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鳳虹庵日記 26

2012年01月18日

椿の神様、黄泉の神・・・

久しぶりに手元に戻ってきた「夜叉鴉」
せっかく なので、手にとってみました。
もう紙面も端が黄色く変色しています。

もう、ストーリーも殆ど忘れていました。
青年漫画なので、描写が比較的ドギツイですが、
その内容は、生者と死者のせめぎ合いの話で、
その根幹は、黄泉でのイザナギとイザナミの諍いにありました。
なんか、今のナガレに妙にリンクしているのです。。。


話は変わりますが、京都巡礼の前日、
Qちゃんと春日大社に行ったのは、
春日の神を確認しに行ったのです。
一つは、Qちゃんの守護神?かな・・・
タケミカズチにご挨拶するためです。
それが神様カードに現われたのと、彼女はいままで、雷と縁があり、
天神祭の日に生まれているので、雷神を求めて行ってきました。
これが、彼女を守護している(?)ラマ教かなんだかの坊様と関わりがあるのでは・・・
というのと、
(あまりぼくは理解していないのですが・・・)

春日大社にトート神がいる。
というので、確認しに行ったのです。
その社は、椿本神社でした。
祭神は、隼明神、角振大神です。
角振大神は、ホホデミ山幸彦の兄、ホスセリ海幸彦の御子神です。
海幸彦は、隼人族の祖神で、これも隼神と呼ばれています。

トートは同じ鳥でもトキで隼ではありませんが、
トートが十十(トト)なら、合わせて米になり、
トートを意識したのも今のナガレからすると意味があるかもしれません。

余談ですが、京都に隼神社というのがあります。
祭神は、 建甕槌神 (タケミカズチノカミ)で春日大社の祭神と同じです。
その元社は、奈良の隼神社で、
祭神は、 隼総別命 (ハヤブサワケノカミ)すなわち角振大神です。
結局、隼の神なんでしょうね。

もう一つ余談ですが、京都の隼神社は、今は少し位置が変わっていますが、
平安京を人間の体に見立てた場合、その中心の心臓部にあたると聞いたことがあります。
そして、僕は、その平安京を囲む大地も人間の体に対応しており、
その頭は船岡山で、心臓部は神泉苑だと考えております。
だから、朱雀大路は背骨です。
その姿は、メキシコのティオティワカンに似ていると感じます。


さて、春日大社は水星のロゴス、ヘルメス・トート神ではなく、
火星のロゴスを感じたようです。

そこで、再度椿本神社の近くで、
(椿本神社は、本殿敷地内にあるため、近寄れませんでした。)
Qちゃんは感覚をシンクロさせると、
出てきたのは・・・
「唾から生まれた神様」
だということでした!

椿から、唾きなんでしょうが・・・
実際は、どうかは知りませんが、
その時、唾から生まれた神の名が出てきませんでしたが、
なんか、そんな神様いたな・・・と後で調べると、
黄泉で、イザナミと争ったイザナギの吐いた唾から生まれた神がいて、
名を速玉之男神といいます。
この神は、熊野新宮の神様です。
速玉之男神のあと、掃きはらって生まれたのが事解之男神(コトサカノオノカミ)です。
この二柱は、熊野の神様です。
また、熊野には、イザナミの墓といわれる花窟神社があります。


椿の神といえば、一般的なのは、椿大神社の猿田彦大神でしょうか・・・
猿田彦大神の遣いが、カエルなのは、
猿田彦大神もまた、比良夫貝に挟まれて溺れ死んだ後、甦ったという話があり、
ヨミカエルからきているそうです。
猿田彦大神は、太陽神なので、夕日が海に沈んでも、
また、朝日となって登ってくるからなんでしょうね。
しかし、ここでもまた比良の文字が見えるのが興味深いですね。


さあ、いろいろなものがだんだんと繋がってきました。
トートは、新しい世界を目覚めさせるための役を担っている神様です。
トートは、言葉によって世界を創造する神様、ロゴス(言)です。
事解之男神は、コトサカの神であり、
一言主神もまた、事離(コトサカ)之神というのも気になります。
いずれも口から出てくるロゴスを使う神なのだと思います。

トートは、楽器の開発者です。
京都巡礼には、白雲神社の琵琶の妙音弁才天へお参りしました。
僕達がライアーを奏でるのも意味がありそうです。

トートは、ヘルメス・トリスメギストスと同一視されています。
三重のヘルメス神。
この週末は、三重の神、住吉三神の大社へ巡礼へ我等は向かいます。

トートは、十十なら、米を表し、
それは八光。
八方に広がる光は、新しい世界を照らす光となるのだろうか。
遍く照らす光と・・・

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