計画が頭によぎりました。
僕は、毎年2回程伊勢へお参りに行くのですが、今年はもう行くつもりはなく、来年で良いと思っていたのですが、なんとなく、呼んでますか・・・という感じになりました。
行き先としては伊勢神宮ではなくて、朝熊山と天の岩戸でした。
気になるところでしたが、来年神宮参拝に絡めて行けばよいと思っていました。

でも、もう少し様子を見るつもりでいると、
翌日の夢の中で、何度も水に関する夢を見ました。
夜中に何度か目が覚めて、その都度水に関する夢を見たのです。
これは、水姫様が呼んでいるのか・・・
しかし、どこへ?
伊勢ですか?

更に、行き先が確定するまで保留にしていたのですが、それ以後、伊勢が頭から離れません。
伊勢の水姫が呼んでるのか・・・

なんとなく、急いでる印象を受けたのですが、
日曜日に地元の巡礼をこなしていたので、勤労感謝の日は、体を休めたいというのと、
週間天気予報では、この日だけ雨だったので、
週末でよいかな・・・と思っていました。

それでも、伊勢への思いは強く頭に残り、
もし、天気良ければ行ってみるかという気持ちと、
何があってもこの日にという気持ちが芽生えていました。

結果、天気は問題なく、
というか、気は進まないものの、体は前向きになっていたので、
これは、行くのだな・・・と覚悟はしていました。

行き先は、伊勢内宮の奥の宮と呼ばれた朝熊山です。
今年の夏に一度行っています。
朝熊山・・・そして大麻比古神社に続く道・・・の旅

実は、今年3回目なのですが、初めて訪れる神社へ向かいました。
現在は、八大龍王社が建っていますが、昔はここに朝熊神社があったそうです。
八大龍王社の本殿の横に池があるのですが、この池がポイントのような気がしました。
何もないところでしたが、手を合わせました。


この後、もう一つのポイント、
磯部にある、天の岩戸へ向かいました。

ここは、洞窟から水が湧き出ており、
その水は、日本名水百選にも選ばれており、神路川と呼ばれる川は
昔、「裏の五十鈴川」と呼ばれていたそうです。
とても、気持ちの良いところでした。

僕が行くと、グループがバーベキューをされていた様子で、
そろそろお開きとなり後片付けをされていました。
僕は、山の中で少し佇み、
しばらくして、帰り道を歩いていると、
おじさんが、
「お餅もらいましたか?」
と声を掛けてくれたので、
「いえ、僕はただの観光客ですから・・・」
と答えたものの、どうぞと、
お餅をいただきました。

「今日は何かあったのですか?」と尋ねると
年に1回の例祭だというのです。
「もう1時間早く着てたら、サンマの暴れ喰いがあったのに・・・」
と言ってもらったのですが、お餅が嬉しいかったので、
「これで充分です。」とお礼を言いました。

おじさんは、
「遠いところ、ご苦労様でした。」
と言ってくれたのですが、
その口を語っているのは、どなたですか?
という感じを受けました。

とにかく、お餅をいただけたので、
今回の巡礼も成功だと受け取っておきました。
まさか、お祭りの日とは思いもよりませんでしたが、
やはり、今日に行けて良かったです。

天岩戸神社


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