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yaam
一人暮らし中のレシピ
佐野洋子さんのエッセイに、魚の汁が余ったのでおからを買ってきて作ったら大量にできたのでコロッケにした、という話があった。
早速真似をした。
そう。これは余りものがそのまま生かされるという、しりとりレシピなのだ。一人暮らしを初めてしたとき、私はこの、しりとりレシピにはまり、いろいろと、ときにはちょっと強引に挑戦した。
よくあるのは、 肉じゃが → カレー であろう。具材が同じなのでできるメニューである。私はルーを使わなかったので、これはやらなかった。
シチューはグラタンになる。といってもチーズを加えて焼くだけであるが。
うどんやそばといったものの汁はそのままとっておいて利用される。しょう油を使わずにうどんを作ったときは、その後ワインを加えたうどんに変身した。なかなかの絶品であったが、あの味は二度とは再現できなかった。
キーワードは有効利用だ。余ったものがそのまま使える。それこそが喜びである。
味は・・・アタリもあるが、ちょっと他人の口には入れられないようなものもあった。でもいいのだ。一人暮らしの醍醐味は、いい加減なものを作っても、自分の責任で食べ、それで済ませてよいというところにあるのだから。
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