散財日記 2022-09

9月20日(火)

12月に氷点下のシカゴとかいう、拷問のような出張を入れられそうになっている。本当に勘弁してほしいし、もはやカッコいいダウンのコートを買うしかない。

コート愛については過去のnoteでも散々書いているが、コートはワンピースを着るのと同じで、羽織った時のシルエットの全体感が素敵なものじゃないと絶対に買う気がしない。特に大事なのは腰から下のラインと丈で、スカートが中途半端にはみ出てしまうとかありえない。コートは防寒着ではあるけど、決して機能を優先するのではないものだと思う。

なので、基本的にダウンのコートには全くそそられない。週末の子供のスポーツ観戦のために1着持っているだけで、会社に着て行くのは、大雪の日にビル周辺の雪かきを命ぜられた時くらいだ。

しかし2年ほど前のPreciousで、これなら仕事の場で着るのにも、ギリギリ許容範囲だなと思えるエレガントなダウンを見つけた。

WoolrichのKeystone

アーカイヴが残ってないのが残念だけど(写真はインスタから)大政絢がお召しになっている立ち姿が、それはそれは息を飲む美しさだったんですよ。お前が着ても、そうはならんだろ…ってやかましいわ!

何がいいって、ダウン特有のステッチがないので、表面がスムースで見た目がスッキリしてるのと、顔まわりのファーが毛並みのいいSAGAフォックスで、一見地味な同系色なのも、シックかつゴージャスに仕上がっている。

おまけにこの凄まじい円安の中で、去年から価格が据置かれているのは、さすが業績も株価も好調なゴールドウインと唸る。当社の重要取引先でもあるし、敬意をこめてタマタカで正札で買い、きちんと売上貢献をしてこようではないか。かつて、この会社と仕事してた時は、株価200円とかだったんだよねぇ(遠い目


9月19日(月)

散財日記にしょっちゅう登場する、わたしが心酔するMadisonblueが、最近おかしなことになっている。

去年までは、シーズンごとに発売される品数は少数精鋭のラインアップで、セールも行わずにに売り切る戦略だったのが、何故か今年のSSから、今だかつてないハイペースで新商品がドバドバと発売されるわ、月に2回、過去のアーカイヴ商品が毎回10点ずつほどオンラインに追加されるわで、すっかりMadisonblueジャンキーと化してしまった。

ここの服は、写真や吊るしではイマイチその良さが表現しきれないが、着てしまったが最後感が本当にすごくて(語彙)、似たようなシャツやスカートを、素材や色違いで片っ端から #考えるな買え を繰り返してしまう。なぜなのか。

今季はベーシックなもの以外にも、遊び心やヒネリのある商品がたくさんあって、金曜日にカーゴリメイクスカートという、大好物のカーゴパンツをスカートに縫い直したという手の込んだやつを買ったばかりだ。スカートを試着しながら、今年はグレーのフランネルスカートとかも欲しいわねえとか思っていたら、翌日土曜日にはアーカイブ商品でそれが投入されて、当然ながらポチった。エスパーなのかな?

つい先週まで、今年のAWはそんなに欲しいものないわー、と思っていたけど、今日峰ちゃんが猛烈な散財をしたせいで、リチャホとわたしにもすっかり物欲が伝染した。ようやくエンジン全開だ。

もはや感染症と同様、かかってしまったものは仕方ない。対処療法として、埼玉の地主の金言を胸に、みんなで明日からの株式市場を迎え撃つしかない。


9月17日(土)

かぶりのフード付パーカー(フーディ?)に目がない。 

違うデザインや色のを買い足しては、mawaのハンガーに吊しで掛けているので、10着以上のコレクションとなった最近は、ダンナのスーツエリアまでわたしのパーカー達が侵食していて、ものすごく迷惑がられている。

パーカーの銘品と言えば、なんと言ってもLOOPWHEELER。和歌山に何台かしかないという吊り編み機で編まれた、縫い目のないシームレスな筒状のパーカーは、たいそう着心地がよく、グレーと黒のを愛用している。

https://www.e-begin.jp/feature/162883/

LOOPWHEELERはユニセックスだが、最近はDressteriorやDrawerなどのブランドからもレディースの吊り編みスウェットやパーカーが発売されていて、先日買ったMadisonblueのスウェットは身幅、丈、首の空き具合と全てがパーフェクトだった。

売り切れになる前に、絶対に白のパーカーも買いたいと思っていたところだったが、今日、思わぬところから、刺客が現れた

森拓馬先生デザイン、めっちゃカッコええやん!と、どこに着て行くかなどお構いなしに、気がつけばSUZURIのカートに入れて、そのままチェックアウトしていた。16桁のクレジットカード番号を誦んじれるわたしに、怖いものはない。

これを着るチャンスが仮に板橋総会だけだとしても、値段はMadisonblueの1/10。Madisonを買ったと思えば、実質0円だ。実にいい買物をした。

ところが、しばらくして、競馬(と株)の負けをSUZURIの売上で補填しようという、商魂たくましいインチキ堂オーナーから

との通知がDMに投げられ、ロゴが全面に来るのは、やっぱちょっとはずかしいよねと言わんばかりに、バックプリントの商品が後出しで投入されるという、大インチキが発生した。

確かに、一見、電脳競馬集団の一味とはバレにくいバックプリントの方が日常的に登板回数が増えるかもしれない。ということで、気がつけば2枚目も購入していた。ばかなのかな。

1枚目は、用地という出口を見つけたので、太郎のベビーカーの防寒にでもしてもらおう。きっと、あったかいよ。

飛ぶように売れているというグッズの収益は、オーナーが局面を変えるのに、役立ててもらえれば何よりだ。